甘利俊一

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甘利 俊一
あまり しゅんいち
Shunichi Amari cropped Shunichi Amari 201911.jpg
文化勲章受章に際して
公表された肖像写真
生誕 (1936-01-03) 1936年1月3日(84歳)
日本の旗 東京府
国籍 日本の旗 日本
教育 東京大学工学部卒業
東京大学大学院
数物系研究科博士課程修了
業績
専門分野 数理工学
勤務先 九州大学
東京大学
理化学研究所
成果 数理脳科学の基盤を構築
情報幾何学の創始

甘利 俊一(あまり しゅんいち、1936年1月3日 - )は、日本工学者数理工学)。勲等文化勲章学位工学博士東京大学1963年)。東京大学名誉教授国立研究開発法人理化学研究所栄誉研究員、文化功労者

九州大学工学部助教授、東京大学工学部教授独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センターセンター長などを歴任した。

概要[編集]

東京府生まれの数理工学者である。神経科学、特に計算論的神経科学を専攻しており、学習理論、自己組織化理論、連想記憶、統計神経力学、神経場理論などを研究し、数理脳科学の基盤を構築した。また,微分幾何学の観点から情報学の研究に取り組み、情報幾何学の創始者として知られている。九州大学、東京大学、理化学研究所に勤務した。

来歴[編集]

生い立ち[編集]

東京都生まれ。1958年東京大学工学部応用物理学科卒業。1963年工学博士(「情報空間の刻接」)。

工学者として[編集]

九州大学助教授、マサチューセッツ大学客員研究員、東京大学工学部計数工学科教授、独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センターセンター長などを歴任。その後、理化学研究所の脳科学総合研究センターの特別顧問公立はこだて未来大学客員教授などを務めた。東京大学の名誉教授でもある。 2012年文化功労者2019年文化勲章受章。

研究[編集]

甘利俊一は連続体力学情報理論ニューラルネットワーク情報幾何学などを研究してきた。 1967年多層パーセプトロン確率的勾配降下法を考えて定式化に成功したが、この早すぎた発見は当時の計算機の能力の低さもあり検証も難しく、あまり注目されずに終わった。しかし、1986年デビッド・ラメルハートジェフリー・ヒントンロナルド・J・ウィリアムスが、この方法を再発見し、バックプロパゲーション(誤差逆伝播法)として発表した事で、ニューラルネットワーク研究の第2次ブームへと繋がっている。勾配消失問題などの技術的困難があり、この第2次ブームは終焉を迎えたが、その後のディープラーニングブームへと続く礎にもなった。

また、甘利俊一は微分幾何学を用いて確率分布を分析し、情報幾何学という分野を創始した。これは統計学数学を融合させた分野だが、統計学者達からは数学色が強いからと敬遠され、数学者達からは厳密さの不足により敬遠され、なかなか論文誌に掲載されなかった。しかし、やってみたらうまく行ったというだけの例も少なくないディープラーニングに対して、情報幾何学は何故うまく行ったか、失敗したかといった事に対する裏付けを与える理論体系の 1つとして注目を集めて行った。


人物[編集]

囲碁アマ六段。

脚注[編集]

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外部リンク[編集]