王将社長射殺事件
| 王将社長射殺事件 | |
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事件が発生した王将フードサービス本社前
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| 正式名称 | 山科区西野山における拳銃使用会社社長殺人事件 |
| 場所 | |
| 座標 | |
| 日付 | 2013年(平成25年)12月19日 早朝 |
| 武器 | 自動式拳銃(小型、25口径) |
| 死亡者 | 1人 |
王将社長射殺事件(おうしょうしゃちょうしゃさつじけん)は、2013年(平成25年)12月19日に王将フードサービスの当時の大東隆行社長が射殺された事件である。
概要[編集]
2013年(平成25年)12月19日早朝、京都市山科区の王将本社前にて大東社長が自身で運転していた自動車付近に倒れているところを通報されて病院へ搬送されたが、死亡が確認された[1] 。死因は拳銃による銃殺だと見られている。
大東社長は午前5時半頃に自宅を出て車で10分の距離に存在する本社に通勤していたことから、警察は午前5時45分頃に現場付近で何者かに銃撃されたと見ている[2]。
犯行に使われたのは小型の25口径の自動式拳銃であり、至近距離から撃たれたと考えられている。4発の銃弾が撃たれ、全てが急所に命中していた[3]。
犯人は逃走にバイクを使用したとみられており、捜査本部などへの情報提供は300件を超えたが、未だに有力な情報は得られていなかった[4]。
しかし、事件現場の近くで発見された遺留品から検出されたDNA型が、九州地方の暴力団組員のものと一致した為、警察は九州方面を集中捜査する方針である[5][6][7]。
事件の発生した19日は、山科区内の小学校12校では集団下校が実施され、教師同伴の集団下校や保護者同伴による下校が実施された[8]。京都市内や一部の市町村の学校でも怪しい人物に注意する旨の文面が配布された。
同年12月22日には大東社長の自宅で通夜が行われ、遺族や会社関係者などの約30人が集まり冥福を祈った[9]。
また、日本中で「追悼餃子」なる現象も見られた(詳細は反応を参照)。
反応[編集]
大東社長は地域住民に対して友好的であり、親切で慕われていた。そのため多くの人から悲しみの声が聞かれた。
餃子の王将には「追悼餃子」として、多くの人々が哀悼の意を込めて各地の王将店舗を訪れ、餃子の王将の看板メニューである餃子を注文した。「追悼餃子」目的の来店増加によって、王将各店舗の来店数は約20万人に達した(2014年5月15日現在)。一時は株の大暴落も心配されたが、2014年3月期の売上高は「追悼餃子」の影響もあって過去最高の762億円を記録し、株の大暴落等の変化は見られなかった[10]。
参考文献[編集]
- 一橋文哉:著『餃子の王将社長射殺事件』(KADOKAWA、2014年11月)ISBN 978-4-04-102409-6[11]
- 一橋文哉、新潮45取材班:著、新潮社:編『新潮45 2014年3月号』「「餃子の王将」社長射殺事件 捜査線上に浮上した「女殺し屋」」(新潮社、2014年2月18日)[12]
- 文芸春秋:著、文芸春秋:編『週刊文春 2014年1月2日・9日新年特大号』「「餃子の王将」社長射殺 "呪われた一族"の暗部を握る男 : 三代目長男失踪、ビル火災で死者3名、ゴルフ場88億円融資の闇…」(2013年12月25日)[13]
脚注[編集]
- ^ “「餃子の王将」社長が襲われ死亡 本社前で銃撃か”. 日本経済新聞 電子版 (日本経済新聞社). (2013年12月19日) 2015年12月14日閲覧。
- ^ “「王将」社長、待ち伏せられ射殺か 車で出社直後 京都府警、トラブルの有無捜査”. 日本経済新聞 電子版 (日本経済新聞社). (2013年12月20日) 2015年12月14日閲覧。
- ^ “「餃子の王将」社長射殺、銃弾4発は全て急所に命中”. TBS News-i (TBSテレビ). (2013年12月21日). オリジナルの2013年12月24日時点によるアーカイブ。 2015年12月14日閲覧。
- ^ “「餃子の王将社長殺害事件から半年 犯人、バイクで逃走か”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2014年6月18日). オリジナルの2014年6月18日時点によるアーカイブ。 2015年12月14日閲覧。
- ^ “「王将」社長射殺、遺留品に暴力団組員のDNA”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2015年12月13日). オリジナルの2015年12月13日時点によるアーカイブ。 2015年12月14日閲覧。
- ^ “「餃子の王将」社長射殺、現場に暴力団組員のDNA”. TBS News-i (TBSテレビ). (2015年12月13日). オリジナルの2015年12月14日時点によるアーカイブ。 2015年12月14日閲覧。
- ^ “吸い殻や不審な車、突破口に 王将社長射殺で新局面”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2015年12月13日). オリジナルの2015年12月13日時点によるアーカイブ。 2015年12月14日閲覧。
- ^ “「王将」社長射殺 現場近くに小学校 山科、12校で集団下校”. MSN産経ニュース (産業経済新聞社). (2013年12月20日). オリジナルの2014年7月28日時点によるアーカイブ。 2015年12月14日閲覧。
- ^ “「無念…」「王将」大東前社長の通夜しめやかに”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2013年12月22日). オリジナルの2013年12月23日時点によるアーカイブ。 2015年12月14日閲覧。
- ^ “「追悼餃子」に20万人来店 社長殺害事件”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2014年5月15日). オリジナルの2014年5月15日時点によるアーカイブ。 2015年12月14日閲覧。
- ^ 餃子の王将社長射殺事件: 書籍: 一橋文哉 | KADOKAWA-角川書店・角川グループ
- ^ バックナンバー|新潮45|新潮社
- ^ 週刊文春2014年1月2日・9日新年特大号 | バックナンバー - 週刊文春WEB
外部リンク[編集]
- 王将フードサービスの社長が殺害された事件に関して情報をお寄せ下さい。- 京都府警察
- 「第三者委員会からの調査報告書受領に関するお知らせ」(平成28年3月29日) - (株)王将フードサービス : 調査報告書(公表版)を含む。