石垣島ラー油

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石垣島ラー油

石垣島ラー油(いしがきじまラーゆ、愛称石ラー(いしラー))は、沖縄県石垣市石垣島のみで製造されている、具材を食べるタイプのラー油(辣油)である。2000年(平成12年)に販売が開始された。

概要[編集]

石垣島在住の夫婦(夫は中国陝西省西安出身[1]の辺銀暁峰、妻は東京都出身の愛理)が、具材を食べるタイプのラー油を開発し、2000年(平成12年)、石垣島にて開催されたイベントで販売したのが始まりである(ただし、具の入ったラー油そのものは中国にて古くから存在している)。以来、好評を博し、石垣島にてその夫婦が営む店で作られることとなった。

販売は、石垣市内にある石垣島ラー油工房、わしたショップ、日本各地の小売店[2]での小売りのほか、日本全国向けに通信販売が行われている。日本全国に愛好者がいるが、生産量と販売店の少なさから「幻のラー油」とも呼ばれている[3][4]

本品が登場して以降、八重山諸島では黒米といった郷土の特産品が次々と商品化された。八重山諸島を含む沖縄の特産品業界が、支持を集める石垣島ラー油に刺激を受けて活性化している。また、本品が人気を博したことがきっかけとなって、ラー油市場が2000年代中盤以降に規模拡大傾向となっている[5]

また妻・愛理さんの著書『ペンギン夫婦がつくった石垣島ラー油のはなし』を原案とした映画『ペンギン夫婦の作りかた』が2012年に公開され、石垣島ラー油の誕生などが描かれている。

特徴[編集]

唐辛子、石垣の塩、島唐辛子、ピパーチ(島コショウ・和名はヒハツモドキ)、春秋ウコン黒砂糖ニンニク白胡麻黒豆山椒植物油を原材料とする。

辛味を抑えたまろやかな味と、一般的なラー油とは違って多くの具材が沈殿している点、その具料を食材として使う点などが特徴的である。

関連商品[編集]

2010年7月12日には、ペンギン食堂が監修した「ポテトチップス 石垣島ラー油味」がカルビーからコンビニエンスストア限定で発売された[6]。これは、石垣島ラー油を使用したものではなく、石垣島ラー油に含まれる島唐辛子、石垣の塩、ピパーチ、ウコン、黒砂糖、ニンニク、ごま、山椒、味噌、オリーブオイルの10種類の素材を使用して、石垣島ラー油の味を再現しつつ、ポテトチップスに合うように調整したものである。

書籍[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 『BRUTUS』 No.619 FOOD TRENDS 2007-2008 最新・食のトレンド番付発表!
  2. ^ 石垣島ラー油 小売店 - ペンギン食堂(2010年11月29日時点のアーカイブ
  3. ^ 夕感!:石垣島「幻のラー油」/ 卵かけご飯専用しょうゆ このご時世「内食」でしょ 毎日jp・毎日新聞西部夕刊 2010年3月9日(2010年3月29日時点のアーカイブ
  4. ^ 調味料:石垣島ラー油や卵専用しょうゆ人気 「内食」影響 毎日jp・毎日新聞 2010年3月9日(2010年5月2日時点のアーカイブ
  5. ^ 話題の「食べるラー油」を徹底比較〔1〕 日経ウーマンオンライン 2010年4月13日
  6. ^ ポテトチップス 石垣島ラー油味(ニュースリリース) - カルビー株式会社

外部リンク[編集]