田淵俊彦

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田淵 俊彦(たぶち としひこ、1964年3月1日 - )は日本の映像作家演出家ジャーナリストプロデューサー。現在はテレビ東京制作局ドラマ制作部統括プロデューサー。 文教大学情報学部および国際学部・非常勤講師、宝塚大学東京メディア芸術学部・非常勤講師、和洋女子大学国際学類・非常勤講師、相模女子大学人間社会学部・非常勤講師でもある。日本映像学会正会員、㈳日本映画テレビプロデューサー協会会員。

略歴[編集]

兵庫県龍野市(現・たつの市)生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、テレビ東京に入社。1990年くらいから25年以上、海外ドキュメンタリーを中心に映像制作活動を続けている[1]。ヒマラヤに魅せられ[2]、様々な秘境を訪れ、現在では95か国を越える。「生きるとは何か」など人間にとって根本的・普遍的なテーマ、壮大なテーマを描く手法には定評がある。次世代の若者への教育にも積極的で、大学などの場で「プロデューサー論」「コミュニケーション論」「メディア論」「メディア・リテラシー」「博物館情報・メディア論」「キャリアデザイン」「放送概論」「グローバルメディア論」「コンテンツ・プロデュース」「エンターテイメント産業論」などの講義を行っている[3]

エピソード[編集]

  • 血液型はAB型。
  • 詩吟4段(摂南流)、書道5段である。
  • 大学では法学部法律学科を専攻。ゼミは宮沢浩一ゼミ(刑法・被害者学・少年法・死刑存廃論・刑事政策・犯罪学)に所属し、サークルは、十八人会(司法試験対策サークル)に在籍。真剣に法曹界を目指していた。
  • 学部のゼミと同時に、新聞研究所(現メディア・コミュニケーション研究所)に所属。岩男寿美子ゼミ(メディア論)に在籍していたことを考慮すると、学生時代からマスメディアやマスコミに興味があったと思われる。
  • 両親が教師であったため教職を勧められたが、悩んだ末にメディアへの道を選び[4]、宮沢ゼミや岩男ゼミのOBへの訪問の影響で、テレビ界を目指すようになった。
  • テレビ東京に入社当時は、旅番組「いい旅・夢気分」のADをやっていたが、その後は主に歌番組を担当。にっぽんの歌」ほか、「ヤンヤン歌うスタジオ」「あぶない少年」などアイドル番組のADを経て[5]、「ボップシティX」「歌のビッグファイト!」「サウンドGIG」などのディレクターとなる。
  • 長い間、光GENJI男闘呼組忍者、などのジャニーズ事務所の担当をやっていた。「あぶない少年」のロケ合宿では、SMAPに勉強を教えていた。
  • チベットを訪れたことがきっかけで、ドキュメンタリーの世界に入る[6]
  • 自らが企画した番組の場合は、プロデュースと演出を兼務することが多い。
  • モンテッソーリ教育に興味が深く、同教育を実践している横浜の銀嶺幼稚園などで講演活動も行っている。
  • 現在、非常勤講師を務めている文教大学以外に、東京工科大学[7]筑紫女学園大学などで特別講師を行った。
  • 俳優の片岡鶴太郎と親交が深い[8]
  • ヴァイオリニスト・作曲家・音楽家のツルノリヒロとは、20年、20作品以上の付き合いである[9]
  • 俳優の役所広司を兄のように慕っていて[10]、ドキュメンタリー作品でタッグを組むことが多い[11][12]。著書「秘境に学ぶ幸せのかたち」の帯には、役所が推薦文を寄せている[13]
  • ディジュリドゥ奏者のKNOBを弟のように気にし、ステージをサポートすることが多い[14] [15]
  • 「趣味は無い」と公言しているように、ほとんどの時間仕事をしていると思われる。[16]

主な放映・上映作品[編集]

映像作品[編集]

  • DVD「風の少年〜尾崎豊 永遠の伝説」‐プロデュース(ソニーピクチャーズ 2011/9) [1]
  • DVD「世界秘境全集 第二集 (全6巻)」[30]‐構成・演出・プロデュース(よしもとR&C 2009/12)[2]
  • DVD「世界秘境全集 第一集 (全6巻)」[31]‐構成・演出・プロデュース(よしもとR&C 2008/12)[3]
  • DVD「ハイビジョンデジタルでよみがえる 黄金の都・バーミヤン〜三蔵法師が見た巨大仏」‐構成・演出(ジェネオンエンタテイメント 2006/6)[4]
  • 「日本人の源流シリーズⅠ~Ⅳ」‐構成・演出・プロデュース(ハピネット・ピクチャーズ 1994/8)
  • 「雲上の秘境・チベット VOL.1&VOL.2」-ディレクション(EMIミュージック・ジャパン 1992/2)

舞台・イベント[編集]

  • 2014年5月 -銀座 ケネディハウス「響き合う魂〜田村亮(朗読)、原田節オンド・マルトノ)の音世界に詩を描く」作・演出[32]
  • 2014年5月 - STB139スイートベイジル 特別企画「古事記の調べ2014」作・演出
  • 2013年11月 - 平成25年度文化庁芸術祭参加作品 文京区シビックホール 特別企画「古事記の調べ2013」作・演出
  • 2013年11月 - 平成25年度文化庁芸術祭参加作品 STB139スイートベイジル 特別企画「古事記の調べ2013」作・演出
  • 2013年5月 - STB139スイートベイジル 特別企画「古事記の調べ2013」作・演出
  • 2007年2月 - STB139スイートベイジル 特別企画「民話の調べ2012」作・演出[33]
  • 2009年7月 - テレビ東京開局45周年記念イベント「恐竜2009〜砂漠の奇蹟」展示映像演出
  • 2007年2月 - STB139スイートベイジル 特別企画「民話の調べ2007」作・演出
  • 2005年5月 - STB139スイートベイジル 特別企画「民話の調べ2005」作・演出
  • 2005年3月 - 夢・地球博(愛知万博)国連館「よみがえる巨大仏〜バーミヤン」(NHKとの共同制作)出展作品構成・演出

著書[編集]

  • 「発達障害と少年犯罪」‐「NNNドキュメント取材班」と共著(新潮新書 2018/5 ISBN 978-4106107665)
  • 「ストーカー加害者 私から、逃げてください」‐「NNNドキュメント取材班」と共著(河出書房新社 2016/3 ISBN 978-4309024547)
  • 「高齢初犯~あなたが突然、犯罪者になる日」‐「NNNドキュメント取材班」名義で共著[34](ポプラ社新書 2014/9 ISBN 9784591141632)
  • 「封印された三蔵法師の謎」‐「テレビ東京」と共著(日本経済新聞出版社 2010/9 ISBN 978-4062164023)
  • 「秘境に学ぶ幸せのかたち」‐単著(講談社 2010/8 ISBN 9784062164023)
  • 「海を越えた縄文人―日本列島から太平洋ルートで南米まで1万6000キロの壮大な旅」‐「テレビ東京」と共著(祥伝社 1999/9 ISBN 978-4396610890)
  • 「チベット聖なる七つの智慧」‐単著(大和出版 1999/6 ISBN 9784804760674)

学術論文[編集]

  • 「今、ドラマの現場で何が起きているのか~ドラマにおける『ノンフィクション性』の許容と問題点」-単著(宝塚大学紀要『ARTES』N0.31,pp.47-62 2018/4)
  • 「コンプライアンス時代における一般人報道の手法 その課題と考察―ストーカー加害者への取材を通して―」-単著(宝塚大学紀要『ARTES』N0.30,pp.33-46 2017/4)
  • 「グローバルメディア時代のコンテンツビジネス―テレビ現場からの報告―」-単著(宝塚大学紀要『ARTES』N0.29,pp.41-49 2016/4)

評論[編集]

  • 「加害者本人インタビュー 私はなぜ『ストーカー』と化したのか」‐単著(『新潮45』新潮社,pp.36-43 2016/10)
  • 「高齢ストーカー…仕事一筋、真面目人間が陥るワナ」‐単著(『深読みチャンネル』読売オンライン 2016/5/27)[5]

注・出典[編集]

  1. ^ 著者ページの略歴から抜粋”. Amazon.co.jp (2010年8月20日). 2013年8月10日閲覧。
  2. ^ チャンちゃん (2008年3月26日). “書いとかないと忘れちゃうから「読書記録」から”. 2013年8月10日閲覧。
  3. ^ 東京工科大学 (2010年5月20日). “Theory of Mass Media マスメディアの現場と理論 これまでの講師紹介を参照”. 2013年8月10日閲覧。
  4. ^ 著書「チベット聖なる七つの智慧」から抜粋
  5. ^ ウィキペディア「あぶない少年」スタッフ欄を参照
  6. ^ 著書「チベット聖なる七つの智慧」「秘境に学ぶ幸せのかたち」から抜粋
  7. ^ 東京工科大学 (2010年5月20日). “Theory of Mass Media マスメディアの現場と理論 授業ページ”. 2013年8月10日閲覧。
  8. ^ 片岡鶴太郎 (2007年12月27日). “片岡鶴太郎日記「綿の湯」を参照”. 2013年8月10日閲覧。
  9. ^ ツルノリヒロ (2012年3月15日). “ツルノリヒロの生活と推理を参照”. 2013年8月10日閲覧。
  10. ^ 著書「秘境に学ぶ幸せのかたち」から抜粋
  11. ^ 役所広司は、テレビ東京開局35周年記念番組「ネシアの旅人」(主演;仲代達矢)で語りを担当。その後、「ガイアの夜明け」でナビゲーター。テレビ東京開局45周年記念番組「封印された三蔵法師の謎」では旅人。「瑛太が挑む世界最長の大河 ナイル」では“ナイルの声”を担当。
  12. ^ goo (2011年2月16日). “<役所広司>「高山病で 倒れたら面白いかな」・・・シルクロード3万キロの過酷な取材を激白”. 2013年8月10日閲覧。
  13. ^ uoo (2011年8月26日). “書籍推薦文集を参照・・・「世界79ヵ国の秘境を駆け巡り人間の清も濁も映し出す田淵さんは“不死身”のドキュメンタリー作家だ!」”. 2013年8月10日閲覧。
  14. ^ KNOB (2008年12月4日). “日々の感動「嬉しい再会」田淵俊彦さんと久しぶりに・・・”. 2013年8月10日閲覧。
  15. ^ I AM (2013年4月24日). “古事記の調べ、満員御礼!ありがとうございます。”. 2013年8月10日閲覧。
  16. ^ 岡山医療センター (2007年8月). “ザ・ジャーナルから抜粋”. 2014年8月15日閲覧。
  17. ^ 【テレビ東京 春の開局記念ドラマ】ミッドナイト・ジャーナル 消えた誘拐犯を追え!七年目の真実 :テレビ東京” (日本語). テレビ東京. 2018年5月6日閲覧。
  18. ^ (日本語) ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~, http://www.tv-tokyo.co.jp/douga/f_programs/999000196 2018年5月6日閲覧。 
  19. ^ ドラマ特別企画「巨悪は眠らせない 特捜検事の標的」:テレビ東京” (日本語). テレビ東京. 2018年5月6日閲覧。
  20. ^ “テレビ東京開局記念日ドラマ特別企画 破獄”. テレビ東京HP. (2017年3月3日). http://www.tv-tokyo.co.jp/hagoku/ 2017年3月18日閲覧。 
  21. ^ houkon (2017年5月22日). “2017年4月度月間賞”. 2017年5月30日閲覧。
  22. ^ “世界に見せたい日本のドラマ 「東京ドラマアウォード 2017」発表”. (2017年10月27日). https://dentsu-ho.com/articles/5580 2017年10月30日閲覧。 
  23. ^ . (2017年10月27日). https://gunosy.com/articles/R38Ra=山田孝之、“最強の脱獄犯”演じたドラマが受賞 野田聖子総務大臣がトロフィー授与<東京ドラマアウォード2017> 2017年10月30日閲覧。 
  24. ^ “ビートたけし主演ドラマ、仏カンヌ「MIPCOM 2017」でグランプリ受賞”. (2017年10月22日). http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20171021/Oricon_2099363.html 2017年10月22日閲覧。 
  25. ^ “テレビ東京 『破獄』 が 「MIPCOM BUYERS' AWARD for Japanese Drama」 グランプリを受賞!”. (2017年10月20日). http://www.tv-tokyo.co.jp/kaisha/news/2017/1020_204553.htmlwww.excite.co.jp/News/entertainment_g/20171021/Oricon_2099363.html 2017年10月20日閲覧。 
  26. ^ 第 55 回ギャラクシー賞 プレスリリース”. NPO放送批評懇談会. 2018年4月27日閲覧。
  27. ^ “広末涼子、沢村一樹と15年ぶり共演「まさかの元妻役、光栄でした」”. ORICON STYLE. (2016年11月14日). http://www.oricon.co.jp/news/2081409/full/ 2016年11月14日閲覧。 
  28. ^ ドラマスペシャル「巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲 」:テレビ東京” (日本語). テレビ東京. 2018年5月6日閲覧。
  29. ^ sankei (2015年3月15日). “どこかセクシー…インドの仏像と「妖怪ウォッチ」の共通点とは”. 2015年4月11日閲覧。
  30. ^ 購入ページの「商品の説明」欄内「内容紹介」から抜粋”. Amazon.co.jp (2008年12月24日). 2013年8月10日閲覧。
  31. ^ 購入ページの「商品の説明」欄内「内容紹介」から抜粋”. Amazon.co.jp (2008年12月24日). 2013年8月10日閲覧。
  32. ^ interfm (2015年2月4日). “「Oh!Boy」のメインパーソナリティ、原田 節(ハラダタカシ)が2月15日日曜日、銀座ケネディハウスに俳優の田村亮さんと登場です”. 2015年4月10日閲覧。
  33. ^ STB139 (2012年5月23日). “公演スケジュール 田村亮 朗読の部屋~MODEAの音楽にのせて~”. 2013年8月10日閲覧。
  34. ^ yahooJapan (2014年9月). “yahooJapanニュースから抜粋”. 2014年9月28日閲覧。

外部リンク[編集]