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盲獣vs一寸法師

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
盲獣vs一寸法師
Blind Beast vs. Dwarf
監督 石井輝男
脚本 石井輝男
原作 江戸川乱歩
製作総指揮 石井輝男
出演者
音楽
  • 藤野智香
  • 大岡春
撮影 石井輝男
編集
  • 矢口将樹
  • 山下暁子
製作会社 石井輝男プロダクション
配給
公開
上映時間 95分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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『盲獣vs一寸法師』(もうじゅうたいいっすんぼうし)は、2001年(平成13年)製作・2004年(平成16年)3月13日に公開された日本映画[2][注釈 1]。製作は石井プロダクション[1]。監督は石井輝男[1]。上映時間は95分[1]。

かつて石井が監督した『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(1969年、東映)の原作者である江戸川乱歩の小説『盲獣』『 一寸法師』、『踊る一寸法師』を融合させ、石井自身が脚本を書き下ろした[1]。

石井は2005年に死去し、本作品が最後の作品となった。

作品解説

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1991年(平成3年)、ビデオ映画『ザ・ヒットマン 血はバラの匂い』(東映ビデオ)にて映画界に復活した石井輝男は、ともにつげ義春原作の『ゲンセンカン主人』(1993年)『無頼平野』(1995年)の監督を務めた。1998年(平成10年)からは、従来自宅に置かれたハウスプロダクション「石井輝男プロダクション」による製作を開始。『ねじ式』(1998年)、『地獄』(1999年)と低予算映画を連発し、同社が最後に着手した低予算映画が本作である。

劇場公開作ながら、石井作品では初となるデジタルビデオでの撮影が行われた。東宝撮影部出身の石井だが、「撮影技師」としての業務はこれが初となる[3]。照明技師は、『無頼平野』以降の石井作品で手腕を発揮した日活出身のベテラン・野口素胖が務めた。石井をサポートする撮影助手には、同年映画監督デビューする本田隆一の名があり、実際は彼が大部分を撮影したという。

2001年(平成13年)に完成したものの、同年6月24日の第23回ぴあフィルムフェスティバルでの上映以降も、配給元が定まらなかった。完成から3年後となる2004年(平成16年)3月13日、越川道夫率いるスローラーナーとの共同配給体制のもと、「石井輝男プロダクション」が自社配給を行った[注釈 1]。2004年10月29日、クロックワークスから本作のDVDが発売。アメリカ合衆国では2006年(平成18年)8月22日、パニックハウスから『Blind Beast vs. Killer Dwarf』のタイトルで発売された。

あらすじ

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小説家の小林紋三は、浅草レビューのスター水木蘭子の舞台を観に行くが、隣の席に不気味な男がいてそちらが気になってしまう[1]。さらにその帰り道では、頭は大人だが体が子供の“一寸法師”が切り落とされた女の腕を運んでいるところを目撃してしまう[1]。小林は興味本位で調査を始めるが、友人の明智小五郎から水木が失踪したことを知らされる[1]。

キャスト

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スタッフ

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エピソード

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2005年(平成17年)8月12日に死去した石井輝男の遺作となったが、2年前の2003年(平成15年)に公開された山口雄大監督の『地獄甲子園』に脚本協力として、漫☆画太郎、北村龍平らとともに名を連ねている。

2009年(平成21年)、復活当選した田中美絵子議員が「菊地美恵子」名義で本作に出演していたことが発覚。ヌードシーンの存在が物議を醸し、当選前に未公表だったことなど「お騒がせしたこと」について謝罪する騒動となった[4]。

2012年(平成24年)、フィルムによる保存を目的として35ミリに変換、3月31日より銀座シネパトスで初上映される。

主演のリリー・フランキーは脚本を読み、最後まで犯人がわからないことを不思議に思った。近くにいた塚本晋也に相談したが「俺から大先輩には聞けない」と告げられ、自ら監督にたずねると「(推理を)間違える明智小五郎があってもいい」と言われたという。

脚注

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注釈

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  1. 1 2 3 資料によっては、公開日を「2001年12月14日」と記述している[1]。

出典

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  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 日本特撮・幻想映画全集 2005, p. 444, 「2000年代」
  2. ↑ “盲獣VS一寸法師:作品情報・キャスト・あらすじ”. 映画.com. 2025年9月6日閲覧。
  3. ↑ 石井輝男、日本映画データベース。
  4. ↑ 民主の田中美絵子議員が謝罪「厳しい経済状況でいろんなことに挑戦」 産経ニュース 2009年9月15日

参考文献

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  • 『日本特撮・幻想映画全集』朝日ソノラマ、2005年12月30日。ISBN 4-257-03720-2。 

関連書籍

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関連項目

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外部リンク

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