異数性
異数性 | |
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異数性の模式図 | |
診療科 | 遺伝医学 |
異数性(いすうせい、英: Aneuploidy)は、染色体の突然変異において、その一部の数が1本ないし複数本変異(増減)した状態のこと。また、そのような状態を持つ個体のことを異数体(いすうたい、英: Aneuploid)と呼ぶ。正常値よりも染色体数が多い異数性のことを「高次異数性 (hyperaneuploidy)」「多染色体性 (polysomy)」と呼び、逆に正常値よりも染色体数が少ない異数性のことを「低次異数性 (hypoaneuploidy)」と呼ぶ[1]。通常、種の異なる生物はそれぞれ異なった基本数(ゲノム)の染色体数を持つが、その染色体数を整数倍した数よりも1本ないし数本増減することがあり、そのような状態のことを「異数性」と呼ぶ。