狙い撃ち法

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狙い撃ち法[1][注釈 1](ねらいうちほう,: shooting method)とは,零点の挙動を調べることで境界値問題の解構造や非線形振動系の周期解を求める,数値解法の一つである[6]:6[4](抄録)[1]初期値を調整して終端条件を合わせる様子が射的に似ていることから名付けられた[7]:747境界条件を含む場合など,ルンゲ゠クッタ法のような数値解法を用いられない場合に適用する[8]:18

種類[編集]

ポアンカレ写像不動点ニュートン法によって求める狙い撃ち法には次の二種類が存在する[4](抄録):

単一シューティング法[5]: single shooting method
多重シューティング法[9]: multiple shooting method

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 狙撃法[2]:227」などの表記揺れが存在するが,文部科学省の告示[3]に従い,狙撃(そげき)との読み間違いを避ける為に「狙い撃ち法」とした。 又,他に「シューティング法[4][5]」とも呼ばれる。

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 狙い撃ち法 - 境界値問題の数値解法”. Wolfram言語 & システム ドキュメントセンター. Wolfram. 2019年8月24日閲覧。
  • 田中 敏 (2018年8月20日). “非線形常微分方程式の2点境界値問題入門――正値解の存在と一意性について―― (PDF)”. pp. 5-6. 2019年8月24日閲覧。
  • 伊藤 秀隆、吉村 真紀、隈元 昭「部分空間シューティング法を用いたフォールド分岐点の計算」『電子情報通信学会総合大会講演論文集』第1997巻、電子情報通信学会、1997年3月6日、 83頁、 NAID 1100032504212019年8月24日閲覧。
  • 大塚 敏之「アドバンスト制御のための変分法と最適制御――初学者のために――(第2回)」『計測と制御』第46巻第9号、計測自動制御学会、2007年9月10日、 745-754頁、 doi:10.11499/sicejl1962.46.7452019年8月24日閲覧。
  • 釜 国男「変分問題の数値解法(計算経済学の研究その9)」『創価経済論集』第44巻第1/2/3/4号、創価大学経済学会、2015年3月31日、 15-31頁、 ISSN 038830272019年8月24日閲覧。
  • 磯部 豊作; 浅井 恒昭 (1988-03). “単一シューティング法によるTroeschの境界値問題の解法”. 情報処理学会全国大会講演論文集. 36. pp. 35-36 
  • GRIMM W; MARKL A (1997-02). “Adjoint Estimation from a Direct Multiple Shooting Method”. Journal of optimization theory and applications 92 (2): 263-283. ISSN 0022-3239.  - 科学技術総合リンクセンターによる紹介における和訳(jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902133971258430,2019年8月25日閲覧)を参考にした。
  • 送り仮名の付け方”. 文部科学省 (1981年10月1日). 2019年8月24日閲覧。
  • 大信田 丈志「臨界を大きく超えた液膜流に生じる構造(波動現象におけるパターンの生成と特異性)」『数理解析研究所講究録』第1030巻、京都大学数理解析研究所、1998年4月、 222-237頁、 ISSN 1880-28182019年8月24日閲覧。