白血病阻止因子

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LIF
LIF Crystal Structure.rsh.png
PDBに登録されている構造
PDB オルソログ検索: PDBe RCSB
識別子
記号 LIF, CDF, DIA, HILDA, MLPLI, leukemia inhibitory factor, interleukin 6 family cytokine
外部ID OMIM: 159540 MGI: 96787 HomoloGene: 1734 GeneCards: LIF
遺伝子座決定 (ヒト)
22番染色体 (ヒト)
染色体 22番染色体 (ヒト)[1]
22番染色体 (ヒト)
LIFの遺伝子座決定
LIFの遺伝子座決定
バンド データ無し 開始点 30,240,447 bp[1]
終点 30,246,851 bp[1]
RNA発現パターン
PBB GE LIF 205266 at fs.png
さらなる参照発現データ
オルソログ
ヒト マウス
Entrez
Ensembl
UniProt
RefSeq
(mRNA)

NM_001257135
NM_002309

NM_001039537
NM_008501

RefSeq
(タンパク質)

NP_001244064
NP_002300

NP_001034626
NP_032527

場所
(UCSC)
Chr 22: 30.24 – 30.25 Mb Chr 22: 4.26 – 4.27 Mb
PubMed検索 [3] [4]
ウィキデータ
閲覧/編集 ヒト 閲覧/編集 マウス

白血病阻止因子(はっけつびょうそしいんし、Leukemia inhibitory factor、略称: LIF)は、細胞分化を阻害することによって細胞の成長に影響を与えるIL-6ファミリーサイトカインの一種である。LIF量が低下した時に、細胞は分化する。

機能[編集]

LIFの名称は、骨髄性白血病細胞の最終分化を誘導し、ゆえに細胞の継続成長を阻止する能力に由来する。その他の性質としては、異なる種類の標的細胞の成長促進や細胞分化、代謝悪液質神経発生胚発生炎症への影響がある。ヒト組み換えLIFは原因不明の不妊症の女性における着床率の改善に役立つかもしれないことが示唆されている[5]

結合/活性[編集]

LIFは、特異的LIF受容体LIFR-α)に結合する。LIFRは、この受容体ファミリーの全てのメンバーに共通の特異的サブユニットであるGP130シグナル伝達サブユニットとヘテロ二量体を形成する。これによって、JAK/STAT(ヤーヌスキナーゼ/シグナルトランスデューサーならびに転写の活性化因子)およびMAPK分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ)カスケードの活性化が起こる[要出典]

発現[編集]

LIFは通常、発生中の胚の栄養外胚葉で発現しており、その受容体LIFRは内部細胞塊の至る所で発現している。胚性幹細胞は胞胚期の内部細胞塊に由来するた、それらを内部細胞塊から取出すとLIFの供給源も取り除かれることになる。

幹細胞培養における使用[編集]

LIFの除去は幹細胞を分化に向かわせるが、それらは増殖能あるいは多能性を維持している。したがって、LIFはマウス胚性幹細胞培養に使用されている。幹細胞を未分化状態に維持する必要があるが、胚性幹細胞の遺伝子操作(特にNanog遺伝子の過剰発現)によってLIF非依存的成長が可能となる。

LIFは大抵、自発的分化を減らすために幹細胞培地に添加される[6][7]

脚注[編集]

  1. ^ a b c GRCh38: Ensembl release 89: ENSG00000128342 - Ensembl, May 2017
  2. ^ a b c GRCm38: Ensembl release 89: ENSMUSG00000034394 - Ensembl, May 2017
  3. ^ "Human PubMed Reference:". 
  4. ^ "Mouse PubMed Reference:". 
  5. ^ Aghajanova, L (2004). “Leukemia inhibitory factor and human embryo implantation”. Annals of the New York Academy of Sciences 1034: 176–83. doi:10.1196/annals.1335.020. PMID 15731310. 
  6. ^ Kawahara Y, Manabe T, Matsumoto M, Kajiume T, Matsumoto M, Yuge L (2009). Zwaka, Thomas. ed. “LIF-Free Embryonic Stem Cell Culture in Simulated Microgravity”. PLoS ONE 4 (7): e6343. doi:10.1371/journal.pone.0006343. PMC 2710515. PMID 19626124. http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0006343. 
  7. ^ CGS : PTO Finds Stem Cell Patent Anticipated, Obvious in Light of 'Significant Guideposts'”. 2013年2月4日閲覧。

推薦文献[編集]

外部リンク[編集]