生田目

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生田目(なばため)は、日本語名前の一つ。下野国(現・栃木県)を拠点とする武家の一族として興った生田目氏(なばため うじ)が名字として名乗ったことに始まり、生天目氏が知行とした地域の地名などにもなった。その後、この名を起源として、様々な派生名と表記揺れが生まれている。

生田目 (名字)[編集]

生田目(なばため)は、日本語の名字の一つである。

「なばため」の語源は、「なば」が「隠(なば)る」で、「た」は「田」、そして「め」は「間」のような意味で、「隠田」を意味するという。

派生名と表記揺れ[編集]

名字「なばため」は、派生形の多さ、表記揺れの大きさで知られる。「青天目」「青田目」「那波多目」「那波田目」「天生目」「生畑目」「天女目」「矢生目」などと記す「なばため」のほか、「生天目なまため)」「名畑目なはため)」がある。読みはこれ以外にも、「いくため」「いくたもく」「いため」「うめた」「きため」「まなため」「なたまめ」「なため」「おだもく」「おだめ」「おため」がある。

関連する人名[編集]

生田目とその派生形を名字とする著名人の一覧。生誕年順。

その他
架空の人名。2017年(平成29年)のNHK朝ドラひよっこ』の主要登場人物の一人。脚本家は、金の卵として全国各地から集団就職列車で上京する若年中卒労働者としての女工たちの名字を各人の出身地に独特のものにするという製作意図をもって設定し、福島県磐城地方出身の女工の名字は「青天目」にしたことを明かしている。第116話「さて、問題です」では、劇中劇として描かれるクイズ番組で彼女の元同僚・兼平豊子が回答者として出演するが、「青天目」の読みが最終問題として出された時、手強いライバル回答者が誤答する一方で、豊子は見事に正答し、それによって物語が新しい展開に移行するという、重要かつ印象的な扱いがなされた。

生田目 (地名)[編集]

地名としての生田目(なばため)は、生田目氏が名乗ったことに由来する。名乗り始めた当時でいうところの下野国芳賀郡生田目荘がこの地域にあたり、近世における下野国芳賀郡生田目村(江戸幕藩体制下の下野黒羽藩生田目村)、現在における栃木県芳賀郡益子町生田目などにその名を留める。

関連する地名等[編集]