盛り塩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
盛り塩

盛り塩(もりしお、もりじお)とは、三角錐型あるいは円錐型に盛り、玄関先やの中に置く風習である。主に縁起担ぎ厄除け魔除けの意味を持つ。

岩塩などを盛り塩皿に盛り塩固め器などの器具を用いて三角錐や円錐に盛る。敷板が併せて用いられることもある。

日本の盛り塩の風習は奈良平安時代には既にあったとされる。

由来[編集]

日本由来[編集]

盛り塩の由来は神事葬送儀礼から来たのではないかとする見方がある。葬送儀礼では葬式後に塩を撒く風習があり、又神道の方では神棚に盛り塩を供えると言った風習がある為である。これは塩が清浄生命力の更新といった意味合いがあるからである。日本では『古事記』に海水で禊ぎ祓いをした記載があり、これを潮垢離(しおごり)と言う。

以下、盛り塩の意義を大きく二つに分けると、

  • 人寄せの為の縁起担ぎとしての盛り塩
  • 神事・葬送儀礼としてのお清めの塩。又神に捧げる神聖な供え物としての塩

となる。正確な由来は茫漠としており判明としないが、日本においては神事・仏事としての盛り塩から一般に広まった方が穏当と見られ、中国の故事由来説は話の面白さの為に広まったのであろうと学者間で考えられている。唯、神事・仏事のどちらが根本的な由来かは分からず、後代になる程、両者における意味合いが相交渉し、融合する為に、明確には区別ができづらい。

関連項目[編集]

参考文献[編集]