症年症女

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症年症女
ジャンル 少年漫画
サスペンス
漫画
原作・原案など 西尾維新
作画 暁月あきら
出版社 集英社
掲載誌 ジャンプスクエア
レーベル ジャンプ・コミックス
(JUMP COMICS SQ.)
発表号 2016年2月号 - 2017年5月号
巻数 既刊2巻(2016年11月現在)
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症年症女』(しょうねんしょうじょ)は、西尾維新(原作)、暁月あきら(漫画)による漫画作品。『ジャンプスクエア』(集英社2016年2月号から2017年5月号まで連載。

物語[編集]

世の無個性さに悩む少年には一つとんでもない個性があった。それは人の個性が塗り潰されて認識できず、12歳で死ぬという奇病にかかっているということ。 少年はその病で死ねば世に名を遺す無二の個性となると考えていたが、そこに最大の障害が立ちはだかった。それは自分と同じ、しかも自分より先に死ぬ「少女」の存在。 かくして、少年は自分が最初の死者となるべく少女を奇病以外の理由で殺すことを目論む。しかし、そこには第三者の思惑が蠢いていた。

登場人物[編集]

山井 生(やまい しょう)
本作の主人公。自分を含めた世の中の人々の無個性さに嫌気がさしていた11歳の少年。卑屈な性格で、モラルが欠けている面もある。適当な所で諦める伝家の宝刀(悪癖)「まあいいか」を持つ。その鬱屈すぎるキャラはある医師に「少女と比べるなんてえぐ過ぎる」と言われた。ろくに友人もおらず、非常に緊迫感ある描写であまりに残念なモノローグが飛び出したりする。
新病を通じて少女と出会う前は、学校でも周囲に疎んじられ、孤独に苛まれながらも無為な日々を過ごしていた。新病によって「悲劇の主人公」になることが自分の唯一の個性だと妄信しており、自分が新病の第一の死者となるべく少女殺害を企てる。
新病により、他人の情報が油性ペンで塗りたくられたように見えている。
少女が殺されても不審に思われないように適度に仲良くしつつ何度も殺そうとするが、そもそも取り立てて才能のない彼に人を秘かに殺すことなどできるはずがなく、悉く失敗している。そもそも新病の特性上、例え上手くいこうが彼の試みは達成されることはない。
あまりに失敗続きでモチベーションが保てなくなりつつあったある日、新病の新たな患者とされる二人の少年少女が現れる。しかし、その二人が陰惨な有様で自殺しているのを目撃してしまい、そのあまりの最悪さと少女を殺すことへのうしろめたさで殺そうという意欲が完全に尽きる。そこで「少女が死んで悲しむ友達」を装うことで残りの人生にそれなりの個性を確立しようとするも、今度は少女の個性が見えなくなるという現象が発生してしまう。
山井 笑(やまい しょう)
本作のもう1人の主人公。少年より先に同じ新病に罹った11歳の少女。一人称は「僕」。少年とは対照的に前向きで活発的かつ良心的な性格。ただし、機嫌がいいとむしろ機嫌が悪そうな態度になる。誕生日は3月13日。
両親が大犯罪者(父は殺人鬼、母は放火魔)という出自を持ちながら、10歳にして飛び級で最高学府を卒業した天才児。知能指数は極めて高く、プレイングルームも彼女のポテンシャルを計るために作られた。将棋の名人と指して勝つどころかわざと負けた経験もある。両親の経歴も含めてあまりに個性に満ちたキャラ性から、少年からは羨まれている。
少年のことは「心を閉ざした子」だと思っており、彼との交流を楽しんでいる。少年が自分を殺そうとしていることに気づいていない。一方で心からの善人ではなく、新病患者だと偽って入院してきた新規患者二人のことは失望したような表情を見せている。
新病により、他人の情報が反物が張り付けられたように見えている。
新病の正体は考えてはいないが感づいてはいるらしい。そのためか、新病の新たな患者二人が殺されてしまうだろうことを予測していた。
小児さん、お姫さま
新病の新たな症例者。「小児さん」は8歳の男の子、「お姫さま」は6歳の女の子。新病により、「小児さん」は他人の情報が砂嵐で、「お姫さま」は花で見えなくなっている。
少年と少女の病室を訪ねてくるが、同じ症例であるはずの2人からは顔が見えておらず、仮病であることが判明した。その日の夜、病室で首吊り死体となって発見される。
医師の白衣を着た謎の男性。本作は常に少年の視点で描かれているため顔と名前は不明であり、「毒」とは自己申告によるもの。
少年による少女殺害を唆すような言動をとるが、その真意も目的も不明。時折返送して少年の行動をサポートしたりもする。少年は少女殺しの罪をかぶせたいというところまでは推測している。
そもそも、少年は毒の顔こそ認識できないが、「毒」という自称も含めて発言だけはすべて聞き取れているなど特殊な要素を見せている。
新病の医師会議の司会も担当しており、新病のサンプルを自身の研究所で独占していることから他の医師から睨まれている。また、それ以上に少女だけしか症例がおらず研究が停滞していた所で少年が現れたタイミングの良さから、彼らが意図的に感染させたという疑いをもたれている。

作中用語[編集]

新病
作中で少年と少女が罹った病。12歳の誕生日に確実に死に至る。
苦痛は伴わないが、他人の顔や名前等の「個性のようなもの」が何かしらで塗りつぶされて認識できないという奇妙な症状が現れる。発言も正常に聞き取れず、描写的には顔などと同様に所々塗りつぶされた形となっている。ただし、類例である少年と少女だけはお互いに判別できている。他にも、インクや反物などその塗り潰しているものを唐突に嘔吐する、という症状もある。
また、病状の進行に伴い筋肉がもつれやすくなり、まるでゴムのような様子となってしまうため、マッサージをしないといけなくなる。
この病は、12歳で確実に死ぬ以外に、「新病そのもので死ぬまで如何なる方法でも死なない」という特性を有している。作中で描かれた限りではエスカレーターから転落して首の骨が折れても傷一つ残さず元通りとなった様子が描かれている。そのため、毒ら新病の医師会議出席者はほとんどがその病を「不老不死になれる病」という認識を持っており、如何に治すかではなく如何にコントロールするかを主軸としている。
個性を視認できなくなるという性質上、個性が消えうせた死体の顔は良くも悪くも正常に認識できる。
最大の謎は、少女が初めての症例であるこの病が何故「12歳で死ぬ」と分かっているのか、ということである。これに対し、少女はそうデザインされた人為的な病だと考えている。

書誌情報[編集]

脚注[編集]

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出典[編集]

以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

外部リンク[編集]