疋田智

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疋田 智
生誕 (1966-11-18) 1966年11月18日(50歳)
日本の旗 日本宮崎県日南市
教育 東京大学文学部美学藝術学科
職業 テレビプロデューサー(株式会社TBSテレビ情報制作局勤務)
著述業
ラジオパーソナリティ
代表経歴 『自転車ツーキニスト』
NPO自転車活用推進研究会理事
学習院大学・生涯学習センター非常勤講師
筑紫哲也 NEWS23』『スペースJ』ディレクター『ブロードキャスター』『ひるおび!』プロデューサー/他
配偶者 あり
子供 あり

疋田 智(ひきた さとし、1966年11月18日 - )は、TBSテレビ情報制作局所属のTVプロデューサーで、自転車に関する著述活動で知られる。「自転車ツーキニスト」を名乗り、自転車で通勤する人を意味するこの言葉を広めた。都市交通の中で自転車を活用することを説き、本業の傍ら、特定非営利活動法人自転車活用推進研究会の理事と、学習院大学生涯学習センター非常勤講師を務めている。

経歴[編集]

宮崎県日南市出身。1985年宮崎県立宮崎西高等学校理数科卒、1989年東京大学文学部美学藝術学科卒。同年東京放送 (TBS) に入社。

“元TBSディレクター”について[編集]

  • 雑誌の紹介などで“元TBSディレクター”との記載が散見されるが、TBSを退社・独立したという事実はなく、現在も情報制作局所属のプロデューサーである。放送局の制作サイドの社員はディレクターを経てプロデューサーになることが多い。

出身地について[編集]

  • 本人は「宮崎県出身」をことあるごとに言うが、デビュー作『自転車通勤で行こう』(1999年10月・WAVE出版)の冒頭部分で、東京から宮崎に転校したばかりの孤独な少年時代(その経験から自転車が友人になったというエピソード)が綴られている。後に「宮崎県出身というより転勤族の子弟」だったと雑誌に語っている[要出典]
  • 著書『疋田智のロードバイクで歴史旅』(枻出版社)には東京都三鷹市の“太宰治の墓の近くにある小学校に通っていた”との記述がある。

テレビマンとして[編集]

現在は情報制作局情報一部のプロデューサー。担当番組は『みのもんたの朝ズバッ!』。

過去には社会部記者を務めたほか、『筑紫哲也 NEWS23』(ディレクター)『スペースJ』(ディレクター)『イブニング・ファイブ』(特集デスク)や『ブロードキャスター』(プロデューサー)に従事した。『朝ズバッ!』までは昼の帯番組『ピンポン!』(曜日プロデューサー)・『2時っチャオ!』(プロデューサー)・『ひるおび!』(プロデューサー)などを担当することが多かった。 『スペースJ・がんばれ神戸』でギャラクシー賞受賞(95年3月)『自転車通勤で行こう』でHoopsマクロメディア賞受賞(00年11月)メールマガジン『週刊自転車ツーキニスト』で、メルマガ・オブ・ザ・イヤー総合大賞受賞(2006年)

2009年7月から2010年3月までラジオ番組『日曜は自転車ですごそう!』(TBSラジオ日曜朝8時〜)のレギュラーコメンテーター、2013年4月以降『ミラクル・サイクル・ライフ』(TBSラジオ日曜午後6時30分〜7時)のメインパーソナリティを、石井正則アリtoキリギリス)とともに務めている。

担当番組[編集]

現在[編集]

  • NEWSな2人(協力プロデューサー)
  • 自転車協会presentsミラクル・サイクル・ライフ(TBSラジオ、パーソナリティ)

過去[編集]

自転車文化人として[編集]

自転車通勤の実情、自転車の愉しみにとどまらず、「自転車的なる」ものに価値を見いだし、自転車に関する催しや公的な会議などで健康や環境問題、福祉、社会の在り方を意識した交通施策を論ずるなど、自転車文化人・ジャーナリスト・オピニオンリーダーとして活躍している。発行するメールマガジン『疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」』は、配信サービスmelma!の「メルマガ オブ ザ イヤー」で2005年カテゴリー賞(スポーツ)、2006年総合大賞を受賞した。主著『自転車の安全鉄則』では、何はともあれ左側通行を厳守することで、年間400人程度の事故による死者を減らせると主張している。このほかテレビ・ラジオの番組に「自転車ツーキニスト」として登場することがある。

2005年春、自転車専門誌で自転車の車道通行が原則禁止される可能性を指摘した。警察庁が2006年11月に発表した『自転車の安全利用の促進に関する提言』と、12月に発表した道路交通法改正試案には、自転車の歩道通行の要件緩和(警察庁は「限定」的「明確化」であるとしている)が盛り込まれ、『提言』には「自転車が車道を通行することが特に危険な場合は、当該道路の自転車通行を禁止することなどの措置を講ずること」という内容が含まれていた。これに対して、自身のメールマガジンのほか、テレビ・ラジオへの出演、新聞・雑誌への執筆などを通じて反対を訴えた。この経緯については著書『それでも自転車に乗り続ける7つの理由』にまとめられている。

主張の概要[編集]

自転車は本来車道を走るべきだが、モータリゼーションによる事故多発を受け、1970年と1978年の改正で指定歩道を通行することが暫定的に認められた。その後、自転車は車両であるとの認識が薄れ、歩道上の凶器となってしまった。自転車の車道締め出し・歩道通行要件緩和は、この間に交通行政が環境整備を怠ったことによるツケを視覚障害者高齢者などをはじめとする交通弱者歩行者に回すものであり、自転車を自動車に代わるスピーディーな交通手段として環境問題に役立てるためにも、専用レーンなど車道に自転車の通行空間をつくるべきである。

連載[編集]

ネット上の活動について[編集]

疋田の公式ウェブサイト『自転車通勤で行こう』は、近年の自転車通勤ブームのきっかけとなった。2005年12月28日の同サイト更新以降、出版社系ウェブサイトへの寄稿を除くと、ネット上での活動はほぼメールマガジンに限定される。メールマガジンは頻繁に発行する時期と、沈黙している時期との頻度の差が激しい。

ラジオでの活動について[編集]

疋田は割合頻繁にラジオに出演する。FM各局およびNHK、在阪ラジオ局などにゲスト出演することが多いが、レギュラー出演は自らが勤めるテレビ局の系列であるTBSラジオに限定しているようである。

著作一覧[編集]

日本国外での刊行[編集]

  • 「幸福は自転車生活にある」原題『自転車生活の愉しみ』(東京書籍) 韓国語訳 … 2006年2月、韓国・テウォンC.I.より刊行。

外部リンク[編集]