眠るジプシー女

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『眠るジプシー女』
フランス語: La Bohemienne endormie
Henri Rousseau 010.jpg
作者 アンリ・ジュリアン・フェリックス・ルソー
製作年 1897年
種類 油彩、カンヴァス
寸法 129.5 cm × 200.7 cm (51.0 in × 79.0 in)
所蔵 ニューヨーク近代美術館、ニューヨーク

眠るジプシー女』(: La Bohemienne endormie)は、アンリ・ルソーの絵画作品。サイモン・グッゲンハイム夫人寄贈によりニューヨーク近代美術館所蔵。

不毛の砂漠ライオンという特徴的な構図はアカデミック美術の画家ジャン=レオン・ジェロームの作品から影響を受けたものである。ジプシーはルソー自身の投影であり、ライオンは獣たちを庇護する王と解釈されている。

ルソーが故郷の町ラバルに作品を寄贈しようとしたとき彼はこれが風俗画であるとしながら次のように解説した。「マンドリンを弾きながら放浪する黒人女が傍らに壷を置き、疲れ果てて深い眠りについている。1匹のライオンがさまよって来て彼女を見つけるが、食い付かない。月明かりの効果でとても詩的な雰囲気になっている。そしてこの情景はまったく不毛な砂漠で起きているのだ。ジプシーは中近東風の衣装を身に着けている。 」しかし、寄贈は失敗してしまう。町の幹部は当時の一般的な感覚で彼の作品を見ていたためである。当時、ルソーの作品を評価していたのは少数の批評家や画家のみであった。

参考文献[編集]

  • ニューヨーク近代美術館展カタログ、1993年。