田中源吾

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田中源吾
生誕 1974年
日本の旗 日本 愛媛県
居住 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
研究分野 古生物学
層位学
研究機関 熊本大学
出身校 島根大学(学部)
静岡大学(大学院)
主な業績 アラルコメネウス中枢神経系の発見
プロジェクト:人物伝
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田中 源吾(たなか げんご、1974年 - )は、日本層序学者古生物学者アンドリュー・パーカーの提唱した光スイッチ説や、それに関連したカンブリア紀の生物の神経系の研究を主に行っている[1]

略歴[編集]

1974年に愛媛県にて生まれ、島根大学理学部地質学科を卒業後、2002年に静岡大学大学院博士課程を修了する。日本学術振興会特別研究員、京都大学研究員、群馬県立自然史博物館学芸員、海洋研究開発機構研究技術専任スタッフ、熊本大学合津マリンステーション特任准教授、金沢大学国際基幹教育院助教を歴任[2]。准教授に昇進し、2021年から熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センターに着任[3]

2011年、前田晴良を筆頭著者とした、カンブリア紀のオルステン動物群の化石の保存メカニズムに関する論文を発表。オルステン動物群の化石の良好かつ立体的な保存状態は別の生物の排泄物から供給されるリンによると提唱した[4]。2013年にはカンブリア紀に生息した大付属肢型節足動物アラルコメネウスの化石に中枢神経系が保存されていることを確認し、その配列様式が現生の分類群では鋏角類に類似していると指摘、大付属肢型節足動物を鋏角類に位置付けた[5]。2018年には岐阜県の上部シルル系一重ケ根層ゴースティアン階またはルドフォーディアン階)から貝虫類の化石群集を発見し、そのうち3種で日本最古となるつがいの化石が含まれていると発表。また新種クリンティエラ・アンチフリッガ(Clintiella antifrigga)を記載・命名した[6]

著作[編集]

分担執筆[編集]

  • 『化石の研究法』(1971年、共立出版ISBN 978-4-320-04503-3[2]
  • 『古生物学事典 第2版』(2010年、朝倉書店ISBN 9784254162653[2]
  • 『新しい地球惑星科学』(2019年、培風館ISBN 978-4-563-02522-9[2]

監修[編集]

テレビ出演[編集]

出典[編集]

  1. ^ 田中 源吾 Tanaka Gengo”. 日本学術振興会. 2021年4月30日閲覧。
  2. ^ a b c d 田中源吾”. ブックマン社. 2021年4月30日閲覧。
  3. ^ 大本照憲特任教授、田中源吾准教授が着任されました”. くまもと水循環・減災研究教育センター. 2021年4月30日閲覧。
  4. ^ “3D化石と「汚物だめ」: カンブリア紀オルステン化石の保存の謎を解明” (プレスリリース), 京都大学, (2014年4月12日), https://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2011/110412_1.htm 2021年4月30日閲覧。 
  5. ^ 海洋研究開発機構; 群馬県立自然史博物館; 雲南大学; ロンドン自然史博物館; アリゾナ大学 (2013年10月17日), “カンブリア紀の化石の神経系イメージングに成功 ~生物進化における中枢神経系の発達過程解明の可能性~” (プレスリリース), http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20131017/ 2021年4月30日閲覧。 
  6. ^ “日本最古のカップル 4 億年以上前の小さな甲殻類の雌雄,日本で発見” (プレスリリース), 金沢大学, (2018年11月9日), https://ilas.w3.kanazawa-u.ac.jp/wp-content/uploads/ca4df0940e99518adbdc22fc1ff8107f.pdf 2021年4月30日閲覧。 
  7. ^ 番組表検索結果詳細”. NHK. 2021年4月30日閲覧。
  8. ^ @nhk_darwin (2021年4月14日). "【18日夜7時30分~ #アノマロカリス】監修して頂いたのは、撮影時は #金沢大学、現在は #熊本大学 に所属する #田中源吾 博士。岩手県にある化石の発掘現場を案内してくださいました。ありがとうございました! nhk.jp/p/darwin/ts/8M52YNKXZ4/ #ダーウィンが来た #カンブリア紀 #古生代 #化石 #CG" (ツイート). Twitterより2021年4月30日閲覧