猫娘 (ゲゲゲの鬼太郎)

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猫娘
ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクター
Sakaiminato Mizuki Shigeru Road Nekomusume Statue 1.JPG
鳥取県境港市の猫娘像
登場(最初) 『ゲゲゲの鬼太郎』
「猫娘とねずみ男」
作者 水木しげる
声優 #キャストを参照
プロフィール
性別
種類 半妖怪
生年月日 1953年
身長 136cm
体重 29kg
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猫娘(ねこむすめ)は水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』(旧題:『墓場の鬼太郎』)に登場する妖怪。主人公・鬼太郎ガールフレンドねこ娘等と表記されている場合もある。

キャスト[編集]

プロフィール[編集]

  • 身長:136cm
  • 体重:29kg

※身長・体重共に原作設定。アニメ版は第3作以降(特に第3、5、6作)それ以上のより成人に近い体形となる。詳細は後述。

  • 年齢:鬼太郎より1歳年長(昭和28年生まれ)。
  • 出身地:日本東京
  • 居住地:初登場時、東京調布市の中華そばやの横の神社の下→化け猫長屋(2階に下宿)→ゲゲゲの森→妖怪横丁→再びゲゲゲの森

概要[編集]

普段は人間と変わりないが、ネズミねずみ男を含む)や魚を見たり怒ったりして興奮すると、眼が金色に染まり、耳まで裂けた口に鋭い牙をむきだした化け猫の形相になる。魚、鰹節、ネズミが大好物[2]。鬼太郎・目玉おやじ・ねずみ男同様に、水木しげるが創作したキャラクターでありつつ妖怪としても認知されている。鬼太郎にしおらしい恋心を抱いている。アニメ第5作から「ゲゲゲの鬼太郎」と「ビビビのねずみ男」に対して「ニャニャニャのネコ娘」という通称ができた[3]。また原作漫画ではしばしば「ギギギ」という擬音を立て、「ギギのギー」と絶叫する場面がある。

水木プロ監修の書籍等で、公式に「ねずみ男と同じ半妖怪」と設定されているが、ねずみ男のように作中でそのことに触れられる描写は滅多にない[4]。一度、鬼太郎が「アイツ(ねずみ男)は半妖怪だから信用ならない」と猫娘に対して直接言ったが彼女は平然としていた。原作『国取り物語』においては猫娘がねずみ男について「あいつは半妖怪なのよ、穢れた人間の血が混ざってるんだわ」「純粋な妖怪じゃない」と半妖怪であることを蔑むような発言し、ぬりかべから「半妖怪だからと言って仲間外れにするのは良くない」とたしなめられたこともあった。

原作の初期ではねずみ男の天敵として様々なタイプの猫娘妖怪、猫女妖怪が登場しているが、ほとんどが1話限りのゲストキャラクターだった。おかっぱ頭でワンピース姿の猫娘が原作で初登場したのは『週刊少年マガジン』版第1シリーズの「猫娘とねずみ男」から[5]

鬼太郎のガールフレンドとして猫少女がレギュラー化するのは『週刊少年サンデー』版から。和服姿のボサボサ頭で、マガジン版の猫娘とは容姿が大きく異なり、「猫子」(ねここ)という名前であった。この猫子はねずみや魚を見て化け猫と化す奇病を持つ人間であり、妖怪ではない[6]。アニメ版と同様の大きなリボンを結んだ猫娘が原作で登場して定着したのは1980年代のアニメ第3作の頃に連載していたシリーズからであり、アニメ版からの逆輸入キャラクターといえる。この時初めて上記の身体サイズが設定され、当時の講談社などで発行された鬼太郎百科関連で発表された。また、同時期の『週刊少年マガジン』では鬼太郎が「猫娘は妖怪小学校で同期生であった」というようなことを言っている[7]。水木が昭和33年6月に「東真一郎」名義で発表した『怪奇猫娘』に登場する、サンマの匂いで思わず猫顔に変貌してしまう主人公の猫娘が、後の鬼太郎シリーズに登場する猫娘の前身らしい(このときの猫娘はみどりという名前で、出生は彼女の父が巨大な烏猫という猫を殺したため、そのたたりで猫のような性質を持ってしまった。生まれる時は埋葬した母の墓から這い出してくるという鬼太郎の生い立ちとよく似ている)。

服装は原作でもアニメでも白いブラウスに赤~ピンクの吊りスカート姿が基本だが、第2作だけは白い襟の付いた赤に黄色の大きな水玉模様のワンピースを着ている。「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪千物語」第1部ではゴスロリ調の漆黒ドレスを着用、髪は肩ほどの長さのセミロングだったが[8]、第2部からはアニメ第5作同様のショートカットとなった[9]

後述の寝子についてのものを除けば、鬼太郎と猫娘の出会いが描かれた公式作品は講談社刊『小説 ゲゲゲの鬼太郎』第1話「鬼太郎の誕生」のみ。鬼太郎が育ての親の家を出た直後、猫娘は魚を横取りしたねずみ男を追って来たところを鬼太郎と出会う。鬼太郎のことは砂かけ婆などから予め聞いており、この時点から彼の力を高く評価していた。

ねずみ男が悪事を働いた時に彼を懲らしめることが多く、その鋭い爪でねずみ男をボロボロにするまで引っ掻き回すこともあり、ねずみ男からは「我が生涯の天敵」「猫は猫娘だけでコリゴリ」と言われるほど恐れられている。しかし、ケンカするほど仲がいいという面もあり、ねずみ男とコンビで行動することも多い。

鬼太郎の青年期を描いた『続ゲゲゲの鬼太郎』の「猫娘の巻」では、鬼太郎が高校に通う一方で、怪奇女子大の不思議学科に在籍する女子大生として登場。両頬にねずみ男のような髭を生やし、豪華なコートを着込み、かなり高慢な性格となっていた。アニメ第5作で定番となる“アルバイト収入で鬼太郎親子に御馳走する”描写はここで初めて見られる(「猫娘とねずみ男」では鬼太郎が猫娘におごった)。鬼太郎の家に住み込むため、ねずみ男を鬼太郎のもとから追い払うが、逆にねずみ男の罠にはまり、古書の中に吸い込まれて姿を消した[10]。しかし、さらにその後の『新ゲゲゲの鬼太郎』で、鬼太郎の母校・墓の下高校の生徒として再登場。『続』とは外見が大きく異なり、前髪を左右に分けて後ろ髪をおさげにしている[11]。この容姿の猫娘は、原作『ゲゲゲの鬼太郎挑戦シリーズ』第3話「地上絵の秘密」でも見られる[12]。同じ猫娘と称するキャラクターでも著しく容姿が異なることから、これらをすべて別人とする解釈もある[6]

松竹製作の実写映画版は、出演した田中麗奈に合わせて身長158cmと設定されている。他にも年齢設定が鬼太郎ファミリー全員が江戸時代以前に誕生したこととなっており、猫娘は400歳である(鬼太郎350歳、ねずみ男1000歳、目玉おやじや砂かけ婆たちはそれ以上とされている)。なお、映画版が猫娘の実写初登場であるが、「月曜ドラマランド版」にもシナリオ準備稿段階では登場が予定されていた[13]。オムニバスドラマ『水木しげるのゲゲゲの怪談』においては鬼太郎不在の鬼太郎の家で目玉おやじの話を猫娘が聞く体裁でストーリーテラーとして登場している。

寝子[編集]

原作およびアニメ『墓場鬼太郎』に登場した猫娘の元になったキャラクター。アニメではタレント中川翔子が声優を務めた。性格はアニメにおける猫娘とは相反して清楚で控え目である。

能力[編集]

仲間妖怪の中では能力の種類に乏しい方で、強力な妖怪の部類に区分される事もないが、猫由来および妖怪としての基礎的な運動能力などは優れている。

爪牙
猫娘最大の武器。化け猫化した際には鋭くなった爪と牙を武器に用いる。強豪妖怪との戦いでは決め手に欠けるものの、自動車のタイヤぐらいは軽く切り裂き(第4作65話)、雑兵相手なら十分戦力となる。お仕置きとしてねずみ男が一番受けている(他の仲間では一反木綿がたまに受ける。鬼太郎は一度も受けておらず、嫉妬された際も頬をつねるかビンタ程度)。第4作79話で落とし穴に落とされたときにはこの能力を応用し、一瞬にして仲間たち全員を脱出させるほどの大きな横穴を掘削して見せた。この時に「爪が台無し」と発言したが、そのままねずみ男や多数の中国妖怪を爪で倒している。アニメ第6作では鎌の刃のように十指の爪が伸び、敵を両断するほどの威力を発揮する。
運動能力
人間を遙かに超え、「素早さだけなら鬼太郎にも負けない」と自負している。事実、非常に高いジャンプ力や、高所から落ちても体勢を直して着地するなど、猫譲りの高い身体能力を見せている。第3作第28話「田を返せ!!妖怪泥田坊」でも、かなり巨大な泥田坊の肩を余裕で飛び越え遠くに着地している。
格闘技術
優れた格闘センスを持ち、第5作のかまいたちなどといった強豪の相手とも組み合える。かまいたちとの対戦時は、相手は自在に空を飛ぶため空中戦を強いられ、爪よりも長くて危険な手の鎌を持っているなど圧倒的に不利な状況だったが、85話では一見傷を負う事もなく互角に渡り合っていた。また、第4作第3話では、夜叉が人の霊を奪うのに使っていたギターを破壊するため、列車通過中を狙って夜叉に飛び掛かり、ギターを列車に轢かせて破壊した。同89話では霊毛ちゃんちゃんこをも引き裂く大妖怪・ラクシャサを奇襲し、一時的に抑え込んでインドの行者に円陣を描かせる時間を稼いでいる。第6作では巨大な見上げ入道とも戦えるほどの強さも見せている。
妖力波(妖力付与)
アニメ第4作で使用。自らの妖力を電撃状やオーラ状のエネルギーとして放射する技で、他の妖怪のケースから判断すると攻撃にも防御にも応用できる。各々の「色」(場合には臭いも)が存在するようで、猫娘の場合は通常の色(緑など)の他にピンク色がある。他の殆どの仲間と同じく攻撃や防御に使っていた描写は見られていないが、第4作77話にて海和尚の作り出した海流を仲間と共に協力して逆流させている。またこの77話や52話では他の妖怪と同時に妖力波を放っているが、ねずみ男の妖力はあまりまともに飛ばなかったのに対し、猫娘は砂かけ婆や夜行さんなど他の妖怪と同レベルの妖力を放っている(104話では猫娘もねずみ男も他の妖怪と同レベルの妖力を放って鬼太郎を復活させた)。
知覚力
人間より遙かに鋭い目・耳・鼻を持つ。
猫語
通常の猫と会話でき、協力を得ることができる。特にアニメ第5作ではクロを初めとする多くの猫達による情報網を活用している。
猫騙し
アニメ第5作65話で使用。姑獲鳥の前に掌を合わせて叩き、姑獲鳥が一瞬怯んだ隙に鬼太郎が姑獲鳥の体内に入り込み、体内電気で姑獲鳥の羽根を燃やした。
携帯電話/スマートフォン
アニメ第5作から、人間界に順応して使い始める。第6作では犬山まなとの連絡・連携に使われることもある。

前述の通り半妖怪であり、上記のような能力を備えているものの、攻撃の武器が自らの肉体しか無く、これといった特殊能力も無いため、戦闘力も低い(戦闘力が猫娘以下の妖怪もいる)。敵妖怪に無謀な戦いを挑んで返り討ちに遭い、鬼太郎や仲間たちに助けてもらうというパターンに陥るのもしばしばである。アニメの描写でもねずみ男よりは妖力や霊力は上であるが、妖怪世界では五十歩百歩であり最低レベルと評されている(ただし姿を瞬時に闇の中に溶け込ませる能力はある)。アニメ第5作では、いつも鬼太郎に守られてばかりいることへの自責の念から、カラス天狗の道場で武道を学び、想いを寄せる鬼太郎の役に立てる存在となることを健気に切望した。また、第4作では砂かけ婆に薬草について教わっており、ある程度知識も持ち合わせている。第6作では一転して鬼太郎ファミリーの頼もしい戦力として描かれており、単独で敵妖怪を倒したり、鬼太郎の留守中に妖怪が起こした事件を解決したりもしている。

アニメにおける変遷[編集]

※『映画 妖怪ウォッチ』における客演については本項#他作品への登場を参照。

第1作
第20話「猫娘とねずみ男」のゲストキャラクターとして登場。ドライな性格で地獄送り任務の代行を抵抗無く受けるという、人間に対して後のシリーズよりも冷淡な面が見られる。後にトレードマークとなるリボンは結んでいない。
第2作
第1話から登場。レギュラーとなったが、前作・第20話以来の再登場という設定のため、同時期に連載されていた少年サンデー版とは異なり、猫子ではなくマガジン版の猫娘を元にしたデザインとなっている。原作で猫子が登場していたエピソードもアニメでは猫娘に置き換えられている[14]
鬼太郎親子の世話女房的役割で、食料の買出しや食事の支度を勤めた。性格は気が強く男勝りだが、口調は丁寧なものが多く、鬼太郎のことを「さん」付けで呼ぶ。鬼太郎から「猫ちゃん」と呼ばれたときには赤面して嬉しがり、その後目玉おやじを「お義父様」と呼んで驚かせたことがある。戦闘シーンはそこまで多くないが、ヤマタノオロチの首を一つは倒すほどの戦闘力はある(ただしヤマタノオロチの首一つ一つは、鬼太郎の毛針の連射で簡単に倒される程度の強さしかなかった)。
後の作品では見られないことだが、ねずみ男の口車に乗ってしまったり、金儲けの話に乗っかったりして鬼太郎に叱られるエピソードも目立つ。 また、たまにねずみ男も「ねずみ男さん」と呼んだりしていた。ただし対立することも多く「ほっとけばいいんですわ、あんなドブネズミ」などといったこともある。
鬼太郎に不遜な態度を取るねずみ男に怒ったりしているが、彼が死んだ時にはとても悲しんでいる。また、第一話では泥田坊に襲われたねずみ男を救っている。
この作品から頭に大きなリボンを結ぶようになった。リボンの色は薄いピンク色。
第3作
顔つきは割合ボーイッシュなデザインになった一方で、より成人女性に近い頭身・体形となる。また、本作より鬼太郎との関係は対等になり、お互い名前は敬称なしで呼び合うようになった。本編のヒロインは天童ユメコのため、三枚目的な役割を担う部分も多かった。ユメコとは鬼太郎を巡る恋敵であると同時に親友とも言える間柄である。鬼太郎のこととなると周りが見えなくなると言ってもいいほどで、第11話のように本来の目的を忘れたようになることもある。また第3話では、ユメコと一緒に鬼太郎のところへ走っていった時、ネコ仙人に体を乗っ取られたユメコに弾き飛ばされ、怒りを露わにするという場面もあったが、第2話で目玉おやじを蹴飛ばして鬼太郎のところに走っていったように、自身も同じことをやっているというところもある。後半になると、はすっぱな雰囲気でセクシーな面も強調され、セクハラされることもあった。
ねずみ男の天敵・お仕置き役としてのポジションも確立されており、彼の悪事に対して引っ掻く、噛み付くなどの厳しい制裁をたびたび加えている。鬼太郎がユメコに対して鼻の下を伸ばした際に八つ当たりで引っ掻いたりすることもある。ただし彼を心底嫌っているわけではなく、一緒に行動したり、時には彼のことを心配するなど、仲間としてそれなりに大切に思っている様子も見られる。劇場版第2弾では活躍した彼の頬にキスまでしている。
マタタビ餅を作るのが得意であり、鬼太郎たちに振舞うこともある。第3話の作中では鬼太郎に「猫娘のマタタビ餅最高だなぁ」とほめられ、喜んでいた。またこのストーリーでは、ネコ仙人に操られて襲い掛かってきた猫たちに対してマタタビ餅をばら撒き、酔わせている。劇場版第4弾によると、マタタビ餅はねずみ男の好物でもある。
ふくろさげに妖怪エネルギーを吸われた際、半妖怪であるねずみ男は体の右半身だけが弱ったのに対し、ねこ娘は全身が弱くなっていたほか、ねずみ男のことを「あいつは半妖怪だから」と蔑んだ発言をしており、本作では半妖怪であるという設定は見られない。リボンの色は赤。
身長 / 146cm→152cm・体重 / 39kg→45kg(中盤からの新デザイン改訂に伴う変更)[要出典]
スリーサイズ / バスト80cm(Cカップ)・ウエスト54cm・ヒップ83cm(身体サイズは本作のみの設定である)[要出典]
第4作
より原作の雰囲気に近くかつ可愛いデザインがなされ、髪型も紫色の刈上げおかっぱに変わり、耳が尖っている。本作のみ背は鬼太郎より若干低い。
本作の『鬼太郎』は全体的にクールな作風になっており、鬼太郎が美人に弱いという設定がなく、猫娘も大人びた性格になり従来のようなヤキモチを焼くなどの描写は見られない。鬼太郎に好意を寄せる様子は描写されているが、相思相愛の恋人同士というほどの設定ではなく、仲の良い兄妹のような関係に近い。しかし、78話や106話などで鬼太郎が無事に帰還したときに誰よりも喜んだり、第84話で鬼太郎が人食い肖像画(青年画家の恨みが生み出した怨念の塊)に食べられた時や、第100話で鬼太郎が影女に攫われた時や、第114話で鬼太郎の母に化けたヒ一族の巫女に毒入りの料理を食べさせられた鬼太郎が死にそうになった時に涙声になったり、先の第84話で涙を流す場面があるなど、心の底では鬼太郎に強い恋心を抱いている。また、15話で枕返しが見せた願望の夢では鬼太郎に誘われ、50話では姥ヶ火に鬼太郎とカップル(嫉妬の対象)として認識される。
食事にはコンビニの猫缶を常食[15]
ねずみ男に対してはよく引っ掻き(時折口臭で反撃される)、冷たくあたる一方で、夜叉に殺されたときなどはただ一人悲しむ[16]など、気にかける優しい一面も見せた。
84話では、鬼太郎を人食い肖像画に食べられた(ねずみ男と砂かけ婆も食べられた)悲しみで涙を流しながらも、鬼太郎たちを殺害し、更に猫娘を殺害しようとした青年画家(声 - 二又一成)のために美しい声で歌うという優しさを見せ、画家に自分の過ちに気付かせ、彼が生み出した人食い肖像画の力を鎮めた。画家が正気に戻ったと同時に食べられた者は全員解放され、怨念の塊は鬼太郎がちゃんちゃんこで消滅させた。
人間の女性のようには成長しない(成長はするものの極めて遅い)ことを気にする描写が取り入れられた。そのことから89話でインド妖怪ラクシャサの術により、一時的に妖艶な色香を持つ大人の姿(ねずみ男は見惚れていたが鬼太郎は動じなかった)に成長して鬼太郎を誘惑するエピソードもあった。
101話で一刻堂に封じられたときは、猫を抱いた人間の少女の姿になり、原作でも滅多に見られなかった「ねずみ男同様に半妖怪」という出自設定にアニメで初めて触れられたシーンでもある。ただし妖力に関してのレベルは、妖怪仲間内では低い方ながらもねずみ男よりは大きく上回り、52話や77話など妖力を分け与える場面では、静電気程度しか妖力を飛ばせなかったねずみ男[17]に対して、猫娘はほかの妖怪と同じぐらいの妖力を放っている。なお、人間から妖怪になった存在としては、他に38話のおどろおどろなどがいる。
79話で仲間ともども中国妖怪の落とし穴に落とされたときには、爪を応用して一瞬にして巨大な横穴を掘削して全員を脱出させた。
第3作のユメコとは違い、鬼太郎と人間のセミレギュラー・村上祐子との仲は友達止まりで、猫娘と祐子の両者が登場するエピソード自体もほとんどなく、友人や恋敵のような関係は描かれなかった。
身長 / 141cm・体重 / 34kg(本作のみ)[要出典]
リボンの色は薄いピンク色。
40話では一瞬だけ、この猫娘とは別に「猫子」も登場している。
第5作
髪型がショートヘアになり、頭身も伸びるなど、より現代的なデザインがなされている。耳が尖って口を閉じてても八重歯が目立つようになる。衣装も多彩になり、まれに腹部が開いた衣装をするほか、掛け値無しに美少女と呼べる容姿が与えられた。アニメで初めて全話登場となる。
妖怪の中でも人間界に馴染んで生活しており、様々なアルバイトをしているので、鬼太郎よりも世情に詳しい。アルバイトの際には偽名として「猫田宏美」「根古宏美」「猫野塚宏美」と名乗っている[18]
性格は勝ち気だがわがままなところが無く、素直で純情。お節介な面・世話好きな面があり、他者には基本的に親切である。また、面倒見が良い反面口うるさい。
鬼太郎親子によく食事を作っているが、洋菓子作りに限っては苦手らしく、第60話では手伝った菓子屋のオーブンを爆発させ、第95話で鬼太郎への愛を込めたバレンタインチョコの試作1号はアマビエに「歪んだ愛」と揶揄されるほど形も味も悲惨だった(最終的には食べられるものに仕上がった)。
前述の通り他者には親切であるが、猫ゆえにほんのちょっとしたことで気分が変わりやすく、気に入らない相手には化け猫顔で脅すこともある。人間に対しても友好的で辛辣な態度をとる鬼太郎に苦言したこともあるが、悪人に対しては「食い殺す!」と敵意をあらわにすることもある。また、鬼太郎に強い好意を抱いており、美人の依頼者が鬼太郎に近づくのを嫌う極端なヤキモチ焼き。
他の妖怪らと鬼太郎親子の橋渡し役を買って出ており、仲間の妖怪からの信望は厚い。天狗ポリスとは特に親密な間柄であり、大天狗や黒鴉には目をかけられている。
妖怪横丁の仲間では、ろくろ首と人間界で一緒に働くこともあるため特に仲が良く、「猫ちゃん」「ろくちゃん」と呼び合っているが、恋愛のことで少々嫉妬している(対象の男性は別々だが、進展の差から)。
閻魔大王や宋帝王からは鬼太郎の片腕としてねずみ男と共に彼を支えていくよう激励の言葉を受け取っている。
ねずみ男に対していい感情はもっていないが、第27話「地獄の掟! 走れねずみ男」では鬼太郎と長年の親友という二人の関係に「うらやましいよ!」とも言っている。さらに第42話「オベベ沼の妖怪 かわうそ!」 では「どうして鬼太郎はあんな奴(ねずみ男)と親友なの?」と嫉妬の表情で砂かけ婆と子泣き爺に質問していたが、ねずみ男が死ぬと鬼太郎が悲しむのが嫌なので彼を助けることもある。第14話「鬼太郎死す!? 牛鬼復活」では火口に落ちそうになっていたねずみ男の腕をつかんで引きずり上げようとしていた。
パンチラシーンは描かれなくなったが、下着そのものはバスガイドのバイトの際に1度晒したことがある(このストーリーの中で紹介された面接では、履歴書に21歳と記載していたものの外見が中学生くらいにしか見えないと試験官に言われ、化け猫顔で怒って「童顔だし背も低いから子供っぽく見られるんです」と言葉巧みに誤魔化すというしたたかさも見せている)。
鬼太郎を強引に恋愛映画に誘うのがシリーズの恒例と化している。鬼太郎自身は恋愛映画に関心が薄く、いつも逆効果におわっていることに猫娘は全く気づいていない。
担当声優の今野宏美は、猫娘を人間に近いイメージとして、妖怪と人間の中間の立場を意識して演じることを心がけていると語っている[19]
劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』では、ご当地バージョンで区分けされたコスチューム(マラソンランナー姿は全国共通)を披露した。また、同時上映の短編『おまけ上映 ゲゲゲまつりだ!!五大鬼太郎』では過去映像ながら、アニメ歴代の5人の猫娘を見ることが出来る。
リボンの色は赤っぽく見えるが濃いピンク色で、この作品では彼女が鬼太郎を救うべく、自らリボンを解きロープ代わりに使用するシーンがある。
身長 / 146cm・体重 / 37kg
必殺技 /ひっかき・がんばっている事 /アルバイト・好きなたべもの /カツオブシ、ネコ缶 (本作のみで、CDアルバム「ゲゲゲの鬼太郎~妖怪歌謡集(ベスト)~」のブックレットの記述では、身長と体重も推定サイズとされている)
第6作
これまでの歴代シリーズと比べて大幅にデザインが変更され、等身も高くなりハイヒールを常用するなど、大人の女性の外見となった。服装は第4作とほぼ同じ。髪型は、長い髪を頭の後ろにシニヨンにしてまとめており、トレードマークの大きなリボンはそのために使われている。本作品ではスマートフォンを常用し、ハッキングやコンピューターセキュリティについての知識もあるなど、ネット社会に精通している描写が見られる。
プロデューサーの永富大地、シリーズディレクターの小川孝治(監督)の対談において、8頭身に設定されたことは女優の菜々緒のイメージであったこと、また、フジテレビのプロデューサーの提案であったことが明かされた。[20]。水木プロは東映アニメーションを信頼していることから、この提案が採用された。
普段は不愛想でクールに振る舞い、鬼太郎にも素直になれず憎まれ口を叩くなどそっけない態度で接するが、彼が死んだと早とちりした際には血相を変えて飛んでくるなど、本心では大切に思っており、10話では鬼太郎が温泉に出かけている間ゲゲゲハウスの留守番を任されたりなど信頼関係も厚い。また、犬山まなを始めとする人間たちに対しても色々と世話を焼いたり、素直な好意を向けられたり褒められたりして赤面するなど、照れ屋なだけで根は優しく面倒見の良い性格の持ち主として描かれている。10話ではまなの弁当箱に生きている魚が入れられていて怖かったと聞いた際には「わたしだったら美味しく頂いちゃうわね」と言うなどお茶目な面もある。
通常時の猫の形相はこれまでのシリーズと比べてやや控えめで、尖った耳と八重歯が見える程度だが、戦闘時は一変して凄まじい化け猫の形相[21]になる。戦闘能力は歴代シリーズの中でも高い方で、爪には敵妖怪を切断するほどの威力がある。第2話では巨大な見上げ入道を相手に善戦し、第3話では二口女を圧倒して切り裂き倒すなど、鬼太郎ファミリーの中でも主力級として活躍している。
第1話では鬼太郎や人間たちの前に直接姿を現さずセリフもないが、妖怪ポストの情報を求めるまなのネット書き込みに返信し、彼女が鬼太郎と出会うきっかけを作る。初めてしゃべるのは第2話から。当初はまなと反りが合わず女同士の対立をしていたが、戦闘の際の勇敢な戦いぶりや、まなを危険に巻き込まないよう気を遣う面倒見の良さを見せたことで徐々に打ち解け、まなから「ねこ姉さん」と呼び慕われるようになった。

他作品への登場[編集]

原作者の水木しげるが直接手がけた事例ではないが、2017年の長編アニメーション『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』では、鬼太郎と仲間たちと共に「コラボ出演」という形で登場している。

脚注[編集]

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  • 『鬼太郎大全集』は水木プロダクション刊行の電子書籍版『鬼太郎大全集』を指す。
  1. ^ 『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』ジバニャン役に黒田崇矢さん、ねずみ男役に大塚明夫さん決定! 待望の本予告映像が解禁- アニメイトタイムズ(株式会社アニメイトラボ)” (2017年10月27日). 2017年10月27日閲覧。
  2. ^ 水木しげる 『水木しげる 鬼太郎大百科』 小学館2004年、49頁。ISBN 978-4-09-220322-8
  3. ^ 第6作第10話で、初めて本編にて当人が名乗る。また第1話から、ハンドルネーム「nya3_neko」を使っている。
  4. ^ 『妖怪まんだら 水木しげるの世界』世界文化社、1997年、13頁。他多数。
  5. ^ 「妖怪大裁判」では百々爺に率いられて鬼太郎を襲う妖怪たちの中に猫娘に似た女妖怪が登場していたが、この妖怪は始終凶暴な顔のままであるうえに鬼太郎の敵側にいたので、アニメの第2部でこのエピソードが描かれたときは「猫娘」ではない別の女妖怪とされていた。後に作中で鬼太郎が猫娘と妖怪小学校へ通っていたという証言があり(『ゲゲゲの鬼太郎 謎全史』 55頁などにも記述)「妖怪大裁判」に登場した女妖怪が猫娘ではなかったことを公式に明確化した。
  6. ^ a b 佐々木卓 『ゲゲゲの鬼太郎 謎全史』 水木しげる監修、JTBパブリッシング2002年、74-75頁。ISBN 978-4-533-04246-1
  7. ^ 水木しげる 『中公愛蔵版 ゲゲゲの鬼太郎』4巻、中央公論社2006年、507頁。ISBN 978-4-12-001721-6
  8. ^ ほしの竜一 『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪千物語』1巻、水木しげる原作、講談社〈ボンボンKC〉、2007年、16頁。ISBN 978-4-06-332073-2
  9. ^ 『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪千物語』4巻、2007年、103頁。ISBN 978-4-06-332082-4
  10. ^ 『鬼太郎大全集』 23巻、80-94頁。
  11. ^ 『鬼太郎大全集』 25巻、60頁。
  12. ^ 『鬼太郎大全集』 21巻。
  13. ^ 宇宙船 VOL26』10頁
  14. ^ ただし第19話「釜鳴り」など原作で仲間たちと一緒に登場する場面(いわゆるモブシーン)において、猫娘が別に登場する一方で猫子の姿をした人物が描かれている場合もあった
  15. ^ 「水木しげる作品に見る猫娘変遷史 猫娘メタモルフォーゼ」『』vol.0024、郡司聡他編、角川書店〈カドカワムック〉、2008年、101頁。ISBN 978-4-04-883992-1
  16. ^ ほかの仲間は鬼太郎含めて哀しむ者はいなかった。
  17. ^ 104話ではねずみ男もほかの妖怪と同じぐらいの妖力を放っている。
  18. ^ なぜ「宏美」と名乗るのか作中で直接の説明は無いが、担当声優が今野宏美なので、今野が演じるにあたって名前を使用した可能性も示唆されている[独自研究?]
  19. ^ 村上健司 「第12回 世界妖怪会議 イベントレポート」『怪』vol.0024、125頁。
  20. ^ https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1526618588
  21. ^ 第2話のみで第3話以降表情はやや控えめ。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]