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王子喬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
王子喬

王子喬(おうし きょう、生没年不詳)は、中国仙人霊王太子晋(たいし しん)と同一人物とされる。

霊王の太子として立てられたが、王に直諫して廃位され、庶人となった[1]

笙を吹くのを好み、「鳳鳴」を作った。伊川洛水の間を遊歴し、道士の浮丘公と上嵩山で出会った。三十数年後、「七月七日、緱氏山頭でわたしを待つように」と桓良にいった。予告通りに王子喬は白鶴に乗って山頂に現れたが、居合わせた人々はこれを見たものの届かず、王子喬は手を挙げて人々に謝し、去っていった[2]

穀物を食わず、100歳の長寿を保った[3]。王子喬の遺体を室中に安置していたところ、須臾のうちに大鳥と化し、飛び去って行った[4]という。

脚注

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  1. ^ 新唐書』宰相世系表二中
  2. ^ 列仙伝』巻上
  3. ^ 論衡』道虚篇
  4. ^ 捜神記』巻一