画帖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

画帖(がじょう)とは肉筆画の一種である。 絵を集めた折り本、またはとじ本、画集[1]

概要[編集]

すでに完成した別々の小画面のを纏めて台紙に貼り付けて、1冊に綴じたものを指す。予め、画紙を綴じた台紙に、画家が直接絵を描き込む場合もある。その内容は直接描かれるものとしては、下絵写生、席画が多い。両面に絵があるものと、片面のみのものとがあり、絵画の手本としてまたは個人の鑑賞用として制作された。特に円山派四条派文人画派はこうした形式の作品を多く遺している。

参考文献[編集]

  • 馬頭町広重美術館編 『馬頭町広重美術館開館記念特別展 広重肉筆画名作展 ー青木コレクションを中心にー』 馬頭町広重美術館、2000年

関連項目[編集]

注釈[編集]

  1. ^ デジタル大辞泉の解説『画帖』 - コトバンク