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猫舌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

猫舌(ねこじた)とは、高温のものを飲食することが苦手とする偏食の形態である。が熱い食べ物を食べようとしないことになぞらえたものである。

昔は富裕層ほど多く、贅沢な食生活による影響や食わず嫌いが原因とされていたが、実際は啜って食べない事が猫舌の原因であり、飲食物を啜る事ができれば猫舌は克服可能[1] 。また海外のテーブルマナーでは基本的に猫舌が推奨されており、加熱した食べ物を冷めていない状態で食べる事はマナー違反となる地域が多い[2]

熱い物を無理に食べると気管支炎口内粘膜が剥がれ落ちたり、口内炎ができやすくなり、食道も火傷するため、逆流性食道炎気管支炎の原因になる事もある。最悪の場合、粘膜が修復されて悪性の粘膜となるとの原因ともなる。

乳児には熱すぎる食べ物や飲み物は禁忌である。 猫舌で乳児はまだ口内が火傷しにくい為、体温調整や外部の環境になれておらず、胎児の頃は口ではなく、臍帯を通して栄養を得ていたため、まだ体質が熱に敏感で慣れていないためである。 まだ熱い食べ物を食べられない乳幼児に無理矢理熱いものを食べさせ続けた場合、児童虐待となる。また、成人していても猫舌の人に熱いものを無理矢理食べさせる行為はいじめパワハラDVなどの犯罪となる。

関連項目

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脚注

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  1. ^ “ヌーハラ”ってどういう意味? 日本特有の新たな「ハラスメント」誕生が物議 - 毎日新聞・2016年10月24日
  2. ^ 国土交通省 総合政策局 観光事業課; 日本交通公社 (February 2008). 多様な食文化・食習慣を有する外国人客への対応マニュアル (PDF) (Report). 国土交通省. p. 108. 2016年8月25日閲覧