田中秀雄 (陸上選手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
田中 秀雄 Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Hideo TANAKA [1][2]
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技 (長距離走)
種目 5000m3000m障害
大学 中央大学
生年月日 (1909-09-02) 1909年9月2日
生誕地 長野県阿智村
編集 テンプレートのヘルプを表示する

田中 秀雄(たなか ひでお、1909年(明治42年)9月2日[2] - ? )は、日本の陸上競技長距離走)選手。

生涯[編集]

現在の長野県下伊那郡阿智村(智里東[3][注釈 1])出身[4][5]。下伊那農学校(現在の長野県下伊那農業高等学校[4]に学ぶ。風越山(現在の飯田市)で行われた登山マラソン[注釈 2]で優勝し、競技人として生きることを決意したという[6]。1932年、日本陸上競技選手権大会の男子3000m障害で優勝[7](所属は「長野青年」[7])。

中央大学に進学[4]箱根駅伝に第15回大会(1934年)から第18回大会(1937年)まで連続出場しており[8][9][10]、第15回大会(1934年)では10区区間賞となっている[9]

1934年9月16日、日米対抗近畿大会(甲子園)で男子1500mの日本記録を更新(4分00秒4)[11]。1934年10月21日、日本陸上競技選手権大会(甲子園)男子3000m障害で9分52秒4の日本学生記録で優勝[7][12]

1935年5月5日、関東選手権(神宮)の男子3000m障害で9分44秒8の日本記録を出す[12][注釈 3]。1935年5月25日には日本学生陸上競技対校選手権大会(甲子園)において自らの男子1500mの日本記録を更新(3分59秒2)し[11]、同年6月20日の学生対比島大会(神宮)でさらにその記録を縮めた(3分58秒0)[11][注釈 4]

1936年にも日本陸上競技選手権大会男子3000m障害で優勝(9分40秒2)[7]

1936年ベルリンオリンピック日本代表選手に選ばれ、男子5000メートル競走、男子3000メートル障害に出場(1936年ベルリンオリンピックの陸上競技)。5000メートル走では記録なし、3000メートル障害では10分00秒4で、いずれも予選通過はかなわなかった。

競技引退後は、信濃毎日新聞の記者となった[6]。第二次世界大戦後も、長野県縦断駅伝競走に関わるなど[13]、陸上競技の振興にたずさわった。

2011年時点で故人[13]

記念[編集]

飯田市で行われる風越登山マラソン大会の虚空蔵山コース総合優勝者には、田中秀雄にちなんだ[6]「田中杯」が授与される[14]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 阿智村は1956年に智里村などが合併して成立した
  2. ^ 出典(飯田市長の定例記者会見)[6]によれば「昭和元年」の「第1回風越登山マラソン大会」で優勝したのが競技人として生きる転機とされる。現在行われている風越登山マラソン大会は大正時代にルーツを持つとされ、1948年(昭和23年)を第1回大会として開催されている。
  3. ^ この日本記録は1935年11月3日に今井哲夫によって破られた[12]
  4. ^ この日本記録は1936年8月23日に中村清によって破られた[11]

出典[編集]

  1. ^ Japanese Delegation of Athletics Team : Rio de Janeiro 2016 (PDF) 」、日本陸上連盟、2016年、2019年10月10日閲覧。
  2. ^ a b HIDEO TANAKA”. IOC. 2019年10月10日閲覧。
  3. ^ 阿智村定例議会(平成29年12月8日)村長あいさつ”. 阿智村 (2017年12月8日). 2019年10月15日閲覧。
  4. ^ a b c 長野県出身陸上オリンピック代表”. 長野県陸上競技連盟. 2019年10月15日閲覧。
  5. ^ オリンピック出場選手 長野県関係”. 長野県スポーツ協会. 2019年10月15日閲覧。
  6. ^ a b c d 平成28年7月 第一回定例記者会見”. 飯田市市長公室. 2019年10月15日閲覧。
  7. ^ a b c d 男子3000mSC 過去の優勝者・記録”. 日本陸上競技連盟. 2019年10月10日閲覧。
  8. ^ 田中 秀雄”. 箱根駅伝公式Webサイト. 関東学生陸上競技連盟・読売新聞社. 2019年10月15日閲覧。
  9. ^ a b 箱根駅伝 1931年~1935年”. 中央大学駅伝応援サイト. 中央大学. 2019年10月15日閲覧。
  10. ^ 箱根駅伝 1936年~1940年”. 中央大学駅伝応援サイト. 中央大学. 2019年10月15日閲覧。
  11. ^ a b c d 日本学生記録の変遷 男子1500m”. 日本学生陸上競技連合. 2019年10月15日閲覧。
  12. ^ a b c 日本学生記録の変遷 男子3000mSC”. 日本学生陸上競技連合. 2019年10月15日閲覧。
  13. ^ a b “未来へつなぐたすき(5)-2=大町北安曇 若手育成、地元で大会”. 信濃毎日新聞. (2011年11月2日). https://www.shinmai.co.jp/ekiden2011/2011/11/post-12.html 2019年10月15日閲覧。 
  14. ^ 第65回風越登山マラソン大会~目指せ飯田の山の神!!~”. 飯田市 (2019年10月9日). 2019年10月15日閲覧。