石和温泉郷

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石和温泉郷内にある石和温泉の旅館。

石和温泉郷(いさわおんせんきょう)は、山梨県笛吹市(旧国甲斐国)の石和地域および春日居地域に位置する3つの温泉の総称(温泉郷)である。

郷内の温泉[編集]

なお、同じ春日居地区にある春日居温泉と日の出温泉を併せて春日居温泉郷(かすがいおんせんきょう)と呼ばれている[1]
石和温泉郷の位置関係を記入した空中写真。旧石和町、旧春日居町の境界線を黄色いラインで示した。(1975年撮影の2枚より合成作成)国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

概要[編集]

石和温泉郷で最初に開湯したのは日の出温泉で、1909年明治42年)まで遡る。既に中央本線が開通し、石和駅(現在の石和温泉駅)も開業していたが、日の出温泉は一軒宿と規模が小さく、知られざる存在であった。

転機が訪れたのは高度成長時代1961年昭和36年)で、駅南側で温泉を掘削した所突如として大量の温泉が噴出し、「青空温泉」としてマスメディアに紹介されたことで一気に知名度が向上する[2]。その後石和地区、さらには春日居地区でも掘削が始まり、1964年昭和39年)には春日居地区でも大量の温泉が湧き出るようになる。これを機に石和・春日居地区とも温泉街が作られ、それまで信玄の隠し湯として知られていた甲府市湯村温泉を凌ぐ山梨県最大規模の温泉郷となり、現在に至る。

特徴[編集]

石和温泉郷は保養温泉や歓楽温泉としても発展した温泉郷である。

保養温泉として

石和温泉が湧出して間もない1964年(昭和39年)に石和温泉病院が開院。当時としては珍しいリハビリテーション科のある病院であり、現在病床数は205床となっている。その後春日居温泉にも山梨リハビリテーション病院1969年(昭和44年)開院、病床数135床)、富士温泉病院1977年(昭和52年)開院、病床数205床)と春日居サイバーナイフ・リハビリ病院1978年(昭和53年)開院、病床数200床)などが建てられ、温泉療法によるリハビリテーションが行われている。(但し国民保養温泉地の指定は受けていない)

歓楽温泉として

団体旅行の需要が多かったことから、石和温泉郷が発展すると共に歓楽街も作られ、宿泊者の盛り場となった。次第に風俗店も進出し、風俗街としての一面も見せるようになる。但し宿泊者および来訪者のニーズの変化により歓楽街および風俗街としては縮小傾向にある。なお、歓楽街は石和温泉側に集中しており、療養機関や住宅の多い春日居温泉側にはあまり見られない。日の出温泉に至っては歓楽的要素は皆無である。

交通アクセス[編集]

鉄道
特急かいじホリデー快速ビューやまなしをはじめとする臨時快速列車の全列車、および一部の特急あずさが停車する。
石和温泉は南側にある近津用水路を東へ進む。
春日居温泉は東側の小松地区と北側の鎮目地区があり、小松地区へは近津用水路をそのまま直進して桜温泉通りを超えたあたり、鎮目地区へは駅東側を通る山梨県道208号沿いを進む。なお、鎮目地区へは春日居町駅のほうが近い場合もあるが、春日居町駅は各駅停車のみで特急や快速は通過する。
日の出温泉は2016年2月12日より開設された北口から国道140号を東側へ進み、松本交差点で北進する。南口から行く場合は駅東側にある石和駅前郵便局を超えた所にある十字路を左折し、そのまま北進する。
高速バス
石和停留所は石和温泉から見てやや東側の山梨県道208号沿いに位置する。また、羽田空港成田空港からの空港連絡バスも当バス停に停車する。
路線バス
自家用車
  • 東京方面から
中央自動車道一宮御坂インターチェンジで降り、国道137号(御坂みち)を北上・国道20号勝沼バイパス)を西進し、笛吹川を超えた所にある「石和橋西交差点」を北上すれば石和温泉駅へたどり着く。
  • 長野・名古屋方面から
中央自動車道甲府昭和インターチェンジで降り、国道20号(甲府バイパス)を東進。笛吹川手前の「石和橋西交差点」を北上する。

脚注[編集]

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