石川善樹

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石川 善樹(いしかわ よしき、1981年2月27日 - )は、東京都出身の予防医学研究者、医学博士[1]。株式会社キャンサースキャンのイノベーションディレクター[2]。株式会社Campus for H共同創業者。専門分野は、予防医学、行動科学計算創造学概念工学など。

来歴[編集]

広島県生まれ、東京都育ち。筑波大学附属駒場高等学校東京大学医学部健康科学・看護学科卒業後、ヘルスケア系コンサルティング会社に勤務。ハーバード大学公衆衛生大学院修士課程を経て、自治医科大学より博士号取得[3]。現在は主に「人がよりよく生きる(Well-being)とは何か」をテーマとして、企業や大学と学際的研究を行っている。

書籍[編集]

著書[編集]

  • 『友だちの数で寿命はきまる 人との「つながり」が最高の健康法』(2014年11月、マガジンハウス
  • 『最後のダイエット』(2015年6月、マガジンハウス)
  • 『疲れない脳をつくる生活習慣』(2016年1月、プレジデント社)のち三笠書房・知的生きかた文庫
  • 『仕事はうかつに始めるな』(2017年2月、プレジデント社)
  • 『問い続ける力』(2019年4月、ちくま新書
  • 『フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略』ニューズピックス, 2020.4
  • 『考え続ける力』ちくま新書 2020.5

共著[編集]

  • 『たす』(コドモエのえほん)(2017年7月、白泉社) - 石川理沙子中川貴雄との共著
  • 『仕事力をアップする はじめての「フロー」入門』(2018年1月、ピースオブケイク) - 西本真寛との共著
  • 『感情は、すぐに脳をジャックする』佐渡島庸平共著, 羽賀翔一 画. 学研プラス, 2021.12
  • 『むかしむかしあるところにウェルビーイングがありました 日本文化から読み解く幸せのカタチ』吉田尚記共著. KADOKAWA, 2022.1

論文[編集]

  • 行動医学コアカリキュラム作成ワーキンググループ, 中尾睦宏, 中山健夫, 端詰勝敬, 吉内一浩, 堤明純, 石川善樹, 乾明夫, 井上茂, 島津明人, 諏訪茂樹, 津田彰, 坪井康次「医学部卒業時に求められる行動科学に関するコンピテンシー:―デルファイ法による調査結果―」『行動医学研究』第20巻第2号、日本行動医学会、2014年、63-68頁、doi:10.11331/jjbm.20.63ISSN 1341-6790NAID 130004709227 
  • 石川善樹「行動変容テクニックの標準化に関する国際的な動向について」『行動医学研究』第20巻第2号、日本行動医学会、2014年、41-46頁、doi:10.11331/jjbm.20.41ISSN 1341-6790NAID 130004709230 
  • 網谷真理恵, 中尾睦宏, 中山健夫, 端詰勝敬, 吉内一浩, 石川善樹, 乾明夫, 井上茂, 島津明人, 諏訪茂樹, 津田彰, 堤明純, 坪井康次「医学部教育における行動科学カリキュラムの提案」『医学教育』第46巻第1号、日本医学教育学会、2015年、37-40頁、doi:10.11307/mededjapan.46.1_37ISSN 0386-9644NAID 130005397312 

脚注[編集]

  1. ^ reseachmap
  2. ^ 友達、彼女がいない人は早死にしやすい”. 日刊SPA! (2013年8月23日). 2014年7月19日閲覧。
  3. ^ 石川善樹「乳がん検診のアドヒアランス向上に関する研究:ランダム化比較対照試験」自治医科大学 博士論文(医学)、乙第675号、2014年、NAID 500000980727 

外部リンク[編集]