生徒会の一存の登場人物

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生徒会の一存 > 生徒会の一存の登場人物

生徒会の一存の登場人物(せいとかいのいちぞんのとうじょうじんぶつ)ではライトノベルおよびアニメ作品の『生徒会の一存』に登場する架空の人物について記述する。

碧陽学園生徒会[編集]

基本的に、生徒会らしい仕事を行うことはほとんどない(生徒会メンバーで駄弁る時間を少しでも増やすために、鍵が生徒会の雑務を生徒会の他のメンバー帰宅後に全て1人で片付けている)。普段の活動は各々で好きなことを行って時間を潰したり、生徒会長である桜野くりむの議題で会議をしようとしても結局は話が脱線しそのまま終了することが多い。ただし生徒会がダラダラと楽しく学園生活を過ごしているために、他の生徒達も活気に溢れているなど、知らず知らずに風紀の活性化には一役買っている。また、生徒会室内での雑談の中で生徒会役員たちの過去の苦い思い出なども語られていく(杉崎鍵の過去は『一存』で、紅葉知弦の過去は『二心』で、椎名姉妹の複雑な思いは『三振』と『四散』で、桜野くりむの過去は『九重』で、それぞれ述懐される)。

桜野 くりむ(さくらの くりむ)
声 - 本多真梨子
本作の主人公。生徒会長であり3年生でA組所属。前年は生徒会副会長。血液型はA型。4月2日生まれ[1]。身長は原作では140cmだが、アニメ版だと142cm、漫画版では145cmと表記されている。 花粉症持ち。
知弦には名前の「くりむ」からクリムゾン(真紅)を連想して「アカちゃん」(知弦にとっては別の意味もある。紅葉知弦の項を参照)、鍵からは「会長」、深夏と真冬からは「会長さん」と呼ばれる。
ピンク色のショートボブアホ毛が生えており、ワンポイントとしてワインレッドの色をしたリボンを左側の髪の毛に結んでいる。身長も胸もないため見事な幼児体形であり、その容姿からロリ扱いされ、しまいには小学生と間違われることもある。胸が小さいため「ぺったんこ」と言う言葉に弱い。
生徒会長でありながら成績は芳しくなく、運動も不得手など(好きではあるらしい)、典型的な真面目人間でありながら、高校3年生にして何から何までお子様スケールのダメ人間。しかし、何事にも必要以上に一生懸命に取り組む。よく他の生徒会メンバーを振り回しているが、逆に子ども扱いされてイジられることも多い。子ども扱いされると怒るが、知弦に対しては甘える態度を見せる。
怪談が大の苦手で、怪談が学校の流行となった際は、防ごうとしたこともある。
また人気投票の生徒会選挙で生徒会長に当選していることからもわかるとおり、外見と中身に反して異常なほどのカリスマ性の持ち主。鍵の言うことは聞かない生徒たちも、彼女の一喝で一斉に閉口するほどである。その一方で口を開けば空気の読めない発言や自分を棚に上げる発言、中身の伴わない正論を繰り返し人をムカつかせる才能をも合わせ持つ。自分が見聞きした名言などにすぐ感化され、本作のエピソードの多くは、彼女が名言を高らかにホワイトボードに掲示して宣言することから始まる。稀に行う仕事についてもいい加減なため、結局、鍵が後始末をすることになる。
家族関係は良好で、父親は会社の社長で金持ちの部類に入る。鍵はそのことから、くりむのカリスマ性はこれに関係しているのではないかと推測している。父親が社長ということもあって本人の感覚は一般離れしており、父親の肩たたきやポストの新聞取りなどを社会の荒波だと勘違いするほどである。
極度の甘党。アニメの中での好物はウサマロ(くりむは「幸せ味」と呼んでいる)だが、原作では甘いもの全般が好きである。バニラキャラメル味のチュッパチャプス、メロンパン、レモン飴などにつられたことがある。
相手に合わせて携帯の着信音を変えている(例とすると鍵は「耳元で蚊が飛んでいるような音声」、杏子は「暴走族のバイク音」など)。
鍵との出会いは生徒会メンバーのなかで最も早く、1年前の春に学校の廊下で生徒会の書類を運んでいる時に邂逅した。鍵がエロゲ・ギャルゲマニアになったのは、そのときのくりむの発言がきっかけである(ただし、くりむは相手が鍵とは気付いていなかった[2])。
幼稚園から小学校に上がる時、親の都合でこちらの土地に引っ越してきた。その時、くりむの父親は会社を新しく創設していたが、地元の人と一騒動あったらしく、その影響で大人達が子供に「桜野さんのところの子に近づくな」と警告をしたために、学校では受け入れては貰えなかった。大人達の問題が解決した頃には、くりむはクラスメイトに何も言えない状況に追い詰められており、またクラスメイトも彼女を省くという空気になっていたため、他人と関わるのに恐怖心を抱いてしまった。だが一番彼女が恐れていたのは、両親に好かれてきた自分を全部否定してしまうことだった。そして中学三年生の頃に栗花落杏子という一人の親友ができ、彼女との約束を守るため、くりむは変わりだした。
原作では枯野が鍵を連れ戻して卒業式に間に合わせるが、アニメ「Lv2」8話では、くりむの提案で鍵の失踪先である旅館に生徒会で行くことになる。
紅葉 知弦(あかば ちづる)
声 - 斉藤佑圭(第1期)→美名(第2期)
生徒会書記であり3年生でA組所属。前年は生徒会副会長。血液型はAB型。11月22日生まれ[1]。くりむとはクラスメイトで親友。
長く滑らかでサラサラとした黒髪のロングヘアに長身かつ巨乳という、非の打ちどころがない抜群のプロポーションの持ち主で、くりむとは正反対の大人びた容姿と落ち着いた物腰を持つ。とても高校生とは思えないほどの大人の魅力を振りまいている。
頭の回転が速く、趣味が勉強といっても過言ではないくらいこなしているため、成績は3年でトップの超優等生である。中学時代でも頭は良く、学年トップを取り続けており2位の奏とは大きな差をつけていた。
基本的に同級生は苗字で、下級生は呼び捨てで呼ぶ。そのため彼女にあだ名で呼ばれることは珍しいのだが、「別に友好度で区別しているわけじゃない」らしい。
普段から寡黙なタイプで常に落ち着いており、クールでありながら優しさを持ち合わせているという大人っぽい性格。生徒会の参謀的存在なのだが、反面かなりの毒舌かつを携帯するほどのドSで、よくくりむたちをやり込めては楽しんでいるが、生徒会メンバー以外がくりむたちで遊ぶのは決して許さない。機嫌が悪くなると不気味なほどの作り笑顔になり、その笑顔はリリシアが身を強張らせるレベルである。
株の取引に慣れ、自身が行った犯罪計画などを口にしたり休日には殺人事件に探偵として現れたりと、裏社会などの色々な世界に関わっている。
形から入るタイプの様で、本格的に忙しい時などにはモードチェンジのためなのか度の入って無い伊達眼鏡をかけることがある。
理想のタイプは「アカちゃん、それ以外になし」と百合と思わせる発言をしており、言い切っているが、男性であれば鍵のようなタイプが好みらしい(丸め込めやすく、自分色に染めることができるなどの理由から)[3]。鍵に好意を寄せている。
可愛いものに目が無く、愛でるのが好きである(くりむを愛でる理由もこのため)。また『七光』で林檎から自身の鍵への想いを指摘された際には赤面して絶句をしたり、『八方』では「ドSな願い」ではなく「鍵への甘えたい願望」を知られたくないと思ったり、『九重』ではチョコを渡す際、緊張のあまり不自然な動きをとってしまうなど、本来は純真少女である。
鍵の不在、もしくは会話不能時に物語の語り部となることが多い。数度、番外編での主人公を張ったこともある。
碧陽学園に入学して約二週間がたった頃は、過去がまだ心の中で足枷になっていたようで人と関わりたいと思っておらず、周囲を冷たく突き放すという行動をとっていた。その時であったくりむに対して不気味さを感じる。しかし、彼女の本心に触れていったことでくりむと友人になりたいと思うようになった。また、彼女はくりむにとっての「高校で最初の本当の友達」である。また、この時がドSとド変態の始まりでもあったとくりむから述べられている[4]
鍵との出会いは1年前の秋。勉強などの無理のし過ぎで貧血で倒れた鍵を、保健室に居た彼女が手際よく介抱したことがきっかけ。鍵の過去を聞いた知弦は鍵を優しく抱きしめ、過去を鍵と共に吹っ切ることができた。鍵のあだ名が「キー君」になったのもそのときがきっかけである。
中学生の頃、宮代奏から酷いイジメを受けており(奏にとっては知弦に対する精一杯の愛情表現であった)、それから逃れるために学年トップの成績を取って名門の白枝高校に進むように見せかけ、1ランク下の碧陽学園に進学した(碧陽学園も名門校ではある)。ただし本人の中でイジメられたことはもう完全に過去になっており、傷を引きずるようなことはほとんど無く、むしろ自分からネタとして使っている位である。彼女がくりむを呼ぶ「アカちゃん」というあだ名は、かつてイジメの相手が自分に付けていたあだ名(紅葉=アカバ=アカちゃん)と同じであるが、これは、彼女がこのあだ名を思いついたときに、あえてこのあだ名を避けることは逆に自分の過去を引きずることになると考えたためである。
椎名 深夏(しいな みなつ)
声 - 富樫美鈴
生徒会副会長で鍵のクラスメイトである2年生でB組の委員長。前年は生徒会会計。血液型はO型。9月6日生まれ[1]
鮮やかな色をした長い髪をまとめたツインテールが特徴で、髪を解くとまるで別人のように印象が変わり、鍵でさえ一目で気付かない。スタイルは抜群。
特定の部活動には所属していないが、運動神経抜群なので助っ人としてよく顔を出している。真冬とは対照的に体を動かすのは、真冬の分まで自分が縦横無尽に暴れて、それを見ている真冬に少しでも充実感を分け与えてあげたいと思っているためである。外では体を動かすのが好きだが、家ではすることが勉強位しかないので、成績は学年5位以内を取る優等生でもある。
リーダーシップがあり正義感が強く、男口調でボーイッシュな性格だが中身は誰よりも乙女である。それゆえ女生徒からの人気が高く本人も満更ではない様子だが、リリシアに百合疑惑をかけられた時は全力で否定していた。しかし、自身でも男よりは女の方が好きと話している。ちなみに昔の夢は「お嫁さんになること」。
母親の離婚後は男という生き物が判らなくなってしまい、「男」を理解するために少年漫画などの「熱血もの」を読むようになり、生徒会でもその手の意見を多く出している。また、自身も筋金入りの熱血少女である。
また、真冬を溺愛するシスコンであり、真冬を大事に思うあまりに幼少時に「男の汚さ」を徹底的に教え込み、男性恐怖症に陥れた元凶でもある。真冬限定だが彼女の洗脳能力は異常で、記憶操作や覚醒などはお手の物である。
リリシア曰く、クラスにおける鍵との夫婦漫才から、クラスの皆には半ば公認カップルとして見られているらしい。ただし“相方”の鍵曰く「デレる気配が微塵もない正統派ツンデレ」。生徒会メンバーと旅行した際に足の臭いを気にしてか、自分が履いている靴下の中に十円玉を入れていたことがある。
髪型を三つ編みにしてしまうと自身曰く、「キャラがぶれて力が出ない」らしい[4]
「オールナイト全時空・エバーグリーン」の「定められた一言」コーナーでは毎回精神が真冬と共に崩壊しており、『七光』では鍵が記憶喪失となった際に語り手をした[5]。『八方』では自分が鍵に対して持っている好意を自覚し、自ら一瞬で鍵も気付かないようなキスをした。そして、デレ期に入ったらしく『九重』からは隙があればストレートに鍵に告白をしている。鍵を殴るなどで幸せを感じ、鍵は疑問に感じているが本人曰く「デレたときのメリット 略してデメリット」があるらしい[4]
去年の生徒会がマジメすぎたため今年の生徒会のマジメな会議は極端に嫌う。
鍵との出会いは1年前の夏。生徒会を目指そうとした鍵が同じ学年で生徒会役員の深夏に、「どうしたらキミみたいになれる」と質問したことがきっかけ。その時の「あたしになろうとしているヤツに、生徒会に入る資格はねえだろ」と冷たい目で言い放たれた言葉に、鍵はショックを受け、自分らしさを磨く日々に突入した[6]
深夏は小学生の頃の母親の再婚相手の「おじさん」の登場により、母親の椎名香澄と少し気を使った関係になってしまった。またそれにより味わったいやな気持ちを妹には味わわせたくないという思いから、母親・おじさん側と、自分・真冬側との線引きは、真冬を全寮制の女子校に入学させ自分もそこに転校するまでに徹底していた。その後、深夏が中学3年になった時に母親は破局し、少し複雑な距離感が残るものの、元の一緒の生活に戻り幸せに暮らしている。生徒会で過ごしているうちに鍵の存在が彼女の中で大きくなっており、家族の中に男がいるのも前よりも悪く感じてはいなくなっている。そのため、後に母親が正式に再婚することになった際は、新しい家族を受け入れる決心をした。その結果として今年度の生徒会活動の終了と同時に、内地へ真冬と共に転校することになった。
椎名 真冬(しいな まふゆ)
声 - 堀中優希(第1期)→野水伊織(第2期)
生徒会会計で唯一の1年生でC組所属。血液型はA型。2月22日生まれ[1]。深夏の妹。
色素の薄いストレートヘアに白い肌を持ち、頭にちょこんと乗せたリボンが特徴的な儚げな容姿に、男性が苦手(鍵は平気)な男性恐怖症であり、かつ一人称が「真冬」と少し子供っぽい所もあり、姉とは正反対の大人しく引っ込み思案な性格。しかし、生徒会のメンバーには心を許して気持ちを素直に表現出来るようになっており、相手の傷口に塩を塗りこむ(失礼に当たる)言動を発することもあるが、本人に悪気は全く無い。
一方で鍵を主人公にした善樹との関係を描いたボーイズラブ小説を創作する腐女子じみた一面も。妄想癖があり鍵と善樹のBL妄想、および小説執筆を趣味にしている。更に廃人だという自覚があるほど重度のゲーム好きで、RPGをあげつらったくりむを見返すために、他の生徒会メンバーを巻き込んでくりむにやらせるためだけのRPGを1本作ってしまうほどゲーマーとしての矜恃は高い。むしろ、どんな疲労もゲームをプレイした途端に心身ともに回復する体質。動画投稿サイトでは「神」と称されており[7]ヲタク趣味に走りつつ金銭面で家族にまったく迷惑をかけないほどの額を稼いだり、ブログの訪問者数はそこらのアイドルより多かったりと、異様なほどネット関連でのスキルが高い。ネット界では「瑠璃色の堕天使」と称されている。本人は気付いていないが、クラスでは「神」として崇拝され外出時にはクラス全員からストーカー行為をされている。
姉と違い家ではゲームなどをしているため、勉強はあまりやっていないようだが、それでも上の中には入っている優等生。
体が弱く体力は全然無い病弱な性質。無理な運動やアクティブなことは出来ず、普通に過ごす分は良いが無理をすると直ぐに体調を崩す。昔からそのような感じだったため、寝つきが悪い。自身では子供の頃にあまり体を動かせなかったからと推測している。しかし、そんな体に生まれてきた事を免罪符にしていたりもする。
しかし覚醒するとZ戦士並みの戦闘力を発揮する。図書カード1万円を手に入れるために覚醒したことがある。その時には姉の深夏を真っ先に倒そうとした。
彼女もまた姉と同様に、深夏の事を心の底から愛しているシスコン。
鍵に真っ直ぐな好意を示し告白もしているが、その好意は世間一般のものから大いにズレ、「告白はしたが付き合いたくはない」とのことから、真に鍵と恋愛関係になるのか、まだまだ謎。『五彩』以降は「本当に先輩(真冬ちゃん)は真冬(俺)のこと好きなんです(なんだ)よね!?」というやりとりが当たり前になるほど、お互いの扱いがある意味酷くなっている。
『九重』ではバレンタインデーに鍵に手作りチョコを渡し、その上鍵に抱擁してほしいと希望した。
鍵との出会いは1年前の冬。勉強やバイトやエロゲや鍛錬を体調無視で強行し、さらに失踪した星野巡を深夜まで捜索した翌日のバイト後で力尽きて公園で倒れていた鍵を、丁度傍を通りかかった真冬が助けたのがきっかけ。男性を心の底から怖いものと思い込んでいたのに、それでも助けてくれようとした真冬を見て鍵は「こういう女の子をちゃんと守れる男になってやる」と決意した[6][8]
深夏は真冬には知られまいとしていたが、真冬は両親と深夏の件はすべて知っていて、それでもなお自分を一番に愛してくれる姉を信じ、世間一般論から間違っていると判っていても姉の語る男理論を信じて男嫌いになっていた。その上で母親とうまくやれているのは、深夏の引いた線をまたいで家族の架け橋になることが弱い自分の果たせる役割だと信じているからである。また、姉の男理論を貫き通していく上で鍵を好きになってしまったことはルール違反だと思っており、今までは深夏も彼を好いているから大丈夫だと言い聞かせていた。しかし、それでも姉が彼と仲良くすることを許可しない限りはまだ自分の中では許せてはいないらしい。けれど自ら鍵に歩み寄ることをした。
杉崎 鍵(すぎさき けん)
声 - 近藤隆
本作のもう1人の主人公。生徒会の日常を綴る筆者。血液型は典型的なA型[9]。私立碧陽学園生徒会副会長を務める2年生でB組所属。
容姿はそれなりに良い。生徒会の会話では基本的にツッコミ役であるが、自身もボケをかましてメンバーからツッコまれることも少なくない。彼のボケは狙ってやっているように見せかけて、天然という部分が9割であり、深夏と自分がそれぞれのブレーキ役となっているために互いが存分にボケられている。
入学当時の成績は底辺レベル(アニメ版では最下位)だったが、美少女揃いの生徒会に入るため一年の間の猛勉強の果てに年度末でトップの成績を取り、成績優秀者が希望すれば生徒会入りできる「優良枠」[注 1] で現在の役職に就いた[2]
くりむからは「杉崎」、深夏からは「鍵」、真冬からは「杉崎先輩」、知弦には「鍵」という名前から「キー君」と呼ばれている。
自他ともに認めるエロゲ(アニメ版1期では全年齢対象版。Lv2では原作設定)・ギャルゲマスターで自らインドア派と認めている。さらに、自分以外は美少女だらけの生徒会を「俺のハーレム」と公言してはばからない(他の役員は誰もそのことを認めていない)が、それを主張することで特定の個人と特に仲を深めることを防いでる節が見られている。ただしゲームでは肝心のシーンは恥ずかしくて飛ばしてしまうため、その手の語彙は実は貧困である[10]。生徒会唯一の男子であることや度々放つセクハラ発言のせいもあって、他の生徒会メンバーからぞんざいな扱いを受けることもあるが、根は善人なので、「この学校で、あいつのことホントに嫌いな人間なんて一人もいない」(くりむ談)らしい[2]。また、深夏には「あたしよりも人の中心」と評されている[11])。
深夏がいないと寂しいらしく、そこをからかわれたこともある[6]
自身に向けられる好意は絶対に見逃さないと言い張っているが、くりむが林檎に遠回しではあるが「鍵のお嫁さん」を諦めさせられなくてがっかりしていたのを理解できなかったり、巡が自分に告白しているのを悪意からだと思っていたり、深夏が寄せる好意を身(命)の危険と勘違いするなど、大切な所ではかなりの鈍感である。そのため、生徒会メンバー全員からある種の好意を寄せられているのにも関わらず、ハーレムの完成には一歩及ばずにいる。また、普段は自分の欲望に素直になりすぎて周りから気持ち悪い子扱いされているが、相手に親切心、または恩人などという形で接すればイケメン成分数割増し状態になる。クラスメイトの巡には「天然フラグ製造機」「ナチュラルナンパ野郎」と評されている。
巡に対しては苦手意識を抱いているが、「一番尊敬している」と評している[12]
基本的にフェミニスト精神を心がけているが、男子にもそれなりに気配りが上手い。義妹の林檎を溺愛しているシスコンだが、気の弱い義妹に対してはドS。
中学二年生の頃は、その年齢ゆえに中二病にかかっていたらしい。
一人暮らしで生活費の足しにするために様々なバイトをしており、生徒会の雑務も一人でこなしているため、見た目とは裏腹にかなり多忙な日々を送っている。生活能力は不明だが、少なくとも中学時代までは家事はほとんどできなかった。漫画版では生徒会の面々が提案する個性的すぎるパンを、アレンジを加えて実際に料理するという腕前を見せた (いずれのパンも大好評だった)。そのほかの能力面においては、深夏曰く、「エロという点では群を抜いてダメ人間だけど、それを除けば割と完璧人間」らしい。中でも事務的能力は非常に高く、時間がかかる仕事を一人で短時間で終わらせ生徒会メンバーが仰天したほど。
鍵には中学時代に幼馴染の松原飛鳥と義妹の杉崎林檎という何よりも大切な2人がいたが、「精神的な二股状態」になってしまい、どっち付かずの気持ちのまま2人との破局を迎えてしまう。その後学校を休みがちになり同級生多数から暴力を受けていたが、高校1年初めの頃にくりむに出会い、彼女のアドバイスにより立ち直り、鍵にとっての理想の「主人公」を目指すうち今の人格が形成されていった[2]。そしてそのために勉強やバイト、ゲームを必死で頑張っていた過程で他の生徒会メンバーと出会い自分の想いと決意を確かなものにしていった。なお悲劇的バッドエンドを迎えた飛鳥と林檎の2人であるが、近頃よりを戻していて比較的良好な関係に戻っている模様である。
新・生徒会
3年進級後の生徒会では、当初「人気投票1位は確実」とされていたにもかかわらず、自身のとった態度と新入生の人気のため3位に甘んじたものの生徒会入りはしている。
真儀瑠 紗鳥(まぎる さとり)
声 - 小菅真美
『二心』で生徒会顧問に就任した新任の国語教師。顧問教師の権力をもって生徒会に介入する。
攻撃的な美を表したような容姿の持ち主で、艶やかな闇色の髪をアップに纏めており、普段はスラリとした体躯を強調させるタイトな紺色のスーツを着ている。
くりむと同じような唯我独尊タイプの自信家で傍若無人な性格だが案外打たれ弱く、漢言葉を使用する。生徒会メンバーに劣らない個性派で、メンバーの会話に割って入っては場を引っ掻き回すことが多い。本人のスペックは非常に高く、口では知弦ですら敵わないほどである。鍵は一目見た瞬間に一枚上の相手だと推測していたが、今では鍵に「知れば知るほど駄目な人」と言われている。
推理力に長けており、廊下ですれ違った林檎を一目見ただけで鍵の義妹と見抜く。
彼女の行う授業は厳しく脱線ばかりするが、普通にやっててついていけない授業は行わない。真冬の作ったRPGでは選択肢によっては感動的なシナリオに進める。しかし、アニメの宣伝のために脚本を自ら書くが、国語教師という立場なので国語に詳しすぎて逆にプレーンな内容となっており、生徒会メンバーからは批判されたことも。
自炊が出来ず、掃除もいい加減で家庭生活能力がゼロである。そのためよく購買のパンを購入している常連。一度食べすぎで倒れたこともある。
生徒会顧問にもかかわらず出番が少ないことを気にしており、『六花』で愚痴り『七光』で出演を涙ながらに懇願した。そのお陰か『八方』でも登場するものの、真冬から「使えない」と言われるなど、生徒会役員からの扱いはぞんざいになりつつある。
碧陽学園には何らかの目的があって在籍している模様。その目的は『五彩』の最終話で明らかとなる。実際、彼女自身の目的は『三振』のエピローグで明らかとなるが「企業」の目的に関しては彼女の口からは語られない。
アニメ1期ではクールな振る舞いが強く落ち着いた口調の人物として描写されており、原作のような無茶苦茶な言動や傲岸不遜な振る舞いは特にみられない。ただし生徒会室に来るたびに「伏せろ!」と叫んでは役員たちを机の下に避難させている(特に意味はないという)。登場するたびに何かしらのパンを食べていたり、ポッキーをタバコよろしく口に咥えて物憂げな表情でいることが多い。逆に2期では原作よりのキャラになっている。
もともとは作者の前作『マテリアルゴースト』の登場人物。

碧陽学園生徒[編集]

藤堂 リリシア(とうどう リリシア)
声 - 能登麻美子
新聞部部長。美少女ではあるが鍵ですら美貌は認めながらも彼女にはアピールをしないほど性格に問題があるため、誰からも票を入れてもらえず生徒会選挙に落選した。
ハーフであるため金髪のロングヘアを持ち、前にたらしている髪の毛先をカールさせており、小豆色のリボンで髪を二ヶ所結んでいる。
校内で起きた事件を翌日には記事にして掲示するほど新聞づくりに入れ込むが、「晒し上げ精神」故に、「鍵がかつて二股をかけていた」などの悪趣味なネタで行き過ぎることもしばしば。またネタは新鮮さが命で、噂が広まってからでは意味が無いと考えており、新しい情報を手に入れたら一人でも即座に新聞を作り上げる。
情報を収集するためなら手段も選ばず、スキャンダル確保のためには妹に迷子を装わせて生徒会に侵入させ、そして盗聴させたりもする。
彼女率いる新聞部の力は折り紙つきで、コンクールでも賞をもらうほどの実力である。
先述の生徒会選挙の逆恨みからか、生徒会の事を題材にして失敗談をかなり面白おかしく特集したため、そのことにむくれた、くりむとは犬猿の仲だが、一方で知弦の事は非常に恐れている。最近は鍵の純粋な人間像に触れたことから、考えが変わり始める描写がある。また本人は否定しているものの鍵のことは若干気になっているようであり、この事で妹のエリスにもからかわれている。
会話はお嬢様口調で、実際の家はかなりのお金持ちである(家の敷地は、門から玄関まで約10分かかるほどの広さがある)。ハーフだが、日本暮らしなので英語が苦手。
アメリカの製薬会社の息子との結婚の話が来たときには即答で罵倒するほど、自分の考えをところ構わずに言う直言居士でもある。杉崎にはこの話を「卒業後は結婚する」と嘘を述べていたが、「結婚で泣くようなことがあれば全力で潰しに行く」と告げられ何も言い返せず彼を見送った。
アニメ1期では杉崎を虐めていた同級生二人組がヒロインたちをナンパする場面を目撃。杉崎をバカにしたため真冬の怒りを買って殴られ、真冬に襲い掛かったため深夏によってボコボコにされた。という場面を見ていたので二人組も生徒会の暴力を訴えたが「本当のことを書かずに、生徒会の記事をでっち上げるのが仕事」と相手にせず立ち去って行った。
風見 めいく(かざみ めいく)
平凡な日常を好むラノベ好きの普通の生徒だったが、新聞部に入部して部長である藤堂リリシアに目をつけられ、杉崎と接触してスキャンダル作るよう言われてからは平凡な日常から逸脱する。 藤堂リリシア卒業後は新聞部部長に就任したが、経緯的には部長の座を無理矢理押し付けられたことによるもの。本人は容姿が普通であると思っているが、杉崎には「それなりにレベルの高い美少女」と評価されている。碧陽学園の生徒では珍しく表裏がない素で普通の生徒であり、あまりボケが無いため作中では数少ない常識人。
新生徒会の一存では新聞部部長という立場から杉崎とは協力関係にある。
自らを「ラノベでいうところの主人公より味のある脇役といっても過言ではない」と評しており、実際新聞部部長という立場から杉崎に新生徒会役員の情報を調べ報告したり、杉崎のバックアップをしたりと裏からいろいろと協力して、杉崎にとって相棒のような活躍をするなど重要な役回りをしている。
情報収集能力やラノベで得た観察力、推理力が高く頭の回転が速いため集めた情報を的確に判断し素早く打開策を打ち出す、情報は裏が取れるまで口外しないなど新聞部としての矜持と能力は高く、杉崎に「流石は新聞部部長」と評されている。「愛する杉崎さんの顔が、どうしても見たくなりまして」と発言し役員を動揺させて、杉崎と生徒会役員一人一人の親密度を測ったりとけっこう策士である。
杉崎とは現在の関係性のため、新旧生徒会メンバーや他の人とは違い杉崎に対してナチュラルに好きと言ってもギャグ的に返されずドキッとされ妙に照れられたり、杉崎自身も彼女に対して他の女子へのそれと同じアプローチをかけられない。
杉崎と似た感性を持ち前述の通り「なんでもない日常が好き」で、杉崎とはボケひとつ無いフツーのやりとりをお互い意識せずに自然とできるため杉崎曰く「心が癒される」、濃い新旧生徒会の美人メンバーと疲れるやりとりをした後は、地味な佇まいでTHE一般人の彼女を見ると「妙にホッとする」など何気杉崎に一番気に入られているため、新旧生徒会メンバー全員からは「真に警戒すべきは、旧生徒会でも新生徒会でもなかったということかっ!」と一番警戒されている。
中目黒 善樹(なかめぐろ よしき)
声 - 山本和臣
『日常』に収録の「二年B組の一存」の主人公で、2年B組にきた転校生。以来度々登場する。
前の学校で少しの恋愛の縺れから起こったいじめを受けていて、学園の全体から蔑まれてきた。前の学校の生徒や教師、親にも責められ逃げてきたことを気に病んでいたが、鍵に「それは逃げではなく強さだ」と認められて立ち直る。その際、鍵に「碧陽学園で一番健気な美少年」と評される。現在は一人暮らし。
守と共に無理矢理誘われた合コンで、鍵が楽しみにしていたにも関わらず、グラビアアイドル達に巡のことや学園を悪く言われた時に三人の中で真っ先に怒るなど、碧陽学園のことをとても大切に思っている心の優しい人物である。
背が低く童顔眼鏡をかけており、白髪のショートカットという容姿であるため、女子にも見える中性的な美少年で、奇しくも、真冬作のボーイズラブ小説に登場する鍵の恋愛相手(もちろん男)と同じ苗字であることから、鍵は善樹に好感を持たれることを警戒しているが、自身は変な人に類される宇宙姉弟とからむ(より正確に言えば守ともども巡に振り回される)ことが多いため、彼から見てまともで良い人である鍵への依存度と好感度は、高まる一方である。また、鍵の性格をよく理解しており、彼を思うがままに翻弄させることも。自身曰く「杉崎君を扱わせたら僕の右に出るものはいない」。
『金蘭』で以前から抱いていた「鍵に追いついきたい」という思いで心に決めていた「海陰高校に戻り、鍵と同じ立場になりたい」ということを鍵たちに表明し、3年への進級に合わせて海陰高校へ転校したその後、海陰高校でたくさんの友人をつくっている。
アニメでは第1期最終話で正式に登場し、鍵達の前に姿を現が、第2期では真冬の妄想の1シーンのみの登場となった(セリフもなし)。
宇宙 巡(うちゅう めぐる)
声 - 新谷良子
鍵と深夏の同級生で「星野 巡(ほしの めぐる)」という芸名で活躍中の一応清純派アイドル。「常識がない上に歌唱力皆無、しかも大根役者」だが、美少女なので売れているらしい。
ショートながらも艶やかで手入れの行き届いた髪にヘアバンドをしており、幼げな顔立ちできめ細かい肌質をしている。
性格の悪さ故に生徒会選挙で1票も入らなかったことに苛立ち、自分の可愛さを認めさせてやると芸能界デビューして猫を被りまくって、ここまでのし上がった、良くも悪くも驚異的なバイタリティの持ち主。
マイペースで傍若無人な面がある一方、明るくお祭り好きでもあるため、クラスや芸能界のなかでは彼女に好感を抱く者も少なくない。また、道義的に曲がったことやファンを大事にしない芸能関係者・アイドル仲間は大嫌いで、それゆえ何度も現実の場で周囲との軋轢を生じている。
弟や善樹を下僕呼ばわりするなど傲岸不遜ではあるが、実際は大切な肉親・友人だと思っており、姉貴分気質な一面もある。
鍵とは1年生の時からクラスメイトで元々彼とはいがみ合う仲だったが、去年の冬(芸能界でブレイクし始めて忙しくなってきた時期)に一時行方をくらませた際、鍵が三日三晩、徹夜で冬の極寒の中で自分を探していたことを知人から聞き、家族以外に初めて触れた無償の愛に心打たれて彼に想いを寄せるようになる[13]
以降はベタ惚れ状態だが、それまでの態度が変えられず(それまでの接し方が暴力的で尊大でひどかったため)未だ喧嘩友達のような間柄のままで鍵からはやや敬遠され、その後も鍵に対して手段を選ばずに幾度と無く好意を示すものの、相手にはそれらを自身への殺意や暴力行為の類だと錯覚されてしまう空回りの日々が続いていた。
とは言え『木陰』のラストでついに鍵に想いを告白。続く『金蘭』にて、鍵より「出逢い方のせいか、女として、という見方ができない」との言葉を受けて涙を浮かべてショックに陥ったものの、その直後に「女性として意識した上で、友達から始めさせてくれませんか」と逆告白を授かって、今までで鍵が見たなかで最高の笑顔を浮かべる。現在は、これまでよりも良好で幸福な、鍵との関係が築かれ始めている模様。鍵に対するその自然体ながら激ラブの愛情表現は、転校直前の深夏に最大級の危機感を抱かせた。
アニメではLv2から登場。ストーリーに絡んで来ず深夏を強引に連れ出して「杉崎の話」を聞き出すくらいしか出番がなく、また杉崎との絡みも一度もない。また最終話でヒロイン・サブヒロインたちが登場した中で唯一出番がなかった。エンディングロールの一枚絵では杉崎と顔合わせをしている。
宇宙 守(うちゅう まもる)
声 - 佐藤雄大
巡の弟で鍵と深夏の同級生(姉が4月生まれで彼が3月生まれのため、双子ではないが同学年)。
かなりのイケメンで、姉の巡のような女の子っぽさはなく、茶髪で長身かつワイルドで爽やかな青年である。
クラスメイトからは巡とセットで、「スペース姉弟」と呼ばれている。しかし本人達は自分達の苗字を気に入っておらず、苗字を知られることを避けている。また、姉弟揃って変わった価値観を持っている。また、巡の演技の練習に付き合っているせいか彼まで大根役者並みの演技になっている。
透視テレパシーなど複数の超感覚系能力を持つ超能力者だが、その能力は効果や範囲が小さく、非常に微妙(テレパシーの効果範囲は半径5m以内、予知夢は一部を除き内容がおかしい、など)。能力ゆえに過去に重度の中二病を患っていた。しかし『金蘭』では鍵、巡、深夏の言葉を転校先にいる善樹にテレパシーで伝えるという、離れ業をやってのけた。
深夏のことが好きで事あるごとにアピールしているが、当の深夏には全く伝わっていない。深夏への思いゆえに鍵をライバル視して深夏の前でこき下ろしたりしているが、巡が失踪した時のこともあり、なんだかんだ言っても鍵と友人であることに疑問は無い模様。姉のジャイアンな性格を恐れてはいるが、そのバイタリティだけは誇りに思っている。姉の真似をして演技をしたが、余りの気持ち悪さのによって鍵から言動のすべてに冷静に冷たくツッコミを受けているが、当の守は自分の演技は上手いと思っている。
『木陰』で深夏に対して告白をするが、その愛情は鍵に対するものだとして誤認をされてしまった。その後『金蘭』にて、正確に想いも伝えるものの「ごめん。守の気持ちには、答えられない。私は、杉崎鍵のことが大好きだから。」と断られてしまった。
クラスの皆から弄られることが多く、不幸の塊で出来ているような男で幸運を掴める気配が全くなかった。しかし東雲椎菜との出会いで春の予感が訪れた。
アニメでは一コマしか出番がなくストーリーには絡んで来ない。
水無瀬 流南(みなせ るな)
声 - 桑島法子
鍵と同じ学年で、『水際』で初登場。テストでは五教科で満点を取り続ける学年トップの秀才であり、「優良枠」を目指していた鍵にとって最大のライバル。また、鍵がギャルゲーを買うゲームショップでアルバイトをしている。
知弦とは異なる「ドS」精神の持ち主であり、鍵に対しては丁寧口調で容赦ない言葉で畳み掛ける。
当初は勉強に全力を注ぐ鍵の姿勢を嫌悪感を示し全否定していたが、勉強以外にも全力で取組んでいる姿勢に僅かではあるが心を動かされていく。念願の生徒会入りした鍵が生徒会メンバーへの最初の一言で悩んでいた時には、「私のときみたいに、馬鹿みたいに大それた目標を、掲げて見ればいいじゃないですか。……そういう人に、女の子はそこそこ好感を抱きますよ。」と好意を示すかのような言葉を掛けたが、結局2年次は鍵への対応は以前の容赦ないものから変わっていない。
なお、巡が行方不明の際に鍵が探し回っていたことを、巡に知らせた人物でもある。
アニメでは2期 (Lv.2) 1話で鍵が優良枠を目指した第0話(第1回)で上記のエピソードからライバルとして登場。その後は最終話、OVAのEX話に少しばかり登場した。
新・生徒会
鍵が3年に進級後の新・生徒会では優良枠により生徒会役員入りを果たしている。当初ある事情で足が遠のいていたが、彼女に本気で生徒会活動をと鍵が奮闘する中、ある出来事をきっかけに(本人は勉強の片手間と言いながらも)活動に参加するようになった。また、鍵への態度もかなり好意的になった。
秋峰 葉露(あきみね はろ)
真冬のクラスメート。『九重』で初登場。真冬からは「アキバ君」と呼ばれている。
常に無表情でクールな性格をしている。公言はしていないがギャルゲー好きで、鍵を尊敬し敬愛している。寝る前などに亡くなった実姉に対する独白をするなど、変わった一面もあるが本人は自分を常識人だと思っている。真冬には善樹に勝るとも劣らない逸材認定されている。真冬に興味はないが、「椎名真冬をデートに誘ってみる権利争奪戦」に優勝する。
『土産』でついに凜々へプロポーズをする。
2年A組へ進級。
国立 凜々(くにたち りり)
真冬の同級生で1年C組の委員長。『水際』で初登場。
葉露の従姉。葉露の姉・那奈が亡くなったのを自分の責任だと思い込み(実際は病死だが、那奈が自宅で倒れた時、唯一、家にいたが、プレイ中のゲームの音と光で那奈が倒れたことに30分間気付けなかった。ただし、そのことを誰も非難はしていない)、那奈の代わりに姉として葉露を溺愛している。
真面目な性格だがその真面目さが変な方向に向いてしまっており、無意識のうちにおかしな言動、行動を取ってしまう。
好きな男子のタイプは善樹と言っているが、葉露が千歳と一緒にいたと知ると不機嫌になったりと、どっちらかというと葉露に気があるような描写がある。
2年A組へ進級。
巽 千歳(たつみ ちとせ)
真冬の同級生。通称「チート」。『水際』で初登場。
あらゆるステータスがMAXで、知らないことはない(自称アカシック・レコードに載っていることぐらいしか知らない)。
猫耳でロリ巨乳。語尾に「にゃ」とつける。キャラを作っているが、そのことはクラス全員に知られており、素の自分を出したことがない。キャラが濃すぎるため、校内での人気は生徒会役員には及ばないが、熱狂的なファンが大勢いる。
相当頭がキレるため、葉露が凜々と善樹のデートを尾行する際に万が一のことも考えて誘っている。
薄野 虎太郎(すすきの こたろう)
真冬の同級生。『水際』で初登場。
彼を初めとする1年C組の生徒は熱狂的な真冬のファンであり、常に盗聴器を持ち歩いている。鍵はクラス共通の敵。
千歳や凜々達に下ネタでからかわれたり、それを事実認定されて落ち込んでいる。
相当なイケメンらしいが、普段から真冬への性欲を出しすぎて彼女ができない様子。
その他の1年C組の生徒
  • 沼田 - 「低血圧で遅刻常習犯だが体内時計が電波時計」でお馴染みのタイムマネジメント男子。
  • 上川 - 「素がなんの特徴も無いモブキャラ中のモブキャラだからこそ『解説キャラ』の座を必死で死守中」でおなじみの椎名真冬行動学研究男子。
  • 池田 - 「運動音痴だし体力も絶望的だが視力だけは狩猟民族」でおなじみの細身男子。
  • 清水 - 「美的センスゼロで手先も不器用だが撮影させたらスピル○ーグ」でおなじみのカメラ女子。
  • 日高 - 「理系は苦手だし挙動は不審だが機械いじらせたらアル○ド族」でおなじみの眼鏡女子。
  • 宗谷 - 「ガタイでかいし動きも遅いのに気配消させたら『神の不○証明』」でおなじみの大柄男子。
  • 瀬多来 - 「ごはん食べる時以外は基本妄想世界で暮らしております」でおなじみのメルヘン女子。
  • 北見 - 「休日は親の牧場で牛の世話をしています」でおなじみの親孝行女子。
  • 伊達佐織 - 「趣味は茶道・華道・書道でございます」でおなじみのちぐはぐ女子。
  • 乙部 - 通信班のインカム女子。
  • 栗山ちさる - 「過度の視線恐怖症を極めに極めた末、今や超一流のステルス忍者として大成」でおなじみの幽霊クラスメイト。椎名真冬隠密警護・通称「くのいち」。さる。
  • 鹿追 - 「え、そんな不思議検索ワードからなんでその情報手に入れられたの?」でおなじみの魔法的検索遣い女子。
  • 広尾 - 「知識の仕入れ先は聞かないであげて」でおなじみのムッツリ系男子。
  • <ソコノケ三人組> - 偵察と危険の排除を担当
    • 鯉沼 - 通常経路偵察担当。
    • 常呂 - 目的地点偵察担当。
    • 居辺 - 交通環境偵察担当。
  • <劇団おとり>
    • 足寄 - 聞いた者皆振り返らせる超高音のアニメ声。
    • 檜山 - 演技派。
    • 虻田 - 小道具遣い。
  • <混沌とした四騎士(チャンプルー・ナイツ)>
    • 雁里 - 「柔道もプロレスも全くかんでないけど、その妙な寝技は最早ちょっとしたクトゥルフ」でお馴染みの手足長め男子。
    • 八雲数子 - 「やりすぎスージー」「コ○ン君ドン引き・過剰防衛蘭姉ちゃん」。
    • 京極 - 「見かけ倒し」ハッタリ力だけは群を抜いている美少女アニメオタ。
    • 北竜 - 「ヤ○ザ」。
    • 札内 - 「屁理屈こねさせたら火星一」のお喋り男子。
    • 白糠依都子 - あだ名・ぬか床。
    • 天塩啓太
    • 大空
    • 津別
    • 恵庭

作者である葵せきなが北海道出身であるためか、北海道の地名を使った苗字が多い。

過去の碧陽学園生徒会役員[編集]

姫椿 りりん(ひめつばき りりん)
前年度の生徒会会長。
鍵曰く「とても有能で真面目な人」。生徒会主導イベントを淡々とそつなくこなしていた。彼女が会長の頃の校風は今よりもピリッとしていたらしい。
桃月 小夜子(ももづき さよこ)
前年度の生徒会書記。
胸にチョコレートを挟んであげたら男性は喜ぶというバレンタインデーの豆知識を持っている。
雨宮 令一(あまみや れいいち)
11年前(人気投票での生徒会役員選抜以前)の生徒会会長。生徒会選挙の制度を一新した。
下衆だが外道ではないらしく、汚い事は出来ても道を外れたことまでは出来ない。11年前の生徒会選挙の際、どうしても会長として降臨したかった彼は春秋の人気に危惧を抱き、金も暴力も権力も総動員させ春秋を落選させた。
雪海の目から客観的に見ると彼は正義であり、主観的に見ると暴君であった。
人気投票での生徒会役員選抜では6票しか入らなかったがランキング的には5位であった。
根っからの悪人ではなく、今は「企業」のスタッフとして母校を見守っている。また雪海と春秋とも友人として関係が続いている。
希咲 雪海(きさき ゆきみ)
10年前(人気投票での生徒会役員選抜最初)の生徒会会長。11年前は副会長だった。
人気投票で9割の票を獲得した異様なほどの美少女。拘りというより面倒で、切らなかったら伸びていたような黒髪に、人を睨みつけるようでありながらやる気と活力が無く、死んでいるような瞳を持つ。それだけで全てを凌駕しているような、ちょっと近寄りがたいレベルの存在。
11年前の生徒会選挙に春秋に他薦され参加する。そして春秋の言葉の力と、雨宮の汚い力のおこぼれの、二つが歪に合わさり当選した。有能な人材で、雨宮が彼女を当選させた理由は腐るほどあると自身では語っている。成績も優秀である。
かなりの鈍感で、バレンタインデーで自分にチョコをくれた女の子達を物好きだと感じており、ホワイトデーでお返しをするが彼女達が泣いているのを演技だと思っていた。その時に笑顔で手作りのお菓子を配っていたことから隠れていた人気が爆発した。また、春秋が自身に寄せる好意に全く気付いていなかった。その上自分が人気投票の9割を獲得したことに疑問を抱いていた。
生徒会日記でダウナーなテンションで一人称を「ぼく」として書いたため、鍵と知弦は男だと勘違いした。知弦には「策士」、「掴みどころのない子」と評された。
雨宮が会長の頃には「碧陽学園が大キライだ」と日記には綴っていたが、彼女が会長になったあとに日記が全くといっていいほど書かれていなかったことから、鍵には日記を書く暇がないくらい楽しく過ごせたのではないかと思われている。
春秋を雨宮譲りの暴力的な正論で完膚なきまで叩きのめした後、春秋が自分に話しかけなくなったことを寂しく思っており、彼の教室を覗いていたりもしたが、自分が寂しいからという理由を認めようとせず、ツンデレで誤魔化していた。
生徒会制度を一新する際に人気投票を設けたのは雨宮だが、優良枠を設けたのは彼女である。
卒業後、植野春秋と結婚した。
植野 春秋(うえの はるあき)
10年前(優良枠制度適用後最初の優良枠で)の生徒会副会長。
イケメンで爽やか過ぎて逆に引くぐらいのレベルで、更に文武両道で無邪気な笑顔も魅力的であり、人望も厚く熱血気質で実力の伴ったお人好し。多趣味で豪快だが冷静さも持ち合わせるというパーフェクトな性格である。しかしそんな完璧な性格でも人間ならではの欠点も存在し、その欠点とは善良すぎて、身内が傷ついた時に冷静さを欠くというものであり、その状態の彼であれば雪海でさえ簡単にあしらえるという。
雪海の事を一方的に親友と呼び、彼女に好意を寄せていて、後に告白をしたが振られる。しかし彼は彼女のことを諦めなかった。バレンタインデーに雪海のことをやたら気にしていた。また、彼女がホワイトデーに配っていたお菓子を貰ってとても喜んでいた。
卒業後、希咲雪海と結婚した。

「企業」関係者[編集]

碧陽学園の生徒達には世界的な流行を発生させる特性があり、「企業」のスタッフ達はそれを「神の視聴率調査区域」「FFS」などと呼んでいる。「企業」はその事に目を付け、商業的な利益を得ており、スタッフと呼ばれる教育員にまぎれた人員達もいる。しかしこのシステムには生徒が「何も知らない一般人」だからこそ成り立っているという弱点がある。企業では情報の漏洩が最大の禁忌とされており、内情を知りつつも「もう使えない」人間が発生した場合、「楽園」と呼ばれる僻地に飛ばされる。「楽園」では一応人としての最低限の生活は保障され、生活も何もかもが満たされるが事実上の軟禁である。アニメでは「企業」の設定がないため枯野や朽木などは登場しない。

真儀瑠 紗鳥(まぎる さとり)
声 - 小菅真美
碧陽学園生徒会の項を参照。「企業」と碧陽学園を結ぶパイプ役となった。
枯野がまだ企業の重役だったときは生徒会に近づくために従いやすいキャラになりきっていたが、『五彩』で枯野が敗北すると本来のSっ気を出し、引導を渡した。以後も枯野の前では本性を隠さなくなっていたが、「楽園」行きになった彼に復帰のチャンスを与えた。
上述のようにアニメでは「企業」が存在しないためこの設定はない。
理事長(りじちょう)
スタッフをまとめる立場にあり、「企業」に関してのシステムの責任を負う権力者。枯野や真儀瑠の上司。『五彩』にて枯野が暴走した際は「楽園」行きを言い渡した。
枯野 恭一郎(かれの きょういちろう)
東大を首席で卒業したエリート。東北出身。
碧陽学園で「企業」が利益を得るシステムの件を任されていたほどの地位を持つ幹部。ただし本人が言うには学園そのものにはかかわっていないらしい。鍵に「企業」の存在を嗅ぎつけられ、自ら彼の前に現れ退学を言い渡し追放という形で闇に葬ろうとする。しかし怒りに触れてしまったため、生徒全員に企業の目的を「お芝居」という形で暴露されてしまう。怒り狂った枯野は、鍵を企業に報復させるため自らの手で「お芝居」ではなく、「真実」を話そうとした。しかし、枯野の行動を見透かしていた真儀瑠と理事長によって阻まれ、引導を渡された後「楽園」行きが決定した。
以後は『八方』まで登場せず、権力闘争から離れた穏やか過ぎる施設で暮らしていたことが明かされる。そのためか、性格や気質も大分変わっており、自分の感情を表に出すようになっていった(登場した当初は、杉崎の皮肉にも無表情無言で睨むだけだった)。この時から作風に沿ったギャグも行う人物となっている。
物心がついたときから母親から提示されたノルマをこなすだけの、学ぶ事が子供時代の全てであり、遊びが入り込む余地は一切無かった。期待値を上回れば母親は温かかったが、下回れば他人以下の冷たい存在だったという。しかしそれを不幸などと思ったことはなく、むしろ当然だと思っている。
幼い頃からのそんな環境が彼に「無能な人間に、自分で勝利を掴めない人間に、幸せになる権利など無い」というルールを植えつけさせ、それに従って生きている。そのルールの中で常に勝ち組だった自分の存在が、彼の唯一の正義であった(つまり、努力すれば必ず報われると信じてはいる)。
当初は子供を見下す大人として描かれ、生徒によって社会的に抹殺される末路を辿った。しかし、『八方』にて杉崎と触れ合うことで、子供ながらの弱さなどを知り「企業に復帰した際には、今度は碧陽学園の教師として赴任し、生徒を叩きなおしてやる」と考えるようになり、その様子を見ていた親子からは既に「教師」として見られるようになっていた。後に英語教師として赴任した。
『八方』では復帰の条件として紗鳥の命を受け、行方不明となった鍵を卒業式にまで間に合わせるサポート役に回る。「楽園」の白ずくめの世界での生活があったからか、富士山などの何気ない景色を見て喜んだりとそういう感性がピュアになった。鍵とはお互いに気まずさはあったものの上述の過去を語るなど次第に打ち解けていった。
朽木 冴子(くちき さえこ)
「企業」の中でも変わり者が多いとされている調査部に所属。百合ドMで極度の美少女好き。
生徒会のメンバーを監視しており、自分の趣味性癖を報告書に記載して提出していた(美少女ではない杉崎は眼中になかった)。
能力は高いため、「(美少女じゃないから)杉崎は無視してよし」という報告を上層部は信じてしまう。結果、最も危険な人物である杉崎に監視が行かなかったため、解雇となった。その後、彼女が碧陽学園の生徒に手を出すと「楽園」行きが決定事項となっていたが、後日生徒会室を覗いていたため「楽園」送りとなった。
上司からは彼女の性癖を心配されており、社会復帰して楽園行きにならないようにとの旨を書いた手紙が送られていた。
枯野の乗ったヘリコプターに生身で数時間掴まり続け「楽園」から脱出し、二次会に参加する。
エドワード・スミス
タイタニックを沈めた船長と同姓同名のヘリコプター操縦者。礼儀正しく落ち着いた口調で話すが、ヘリコプターの操縦を始めると態度が一変。わざわざ危険な走行をしたり、激しすぎるテンションの宿った口調に変わる。ヘリコプターには妙な改造を施してあるらしく、搭乗した枯野が意識を失うほどの速度を出していた。
枯野 向日葵(かれの ひまわり)
枯野恭一郎の妹。ブラコン。「企業」にはコネで入る。
校舎裏のプレハブ小屋で働く。
仕事は主に生徒会の尻拭いや、杉崎と巡のスキャンダルを揉み消したりと碧陽学園周りのトラブル対処。
初出は『木陰』のカバー裏『こちら「企業」碧陽学園裏トラブル解決室』。
渇海 令(かつみ れい)
向日葵と同じく校舎裏のプレハブ小屋で働く。
仕事は主に向日葵への報告。
初出は『木陰』カバー裏。

生徒会役員の関係者[編集]

杉崎 林檎(すぎさき りんご)
声 - 米澤円
鍵の義理の妹で、彼自身が語る二股の相手だった一人。アニメではLv2から登場。
肌は雪のように白く、顔は人形のように小さく精巧であり、背中まで伸ばした髪のせいか小柄で華奢、スタイルは決して抜群ではないものの、妙に「女の子らしさ」を身に纏っている。ある種、深夏とは正反対のタイプである。
鍵の一つ年下の義妹で、鍵が小学4年生の時に妹になったらしい。相当なブラコンであり、鍵に抱く感情は兄に対するものを超えてしまっている。
性格は人見知りが激しく、甘えたがりで特に鍵に見せる笑顔はとても愛らしく、同性でも「守ってあげたい」と思わせる。儚く病弱な雰囲気と、一人称が「りんご」であることから、『七光』で真冬から「キャラが被っている」と言われた。ただし、料理は壊滅的に下手(バレンタインチョコを鍵へ送りそれを食べた鍵が魂を口から出して気絶するほど)で自分にはない料理下手と言うキャラまでと真冬を落ち込ませた。
年齢にしては精神的に幼く純粋なため、言われたことをそのまま鵜呑みにしてしまう(冗談が通じない)。それゆえ飛鳥の間違いだらけの知識を信じ込み、語彙が大変おかしな方向にねじ曲がってしまっている(ただしアニメでは飛鳥による仕業という設定がない)。
以前兄の部屋に上がった際に全年齢対象版のゲームだけを残し、年齢制限があるゲームを回収するなど、鍵がエロゲやギャルゲー(主に性関係のこと)をすることを許さない。しかし、鍵が自分を使っての妄想をすることは許しており、鍵が妄想できるように彼女なりの妖艶な写真を鍵に送り付けた(結果として鍵と林檎の「性的なこと」というのには大きくかけ離れていて、鍵の期待していたほどの写真では無く、ヘソを見せただけの写真が鍵に送られた)。
2年前に鍵と飛鳥が付き合い始めた結果、大好きな兄を失ったと感じ、精神的に病んでしまい入院することになる。このことが現在の鍵を形作った大きな根となっている。こちらの設定もアニメ版では特に語られていない。
新・生徒会
新生徒会の一存では、碧陽学園に入学し、兄の住んでいるアパートの部屋の隣に引っ越してくる。1年D組に所属(鍵の一つ年下だが、入院や体調の影響で高校進学自体が1年遅れたため、鍵の2学年下となっている)。
松原 飛鳥(まつばら あすか)
声 - 小清水亜美
鍵の幼馴染であり元彼女、そして彼自身が語る二股の相手だった一人。
大人っぽい容姿を持ち、中学時代から発育は良い。高身長、巨乳というタイプではないが、バランスが良い。髪型は基本的にポニーテールで、左側の前髪をヘアピンで留めている。
杉崎家の隣家に住んでいて、鍵とは同い年の幼馴染ということもあり、鍵のことを一番理解している人物。鍵の部屋に40個近くの盗聴器を仕掛けていたこともある。
あまのじゃくな性格をしていて、自分の好きなように行動したあとは自分なりのけじめをつけないと終われない。ちなみに『七光』のプロローグの話では生徒会議事録の2巻(生徒会の二心)だけを読んだらしい。
知弦とは別ベクトルの嗜虐嗜好がうかがえ、林檎に間違った知識を吹き込んでは鍵を困らせ、時折殺意すら抱かせていた。しかし本来仲は良いようで、彼女が杉崎家に兄妹の食事を作りに来ることが何度かあったよう(兄妹が一切料理ができない原因だったらしい)。手先が元々器用で、料理を含め家事はエキスパートの域。
ちなみに彼女が林檎に間違った知識を吹き込んでいたのは純粋過ぎる性格を心配し、鍵以外の男になびかないように常々暴言を吐かせるため。それでも流石にやり過ぎたと感じているが。
彼女が鍵に告白し2人が交際するようになり林檎の心が壊れたことが、現在の鍵という人間の根になっている。2年前はドローで破局した。
自身を「他人を傷つけても自分が幸せになりたいと考える利己的な人間」と皮肉るが、実際には鍵のことを誰よりも心配している。鍵をくりむたち生徒会メンバーといられる最終日にわざわざ呼び出し、自らが傷つくのを承知で2年前から鍵が苛み続けていた現実に決着を付けさせた。その結果、鍵の出した結論に暫く付き合っていくことを決める。その後、鍵と何かあったのではと枯野と鍵の会話から推察することが出来るが、詳細については鍵が話すことを拒否したため不明だったが、卒業式2次会の場で生徒会メンバーの前で自ら暴露した。
アニメ「Lv2」8話では、卒業式の一週間前に鍵を温泉旅館に連れて行き、そこで今でも彼を愛していると改めて思いを告げ、「自分一人を見てほしい」旨を伝えるが、鍵からそれでもハーレムを貫く覚悟を聞かされ応援することを決める。直後に二人を追ってきた生徒会の面々と顔を合わせることになり、彼女たちに対して「正妻」「幼馴染」「鍵と一番長い付き合い」であることをアピールし、特技の毒舌を駆使して深夏、真冬、くりむ、最後に知弦を戦意喪失させダウンさせた。が、実は対抗意識を持っていたのは飛鳥だけで生徒会の面々はお喋りをしたいだけで「楽しいお喋りをしていた」というくりむの言葉に「敵わないな」と負けを認め、友好的に接するようになった。
宮代 奏(みやしろ かなで)
声 - 戸松遥
知弦の中学時代の同級生。知弦を「アカちゃん」と呼んでいた人物。小説では手紙のみの登場だったが、アニメでは顔が出たキャラ。
幼少期に両親から受けた虐待が愛情であると思っていたため、知弦への愛情から彼女に酷いいじめを行っていた。実際は薄々これが愛情とは別のものだと感じてはいたが、そう理解してしまえば両親の愛情を全否定することになるため、信じようとしなかった。知弦が彼女を欺いたことで別々の高校に進学してしまい、その後会うことはなかったが、高校で自身が恋をしたことにより本当の愛情がどうあるべきなのか気付く。
知弦への手紙には、今、心を許している人(原作では好きな人、アニメでは生徒会のメンバー)を紹介してほしいと書かれていた。
アニメでは設定や展開が大きく変わり、虐待を受けていた設定はなくなっている。「知弦が人気者になるとただ一人の親友の座がなくなってしまう」と寂しさを覚え、彼女を孤立させようと虐め(ノートを破り捨てる)をしていたというものになっている。また生徒会へ宛てた手紙を知弦が読み、奏と数年ぶりの対面をして和解した。
椎名 香澄(しいな かすみ)
深夏と真冬の母親で、見た目の年齢は20代後半。鍵が認めるほどの容姿の持ち主だが、言葉のチョイスが若干古く実際の年齢が読めない。
深夏との複雑な関係になってしまったきっかけであるおじさんとは破局したが、まだその時のこともあるためぎくしゃくとした関係が続いている模様。後に正式に再婚を決め、その人についていくために深夏と話し合い、親子三人で今の土地を今期の生徒会が終わる時期に離れることにした。
二人が生徒会で過ごしているような活き活きとした姿をあまり家では見ないらしく、鍵と協力して二人が鍵を媒体としてじゃれた姿を見た時には喜んでいた。
栗花落 杏子(つゆり あんず)
くりむの人生で初めての親友。くりむを「くーちゃん」と呼んでいる。
出会いは中学時代で、杏子はその頃に難病を患って入院をしていた。その時にくりむがプリントを届けてくれたのが仲が深まったきっかけである。医師から結果を期待しないよう告げられていた手術を受けたところ、奇跡的に病状が回復し生還を果たした。
物腰が落ち着いており、友達からは「頭『良さそう』」と言われるが実際には勉強はあまり得意ではないらしい。また、年寄りくさい趣味ばかり持つせいか、「堅物」や「年寄り」とまで言われることもある。
退院したら「外を走り回りたい」という夢を持っていたためか、現在は「安全運転紅蓮隊」という暴走族の頭領になっている。昔は黒髪だったが、赤髪に染めてピアスも空けている。しかし根は昔と変わらず真面目なままのため、暴走族とはいえキッチリ法定内速度を守るという、中途半端なぐれ方をしている。これには両親は勿論、くりむさえ落胆している。
くりむに「私が見守る前で、仏頂面はしない」「しっかり上を向いて、胸を張って、歩くように」「友達を沢山作る」という契りを残す。
今はくりむとの関係も良好な方だが、くりむは杏子からの携帯着信音を「ブォンブォンブォン! ブォンブォン! ブォンブォンブォン!」とバイクを吹かすような音にしており、その関係性を他のメンバー(特に知弦)に心配されている。

その他の登場人物[編集]

藤堂 エリス(とうどう エリス)
声 - 清水愛
リリシアの幼い妹。『五彩』で初登場。
容姿は姉をそのまま小さくしただけというほど酷似しているが、性格はとても人懐っこく、リリシアとは似ても似つかない。
しかし一方で姉の教育が原因でゴシップ好きと化しており、鍵から将来を心配されるほど年齢的に嗜好の方向性が歪んでいる。また、年齢の割に聡い。
鍵のことが好きで「にーさま」と呼び慕うことが原因により、くりむを始めとする他の役員達が不機嫌になることもある。
『七光』で再び登場、ふざけすぎたためか、鍵が一時的に記憶喪失となるきっかけを作ってしまう。
『九重』では姉を送って家まで来た鍵の存在に気付いたきっかけを、「にーさまのにおいがした」と言う。それを聞いたリリシアは、「あの生徒会に係わったために日に日に変な娘に・・・」と落胆した。
秋峰 那奈(あきみね なな)
3年前に病死した葉露の実姉。『水際』にて、葉露が思考の中で那奈に話しかけるという形で初登場。
亡くなってなお弟を見守っている(?)とも取れる描写があり、葉露が死にかけると目を覚ますようにアドバイスしたり、葉露が凜々に対して告白を失敗するとからかいに来る。
祐天寺 つばき(ゆうてんじ つばき)
海陰高校の生徒。中目黒に対して好意に近い感情を抱いていたが、後に彼の転校により一人海陰高校に取り残されることになる。
多波 かおり(たなみ かおり)
大人びたグラビアアイドルで、巡とカメラの前では猫を被って「仲が良い」と巡と共に言い切っているが、実際の仲は険悪であり、お互い相手のことを嫌っている。
東雲 椎菜(しののめ しいな)
真莉菜の姉。高校1年生。
超能力者のような描写が度々ある。また、「生徒会の図鑑」では、「超能力、それも守とも異なる、物理的な能力を扱える。」とも書かれている。関係があるかは定かではないが、「生徒会の図鑑」の番外編にて、「企業」重役の発言に「超能力者 育成保護派遣機関」エース・シノノメ  という発言がある。また、高校一年生だが、大人びているため、よく年齢を間違われる。本人も気にしているようで、鍵に間違われたときには、涙目になっていた。
東雲 真莉菜(しののめ まりな)
年に似合わない発言をする。
ジェノサイド・ウルフ
碧陽学園の校務員。通称「ジェノさん」。体は強化外骨格に包まれ、歩くたびに機械音が鳴り響く。
SONORA(ソノラ)
子供っぽいファッションを好む、大きな瞳を持つハーフ。一人称は「ソノラ」で、間延びした口調で喋る。
碧陽学園のような学園全体が仲の良い学校を暑苦しく感じて思っており、苦手としている。また、田舎くさい所も嫌がっており、学園を馬鹿にした。
合コンで出会った善樹のことを気に入っており、「好きだ」とも言ったが酷い振られ方をする。
杉崎の同級生(アニメでは男子生徒でクレジット)
声 - 鈴木千尋宮田幸季
アニメオリジナルキャラクター。中学時代に杉崎を虐めていた二人組。片方は茶髪の男で、もう片方は眼鏡を掛けたオタク風の男。中学時代、いくら殴ってもまったく反抗してこない杉崎を虐め、後に「痛めつけてくれ」と言われ仲間たちと暴力を振るっていた。
アニメでは1期11話に登場。生徒会の美少女4人をナンパした際に杉崎の知り合いと知ると彼の過去と悪口を言い始め、真冬にカバンで殴られた後激昂して襲い掛かるが深夏にボコボコにされた。一部始終を見ていたリリシアに自分たちを棚上げして生徒会役員の暴力を訴えるが「生徒会の記事をでっち上げるのが仕事(だから暴力行為などなかった)」と言い返され放置された。
ホイップ
魔法の国『ふんわりランド』に住む魔法猫。『ふんわりランド』を蹂躙した食魔王を倒し、復興のために、七つの創世宝石『ソフトジュエル』を集めることを目的にしている。
くりむの潜在的魔力量の大きさに目を付け、魔法少女になるように契約した。しかし、契約当日、全校生徒の前で正体をバラされたうえに、魔力を悪用しようとするくりむに手を焼いている。さらに、食魔王の正体は時間移動の魔法で過去に移動した桜野くりむ『暴食モード』だった。
『ふんわりランド』復興後は、くりむに魔力と記憶を消す呪文を唱えさせ、猫の絵を通して別世界を見る魔法でくりむの学園生活を見守っている。
残響死滅(エコー・オブ・デス)
声 - 櫻井孝宏
善樹と同じく真冬のBL小説の中の登場人物で、小説内では鍵の兄という設定。元々は深夏の考えたバトル物の小説のキャラだが、以降は真冬のBL小説内での登場が多くなる。また、記憶喪失状態の鍵が何故か覚えていた記憶でもある。
実は現実に存在しており、『土産』にて次元を越えて鍵に会いに来る。
残響死滅と戦ったもの
完殺のスカーレット
「あらゆる存在を殺し尽くす」秘禁術(タブースキル)「不死鳥殺し(デスパレード)」を使う四神柱の一人。
圧殺のウォーレン
大剣を背負った巨漢の戦士。四神柱の一人。
幻影のミラージュ
「自分の視界範囲内の世界を完全に支配下におく」最強の秘禁術「瞳の中の架空世界(イビル・ミュージカル)」を使う四神柱の一人。
ジョーカー
境界線城を統べる王。世界の調律のため残響死滅を足止めする。
α(アルファ)
王を傀儡とし、この世を統べるべく暗躍していた神なる存在。
オメガ
αによって封印されていた全次元を喰らいし者。創世以前より存在せし終わり。
流行操作という「意識を飛ばす」ことに長けた碧陽学園生徒によって倒された。

新・生徒会[編集]

以下のメンバーと2名の生徒会副会長(人気投票3位の杉崎鍵、優良枠の水無瀬流南)で構成される。人気投票4位の杉崎林檎、5位の白木里枝は生徒会入りを辞退した。 生徒会顧問は、真儀瑠紗鳥が留任。「周年」ではその1年後も描かれたが、日守と火神は落選してしまった。

西園寺 つくし(さいおんじ つくし)
生徒会長。碧陽学園2年生。転校生。
大きく澄んだ漆黒の瞳、透き通るような白い肌、薄く鮮やかな朱の唇と艶やかな黒髪、日本人形のような静謐さを漂わせた少女。立会演説会で「笑いの神様」が降りてきた結果、ダントツで人気投票1位となった。
生真面目な性格だが、「笑いの神様」に好かれ不幸な目にあっており、生徒会長として自信を無くしていたが杉崎に説得され、会長職を引き受けた。
「笑いの神様」(『周年』においてマテリアルゴーストのヒロイン・ユウであり、生来の凶運を上手く変換していると判明した)に好かれているが、半分は本人のドジのせい、不幸になっても「何がですか?」という顔をして誤魔化す。
会議では、持ち前の生真面目さからまともに会議をしようとするが、癖の強い生徒会役員たちに翻弄されてうまくできないなど、あまり会長としての威厳がない。
日守 東子(ひのもり とうこ)
生徒会書記。碧陽学園2年生でA組所属。おばあちゃん子で、祖母譲りの銀髪を大切にしている。
去年一年間学校を休みがちだった上に、登校してきても大きなマスクで顔を隠し、ほとんど誰とも喋らなかった女生徒。たった半日、マスクを外しただけで人気投票2位になった。
毒舌だが、林檎のように言葉の意味を間違えて使うためうまくきまらない(純粋な林檎とは違い前会長のように一般教養がないため)学校で一人ぼっちや引きこもり、ネットやゲーム、ラノベ、BL好きなど真冬にそっくりである。
祖母譲りの銀髪と誰をも魅了する美貌をもち、出るところは出て、締まるところは締まっているモデル体型を持っているが、それが原因で昔周りの大切な人に迷惑をかけたため、普段は黒いカツラにマスクをつけて素顔をかくし、クラスでは誰とも関わらないようにしている。杉崎とデートして、前生徒会に憧れていたこと、「なにを犠牲にしても俺が守ってやるから、お前は気にするな」と言われ生徒会に参加。庇護欲そそるタイプが好きで、大層西園寺を気に入っている。
後の選挙の時期には自分を偽るのをやめて自分の容姿や性癖を周囲に告白、見栄えの良さをネットなどでも自慢した末にトップ当選も不可能ではないと自慢してしまい見事に落選する。生徒会メンバーからは外れたが自分を正直に晒せる友人たちに囲まれる生活となった。
火神 北斗(かがみ ほくと)
生徒会会計。碧陽学園新入生。
肩にかかる少し長めの茶髪に、くりくりした瞳。喋る度にちょこちょこと覗く小悪魔チックな八重歯がとてもキュートな、小柄で、しかし出るところの出ている女の子。人気投票6位。
明るく、誰とでも仲良くなれ、始めから杉崎に懐いており、「他のメンバーが揃ったら生徒会にでる」と他メンバーより協力的だったが、それは演技でさりげなく杉崎が役員を説得するのを邪魔をしていた。
父親には愛人がたくさんおり、母親はその一人であった、しかしそれでも母親は父親のことを愛していた。そのことから、父親と父親と同じ「ハーレム思想」を持つ人間が嫌いになった。そんな時、飛鳥が隣に引っ越してきて仲良くなり唯一無二の親友になった。たびたび飛鳥から杉崎の話を聞き、飛鳥を母親と同じにさせないため碧陽に入学し杉崎のハーレムを邪魔するのを決意した。
会話でさりげなく杉崎にとって悪い方向にもっていったり、父親との会食に杉崎を招きハーレム思想を砕くなど、杉崎の行動の邪魔をしていた。母親が父親の勝手な都合で同棲するようになったが、杉崎の手で阻止され母親の幸せの邪魔をしたと怒り杉崎の首元にカッターをあて殺そうとしたが、生徒会全員や風見のおかげで杉崎は父親とは違うということと、自分の居場所が「生徒会」であると分かり和解した。自ら狡猾で卑怯なことに定評があるといい、会議では知弦なみにブラックなネタを言う。
人懐こい性格で誰とも仲良くなれる一方、人の心の機微に敏感で立ち回りがうまく、自分へのダメージはまったく考えず行動する。また、杉崎の被害者の減らそうとしたり、悩んでいた5位の白木を助けたりと優しい一面もある。
和解後は、今まで以上に杉崎に懐いているが、父親を思い出すと「ハーレム思想」には納得しておらず、結果、杉崎を自分一人で独占するようになり、他の人が触れたり、邪魔するとその干渉した相手に殺意をいだくなどヤンデレ化した。その度合いは他のキャラの比ではなく、「祝日」においては天井裏からのストーカーや暗殺未遂などが日常茶飯事であることが明かされた。そのため鍵は彼女に対する攻略法を間違えたと嘆いている。
後の選挙の時期には鍵と飛鳥が自分に内緒で二人だけの時間を楽しんでいたことを知り激怒、調理の授業で豚肉を包丁で刺す姿が周囲に脅威を与えてしまい見事に落選した。一方で調理した料理はおいしいと評価されたらしい。

新・生徒会でのその他の登場人物[編集]

水無瀬 寺雄(みなせ てらお)
水無瀬流南の父。

注釈[編集]

  1. ^ 『生徒会の一存』から『生徒会の月末』までのキャラクター紹介では「優良枠」でなく「特待枠」と表記されている。作者も『七光』の発売後まで気付いていなかったとのこと。 aoisekina(葵せきな) (2009年12月26日15:25). “間違いだらけ”. 栄養のないサプリメント. エキサイトブログ. 2009年12月26日閲覧。

出典[編集]

  1. ^ a b c d 『ドラゴンマガジン』2008年9月号、富士見書房、2008年、 4頁、6頁、8頁、10頁。
  2. ^ a b c d 『生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1』。
  3. ^ 『生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3』
  4. ^ a b c 『生徒会の九重 碧陽学園生徒会議事録9』
  5. ^ 『生徒会の七光 碧陽学園生徒会議事録7』、76-114頁。
  6. ^ a b c 『生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3』、226-227頁、238頁。
  7. ^ 『生徒会の四散 学園生徒会議事録4』
  8. ^ 『生徒会の水際 碧陽学園生徒会黙示録4』
  9. ^ 『生徒会の七光 碧陽学園生徒会議事録7』16頁。
  10. ^ 『生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2』287頁、あとがき等。
  11. ^ 『生徒会の八方 碧陽学園生徒会議事録8』。
  12. ^ 『生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録3』。
  13. ^ 『生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録1』、186-188頁。