田辺鶴遊

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田辺 鶴遊(たなべ かくゆう)は講談師の名。過去にこの名を名乗った者が2名確認されており、彼らは師弟関係にある。


田辺たなべ 鶴遊かくゆう
田辺(たなべ) 鶴遊(かくゆう)
本名 山村 健一
生年月日 (1978-11-17) 1978年11月17日(45歳)
出身地 日本の旗 日本静岡県静岡市駿河区
師匠 田辺一鶴
五代目宝井琴梅
名跡 1. 田辺チビ鶴
(1988年 - 2002年)
2. 田辺駿之介
(2002年 - 2010年)
3. 宝井駿之介
(2010年 - 2015年)
4. 田辺鶴遊
(2015年 - )
活動期間 1987年 -
活動内容 講談師
所属 講談協会、日本司会芸能協会
主な作品
後藤新平伝

田辺 鶴遊(たなべ かくゆう、1978年11月17日 - )は、名古屋市生まれ、静岡市駿河区育ちの講談師である。本名∶山村 健一。小拍子と張り扇の二種の使い手である特徴がある。

経歴[編集]

1978年愛知県名古屋市で生まれる。父親は芸能事務所を経営しており、2歳から芸能活動を始めた[1]静岡市立南中学校東海大学第一高等学校を経て、東海大学政治経済学部政治学科卒業。東海大学大学院政治学研究科中退。

1985年の日本司会者協会発足と同時に入会。1987年、講談師田辺一鶴に師事し、1988年より「田辺チビ鶴」の名で上野本牧亭で講談デビュー。1989年、師匠の一鶴とともにフランス公演を行う。2002年、講談協会に所属し「田辺駿之介」に改名。

2008年二ツ目に昇進。2010年に師匠一鶴が死去したため宝井琴梅門下へ移籍し「宝井駿之介」に改名。

2015年4月、真打昇進し「田辺鶴遊」を襲名。

人物[編集]

公益社団法人あゆみの箱(2017年5月解散)の常務理事を務めていた[2]

芸歴[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 田辺鶴遊さん 前座から20年 浅草であす、節目の講談会”. 東京新聞 TOKYO Web (2022年11月22日). 2023年4月3日閲覧。
  2. ^ 田辺鶴遊. “一鶴遺産 vol.142 「没後十年」”. KIRACO. 有限会社きらこ編集室. 2020年7月18日閲覧。 “平成28年の解散時には常務理事を拝命していた。”

外部リンク[編集]