男坂

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男坂』(おとこざか)は、車田正美による日本漫画集英社の漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』にて、1984年の第32号から1985年の第12号まで連載された。週刊少年ジャンプ連載分は、ジャンプ・コミックス3巻、愛蔵版上下巻、文庫版上下巻。2014年6月9日からウェブコミックで30年越しの連載再開となり、以降断続的に連載中である。

概要[編集]

現代に生きる最後の硬派、菊川仁義の生き様を描く。作者の車田の過去作『リングにかけろ』や『風魔の小次郎』とは違い、超人的な描写は少ない。

車田は連載を開始するに当たり、「この作品を描くために漫画屋になった」と言い切る意気込みを見せていたが、半年ほどで終了となった。そのため、物語は完結しておらず、最終ページには大きく「未完」と書かれている。車田はジャンプ・コミックス版第3巻で「読者の熱い支持を得られれば、すぐにでも連載を再開したい」と希望していたうえ、後年の文庫版のあとがきでは「なぜ打ち切られたのか? 何故読者の支持が得られなかったのか? それはハッキリしている。面白くなかったからだ」と不人気による連載終了であったことや、短期打ち切り作品では珍しく単行本が重版を続けたことを明かすと共に、「『男坂』に対する作家としてのオレの決着(けじめ)はまだついていない」との一文を寄せている。

2014年4月30日には車田のオフィシャルサイトにて同年6月の連載開始に向けて製作中と告知が出され[1]、『週プレNEWS』にて連載が再開された。以降、単行本1冊分ごとの短期集中連載を繰り返している。2017年7月14日(プロローグは同年7月7日配信)からは『少年ジャンプ+』へ移籍し、短期集中連載を継続している。

なお、連載再開後も『週刊少年ジャンプ』連載当時の時代設定は踏襲されている。

登場人物[編集]

東日本[編集]

九十九里[編集]

菊川仁義(きくかわ じんぎ)
声 - 森田成一(聴くジャン)
主人公。「太陽のような男」と称され、敗北よりも死を選ぶ地上でただ一人の男。この時代に生きる硬派のひとり。九十九里の東雲中学1年生。13歳。中学入学早々番長の安岡にケンカを売りこれに勝利するが、アメリカに留学する前に九十九里に立ち寄った武島将に生まれて初めての敗北を喫する。空港まで追いかけ、武島の顔面に1発ヒットさせた。その後伝説となっていた喧嘩鬼に弟子入りし、108つのケンカの心得を10日間で習得。闘吉連合総勢100人を壊滅した。カナヅチの闘吉を背負って嵐の海を泳ぎきり、闘吉と義兄弟の契りを結び仁義軍団結成となる。シカゴの侵攻を退けた事で、日本中から硬派を集めはじめる。
武島軍団の刺客に襲われる仁義を救った赤城のウルフと上州赤城ウルフ軍団総勢130人が加わる。梓蘭丸と対決し、四節根を破り勝利する。梓鸞丸と昭和白虎隊総勢300人が加わる。530人になる。 奥羽連合13人のヘッドを闘吉とウルフの3人で全員倒し、傘下に収める。総勢4000人になる。北海道で神威剣に勝利し、傘下に収める。暫く北海道に残る。神威雪により、動物と話が出来・動物を手なずける事が出来るようになる。 横浜で闘吉の不始末を土下座でジュリーのロッドの攻撃を受ける。義兄弟の不始末にけじめをつける。ジュリーと横浜百花撰が加わる。 東日本を治め、武島本陣を叩く前に、軍師の梓鸞丸と協議し、西の三傑を落とす事になる。 山陰・山陽を束ね、総勢100人の昭和奇兵隊を率いる、高杉狂介と朝から夕方までの喧嘩の末に勝利(仁義曰く互角)。 四国を束ねる女傑にして鯨海乙女塾を率る堂本竜子が巨大な白鯨の赤目を銛で討とうとするが、説得により断念させた。堂本竜子が女性の為、勝負しなかった。 九州を統一する九州男志連を率いる、南郷大作と相撲で勝負し勝利する。
仁義軍団や仁義一家と呼ばれるグループのリーダーとされるが、本人は「仁義軍団」等の名称を使用したことはなく、グループ内の上下関係の意識は希薄。
出生は本人も知らず、小船に乗せられ、朝陽と共に九十九里不知火海岸に流れ着いたところを王林寺の菊川道元和尚に拾われ、育てられたことしかわかっていない。九十九里の星龍山王林寺に住む。こちらが仁義軍団のたまり場のようになっている。
必殺技は石頭である。ケンカが何よりも好きな本編の主人公。
己に克ち、思いやりやいたわりの心の「仁」私欲を捨て、世のため人のために守るべき正しい道「義」そのふたつが仁義の名の由来である。

東京[編集]

黒田闘吉(くろだ とうきち)
声 - 酒井広大(聴くジャン)
99の中学を制圧し、東京と千葉の南西部をその傘下に治める総勢100人の闘吉連合のヘッド。腕には「必勝無敗」の文字。13歳。特攻服に身を包んだ非常に血の気の多い男。しかし女性には甘い一面も。壊滅した闘吉連合の敵を討つべく仁義に海上で決闘を挑むが、嵐の中で荒れ狂う海を前にカナヅチの闘吉は死を覚悟する。しかし自分を背負って嵐の海を泳ぎきった仁義に深い感銘を受け、腕を切り落とそうとするが、仁義に何かするために生まれてきたんだ腕を切り捨てる必要はないと止められ、仁義と義兄弟の契りを結ぶ。闘吉連合も仁義の下についた。仁義に心酔。連合旗は日の丸に「東京」の文字。部下のアンパンを禁ずるなど「軟派みてえなマネ」を嫌っている。
昭和白虎隊との邂逅では当初、梓鸞丸と梓蘭丸を見分けられず苦戦した。昭和白虎隊には、戦いは仕掛けないが侵略してくる敵は全力で迎え撃つという掟があり、梓蘭丸と争った闘吉を疑うが、闘吉の心の中の声を白刃を通して伝えた。
横浜では、闘吉が力ずくでジュリーを捜索するが、ぶつかった大泉京子に惚れてしまい、スケ番達に捕まる。ウルフの助けで窮地を脱するが、またしても大泉京子に騙されて、横浜百花撰80人に遭遇。死闘の末、80人撃退に成功するも瀕死の状態でジュリーに届かない。ようやくジュリーと相対するも、大切な人形(偽物)を壊し、ジュリーの逆鱗に触れ、ロッドの攻撃で倒れてしまう。
四国・九州に行っている。
実はキョンキョンこと小泉今日子の大ファンで、ハラマキの中にブロマイドを隠している。
寺岡
闘吉連合のナンバー2。

上州[編集]

赤城のウルフ(あかぎのウルフ)
声 - 中井和哉(聴くジャン)
総勢130人の上州赤城のウルフ軍団を組織する。左目に眼帯をしている。仁義の下につくべく九十九里に集結し、武島軍団の刺客に襲われる仁義を救った。(加入理由はあきらかになってないが武島軍団と因縁があると思われる。)
闘吉ほどの血の気の多さはなく大人しいが、女性に対する甘さは無い。アーチェリースリングショットの名手。横浜にて、スケバングループに捕まった闘吉を救出する。その際、大泉京子を縛っている。 九十九里の星龍山王林寺に横浜百花撰が侵攻した際、パチンコを使った秘打「赤城おろし」(天に向かって打ったジャリ石が雨の様に降り注ぎ、敵を一網打尽にする)で撃退。 アーチェリーをやる前はパチンコの名人で、パチンコで打った甘栗で、ジュリーのロッドを曲げるほどのパワーがある。 四国・九州に行っている。

会津若松[編集]

梓鸞丸(あずさ らんまる)
声 - 緑川光(聴くジャン)
会津を拠点とする総勢300人の昭和白虎隊総長。若年でありながら日本国の行く末を看破する先見の明、人の心を読み取る洞察力、澄み切った湖のような瞳を持つ。
闘吉の心を読み取り、菊川仁義と言う男の器を知った鸞丸は、昭和白虎隊総勢300と共に仁義軍団に加わる。その博識をいかして、仁義軍団の戦略考案など軍師的役割をこなしている。
礼儀正しく冷静だが、卑劣な行為をし、什の掟を3つ破った弟・蘭丸を破門にする厳しさも持つ。書を嗜み、王林寺の住職が出払っている際に、住職に代わり書道教室の指導をしたこともある。
梓蘭丸(あずさ らんまる)
昭和白虎隊副長(後に破門)。鸞丸の実弟。仁義を怒らせるために部下に女を襲わせたり、放火をさせたりと、非常な卑劣漢。掟を破った為、破門される。四節根を巧みに使いこなし仁義を苦しめるが、四節根を壊され、仁義の底知れぬ喧嘩の才能の前に敗北した。

北海道・東北・北陸[編集]

神威剣(かむい けん)
みちのく奥羽連合の13人のヘッドをまとめて日本の北を支配し、「北の帝王」と称される男。巨漢で礼儀正しいが、猛気に火が付くと虎となる。奥州連合を除く直属の舎弟の数は40 - 50人。普段は北海道の神威樹海にて、仲間とともに木を伐採している。10歳のとき、網走に流氷に乗って漂着した虎と闘って倒し、どんなものも破壊する絶対の拳と掌「虎の手」を会得した。普段は温和だが、いったん猛気に火がつくと完全に虎のようになってしまい、素手で大木を倒すといった強さを発揮するようになる。仁義との闘いでも、その常人離れしたパワーと強さを発揮するが、仁義の石頭の前に敗れる。雪山で遭難する。そんな窮地でも安らぎを与える仁義と一緒に男坂を登る仲間になる。
神威雪(かむい ゆき)
神威剣の妹。投げ矢を使用。北の帝王神威剣の妹。ウサギや猿、豚などの動物を仲間にしている。森の中で仁義と出会い、その命を奪おうとするも、仁義の人柄に惹かれるようになる。その後は仁義に兄の剣との衝突を止めるよう諭すなど仁義の身を案じるようになり、最終的には仁義と雪合戦をして遊ぶほどの仲になる。動物と話が出来る。動物を手なずける事が出来る。仁義も動物と話す事が出来るようになる。
矢作(やはぎ)
神威配下の弓の名手。仁義の命を奪おうと試みるも、一度目は雪に間に入られ、二度目は仁義が放った丸太を眉間に食らって敗れる。なお仁義には「おはぎ」と呼ばれている。
蛭田徳市(ひるた とくいち)
奥羽連合ヘッドの1人。気仙沼を治める。仁義に倒される。北の帝王に会いたければ、奥羽連合13人全員倒せと仁義に言って来た。仁義軍団の北進により13人のヘッドは敗北、その後は仁義の傘下に入る。
鬼子母弁(きしぼ べん)
奥羽連合ヘッドの1人。一関を治める。闘吉に倒される。
剛田五郎(ごうだ ごろう)
奥羽連合ヘッドの1人。釜石を治める。ウルフに倒される。

神奈川[編集]

横浜(ハマ)のジュリー
神奈川を仕切る男。総勢100人のケンカ師集団・横浜百花撰(全員が花を模したデザインのスカジャンを着ている)を率いる。スカジャンに髑髏と薔薇がデザインされている。西にも東にも属さず独立を保っており、勢力争いには無関心。女性と見まがう美貌の持ち主だが、物心ついたときから養護施設で育ち、人間不信に陥っている。孤独。普段は横浜の港に浮かぶカサブランカ号なる船で暮らす。2本のロッドを使用。男だがフランス人形のような美貌からジュリーと呼ばれるようになった。本名は不明。ハーモニカをよく吹いている。
親の顔も知らず養護施設で育ったジュリーが唯一心を開いた相手、それが同じ施設で育ったマリーである。しかしマリーは外国人夫婦に引き取られ、渡航前に病死してしまった。フランス人形はマリーの形見である。マリーを失ったジュリーの心は荒れに荒れ、行く先々で不良たちとケンカを繰り返すようになる。負け知らずのジュリーは次第にその名を知られるようになり、その強さを慕う者たち(横浜百花撰)も多く現れたが、ジュリー自身の心は深い闇の中に閉ざされたままであった。
横浜に乗り込んだ闘吉が力ずくで横浜百花撰80人を死闘の末、撃退に成功した際、瀕死の闘吉に遭遇。闘吉に横浜から出て行くように促す。しかし、大切な人形を奪われた為、闘吉と相対する。闘吉に大切な人形(偽物)を壊され、ロッドで瀕死の闘吉を攻撃する。その後、ウルフにロッドをへし折られた為、二人とも横浜から逃がさないと言った時、そこへ仁義が到着。闘吉の不始末を土下座でロッドの攻撃を受ける。義兄弟の不始末にけじめをつける真摯な態度にジュリーの心は開かれた。
決着が着いた後、大切な人形が返却されるが、孤独で無くなった為、人形を海へ捨てた。
土佐にて、堂本竜子の薙刀とロッドで互角に渡り合うが犬が苦手の為、犬に負けた。鹿児島へは修理したカサブランカ号で行っている。女は落とす(目で殺す)が犬が苦手。
大泉京子
ジュリーを信奉するスケバングループのひとりで「シキテンのお京」の呼び名を持つ少女。闘吉が惚れる。
横浜に乗り込んだ闘吉が力ずくでジュリーを捜索する際、わざとぶつかり、丸太で気絶させ、スケ番達に差出し見張りをしていた。ウルフに縛りつけられるが、惚れた闘吉に外された。 再度、闘吉を騙し、横浜百花撰に遭遇させる。闘吉が死闘の末、横浜百花撰の撃退し瀕死の状態になった時は、闘吉をブー子と看病している。
ブー子
ジュリーを信奉するスケバングループのひとり。闘吉に惚れる。力士と見紛うほどの巨漢。闘吉をカサブランカ号に案内する。

その他[編集]

喧嘩鬼(けんかおに)
九十九里の鬼山で昔からケンカの修行をしているとされる伝説の鬼。その正体は不明。将に敗れた仁義にケンカ108の心得を10日間で伝授。
島村春奈(しまむら はるな)
東雲中学1年生。仁義の幼馴染で同級生。そうじ当番をサボりケンカ三昧の仁義になかば呆れながらも、一緒に下校したりと仲は良い模様。梓蘭丸の指示を受けた昭和白虎隊に痛めつけられる。
安岡(やすおか)
東雲中学の番長。
関根(せきね)
安岡の子分。九十九里に現れた武島一行に難癖をつけて最初に木刀で殴りかかった。
キボウ
声 - 佐々木望(聴くジャン)
世界最高の名門・ケンブリッジ大学コスモポリタン・アカデミーの卒業課程を13歳にして修めた天才。自分の天才的頭脳を必要とする大きな人物に仕えるため祖国・日本に帰国する。まだ世界でも10人くらいしか所持していない個人携帯用GPSを自作する才能を見せる。父親は外交官。目が悪く、コンタクトレンズを使用している。眼鏡もカバンの中に入っている。
菊川道元(きくかわどうげん)
九十九里の星龍山王林寺の和尚。小船に乗せられ、朝陽と共に九十九里不知火海岸に流れ着いた赤ん坊を拾う。 己に克ち、思いやりやいたわりの心の「仁」私欲を捨て、世のため人のために守るべき正しい道「義」で仁義と名を付け育てた。 仁義が小さい頃に亡くなった。

西日本[編集]

京都[編集]

武島将(たけしま しょう)
声 - 草尾毅(聴くジャン)
西日本最大の勢力を誇る武島軍団のドン。生まれながらに日本のドンとなるために勝者の教育を受けた男。若年ながら、ありとあらゆる格闘技を極め、その実力において日本に敵はいないと言われている。菊川仁義の最大のライバル。武島軍団の本陣は京都・鞍馬で、軍団旗は日の丸に「将」の文字。連載時は「軍団」に「ファミリー」のふりがなが当てられていたが、単行本発売以降「ぐんだん」に変更されている。部下たちからは「ドン」と呼ばれている。
九十九里で仁義と激突し、桁違いの戦闘力で仁義を圧倒するも、倒されてもなお立ち上がる仁義に胸騒ぎのような予感を覚える。そして強烈な左拳を仁義に放つ。この左のパンチがどういうものかは作中では明言されていないが、食らった仁義は体中の力が抜けてKOされた。パンチを放った当の武島も、仁義に対して「この俺に左を使わせた」と驚嘆している。
幼いころから日本の首領となるべく、「勝者の教育」を受け、地上に現存するすべての格闘術を10年で会得した。全ての戦闘技術をマスターした男 。あらゆる帝王学、格闘学、戦略学を骨の髄まで叩き込まれた武島。幼いころから勝者の教育を施されてきた。1度たりとも負ける事が許されない自分を倒すことができるのは「敗北よりも死を選ぶ男」であると師から聞いており、仁義がそのただ1人の男と認識して「最後の硬派」と呼んだ。雅(みやび)という妹がいる。
神代直人(じんだい なおと)
武島軍団三番隊隊長。九十九里がシカゴの侵攻を受けたとき、軍団千人を引き連れて援軍に現れた。武島軍団本陣に仁義の報告書を提出した。
水無月征(みなづき せい)
武島軍団二番隊隊長。アーチェリーを使用。九十九里・北海道・萩の仁義の元に刺客を送り込む。
高倉(たかくら)
武島の日本時代の側近の一人。安岡を叩きのめしたために仁義の怒りを買い倒される。
室戸(むろと)
高倉同様、側近の一人。
見返り新兵衛
真剣を使用し、昭和の人斬りと呼ばれる。隻眼。剣が早すぎて見えない。相手は新兵衛がいつ刀を抜いたのかもわからず、通り過ぎてから見返った時に初めて斬られたのがわかることからこの名がついた。仁義に見切られ、狂介に敗れた。
武島雅(たけしまみやび)
武島将の妹。
三島(みしま)
武島軍団三番隊隊長神代の部下。

[編集]

高杉狂介(たかすぎ きょうすけ)
西の三傑の一人。山陰・山陽を束ね、総勢100人の昭和奇兵隊を率いる。本人曰く武島軍団の下についたつもりはなく、武島という男の器を見定めている。軍団旗には「動如雷電」の文字と雷神が描かれる。高杉晋作が鬼退治に使ったとされる攘夷刀(狂介愛用の木刀。中に百斤の鉄が仕込んである。大の男3人がかりでも持ち上げられないほど重いこの剛刀を、狂介は片手でいとも簡単に操る。「面白き事も無き世を面白く」と書いてある。)を持ち、三度の飯より喧嘩好き。仁義と朝から夕方までの喧嘩の末に敗北(仁義曰く互角)し、仁義を気に入る。攘夷刀で真剣を折った。
山形聞太(やまがた もんた)
昭和奇兵隊副長。その剛力は四国や九州まで鳴り響いていると言われ、牛一頭を軽々と持ち上げる。萩に来た仁義と一戦を交えるも、自慢のパワーが全く通じず、逆に仁義のバックドロップを食らって敗れた。

土佐[編集]

堂本竜子(どうもとりょうこ)
西の三傑の一人。鯨海乙女塾を率い、四国を束ねる女傑にして天下一の美女。子分の少女達には「お竜さん」と呼ばれ慕われる。塾旗には「鯨海乙女」の文字と彼岸花が描かれる。土佐琵琶を奏で都都逸を歌う。十八番は「白黒」。それ以外に「一期一会」と、阿波踊りのを替え唄がある。萩まで出向いて、仁義と狂介の一騎討ちを観戦。土佐闘犬横綱の「以蔵」を飼っている。鞭と薙刀を使いこなす。鯨海乙女塾生は18人。竜子の父竜造は土佐一の銛師であり、小舟一船銛一本で捕鯨に出ていたが、巨大な白鯨の赤目との闘いで海のもくずと消えた。竜子は天涯孤独となり銛で父の仇を討つ事をひたすら待った。赤目の子が打ち上げられたのを海へ戻した時に現れた赤目を銛を討とうとするが、仁義の説得により断念した。仁義とのケンカは、仁義が女性と勝負しなかったため持ち越し。

鹿児島[編集]

南郷大作(なんごうだいさく)
西の三傑の一人。九州を統一する九州男志連を率い、泰平寺を本陣とする。軍団旗には「天下泰平」の文字と軍配が描かれる。
本人はあまり過去を話さないが、男志連の若頭で示現流の使い手[2]。赤子の頃、大作は泰平寺門前に捨てられていたのを和尚が拾った。質実剛健であり、九州男児の鏡のような男。多くの人が集まって九州男志連が出来た。ある日、不良に絡まれた女の子を救おうとして、不良をなぎ倒した時、女の子が巨漢の下敷きになり、松葉杖になった。その一件で暴力をしない事を和尚と約束する。和尚は亡くなったが、女の子が完治するまで、約束は継続されている。その古傷の為、相撲はするが、1/10しか力を出さないでいる。仁義と相撲で勝負し、頭突きで土俵際に追い込まれた時、仁義に本当の力が見たいと言われ、本当の力で仁義を投げ飛ばしたが、土俵を割っていたので相撲で負けた。仁義と相撲の勝負後、女の子の手術が成功し松葉杖が取れる。
桐野半次郎(きりのはんじろう)
男志連の若頭で示現流の使い手。

ジュニア・ワールド・コネクション(JWC)[編集]

ジュニア・ワールド・コネクション。世界各国のジュニアのドンが年に一度一堂に会して、ジニア組織の問題を検討し合う。JWC加盟国は互いの国を尊重し合う暗黙の不可侵条約を結んでいる。

アメリカ・ニューヨーク[編集]

ジャーメィン(Jermaine)
ニューヨークのドン。13歳。モデルはマイケル・ジャクソン[要出典]
アイン(Ein)
世界最高の名門・ケンブリッジ大学コスモポリタン・アカデミーの卒業課程を13歳にして修めた天才。ジャーメィンに仕えるべくアメリカに帰国する。キボウとタイで終わったウォーゲームの決着を何年後かにつけることを誓い合う。

アメリカ・シカゴ[編集]

フォアマン(Forman)
シカゴのドン。ライオンの首を素手で引きちぎったことがある。傘下に治めるべく、ドンがいないと思われていた東日本に兵士を送り込む。また武島に勝負を挑んだが、武島将に指一本触れられずに敗れた。
フレイザー(Fraser)
東日本制圧作戦の実働部隊の隊長。友好を守る為に年に1回シカゴに100万ドルの支払いを仁義に対して求めるも袖にされる。侵攻部隊を仁義一人に壊滅状態とされ、1対1の対決を挑むが敗北した。サウス・ブロンクス地区出身。
ミッドナイトスペシャルという必殺パンチを持つ。相手を壁に張りつかせ、前に倒れる事を許さず息の根が止まるまで打ち続ける。相手の体は後ろの壁にめりこみ、さながら特性の棺桶に葬られたように見える。
ラトーヤ(La Toya)
東日本制圧作戦の実働部隊の参謀。仁義と戦いはしなかったが、仁義は彼にフレイザー以上の恐ろしさを感じ取った。
ティト(Tito)
東日本制圧作戦の実働部隊の兵士。仁義に何かを感じ、戦いを挑むも仁義の戦闘力の前に一蹴された。
ノートン(Norton)
東日本制圧作戦の実働部隊の兵士。ティトの敵を討つべく仁義に襲いかかるが彼の怪力になすすべも無く倒された。

その他(JWC)[編集]

バレンチノ(Valentino)
イタリアシシリーのドン。
マドモァゼル(Mademoiselle)
フランスマルセイユのドン。
ドン:サンホセ(San Jose)
スペインマドリードのドン。
ドン:シリトー(Sillitoe)
イギリスリバプールのドン。
ドン:ロンメル(Rommel)
西ドイツブレーメンのドン。
ドン:ルスカ(Ruska)
オランダアムステルダムのドン。
ドン:ゴメス(Gomez)
プエルトリコサンフアンのドン。
ドン:ダヤン(Diane)
イスラエルエルサレムのドン。

書籍[編集]

単行本 集英社 ジャンプコミックス
巻数 副題 発売日 ISBN
1 最後の硬派の巻 1985年1月 ISBN 4-0885-1751-2
2 決戦!不知火海岸の巻 1985年4月 ISBN 4-0885-1752-0
3 昭和白虎隊の巻 1992年12月 ISBN 4-0885-1753-9
4 北の大地の巻 2014年10月3日 ISBN 4-0888-0252-7
5 横浜(ハマ)のジュリーの巻 2015年4月3日 ISBN 4-0888-0407-4
6 雷電!狂介の巻 2016年7月4日 ISBN 978-4-08-880695-2
7 鯨海乙女の巻 2017年11月2日 ISBN 978-4-08-881262-5
8 天下泰平の巻 2018年11月2日 ISBN 978-4-08-881684-5
3巻(30話)までが『週刊少年ジャンプ』連載。4巻から6巻までが『週プレNEWS』連載。7巻以降が『少年ジャンプ+』連載。
愛蔵版 ホーム社 ホーム社コミックス
巻数 発売日 ISBN
1993年5月 ISBN 4-8342-8111-6
1993年6月 ISBN 4-8342-8112-4
文庫版 集英社 集英社文庫
巻数 発売日 ISBN
2000年12月 ISBN 4-0861-7665-3
2000年12月 ISBN 4-0861-7666-1
連載再開以前、単行本3巻分(30話分)を収録した愛蔵版と文庫版。

脚注[編集]

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  1. ^ 決着(けじめ)をつけるぜ:車田正美『男坂』が復活 6月連載開始へ
  2. ^ 桐野半次郎が仁義に話してくれた。

外部リンク[編集]