犬吠駅

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犬吠駅
駅舎(2013年9月)
駅舎(2013年9月)
いぬぼう
INUBOH*
君ヶ浜 (0.8km)
(0.9km) 外川
所在地 千葉県銚子市犬吠埼9595-1
所属事業者 銚子電気鉄道
所属路線 銚子電気鉄道線
キロ程 5.5km(銚子起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
118人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1935年昭和10年)8月14日
備考 終日駅員配置駅
*一部案内ではINUBOU、INUBŌとも表記。
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犬吠駅配線図
CONTg
銚子方面
STR+BSl
STR+BSl
CONTf
外川方面

犬吠駅(いぬぼうえき)は、千葉県銚子市犬吠埼にある銚子電気鉄道銚子電気鉄道線

第一回関東の駅百選選定駅である。

沖縄ツーリストがネーミングライツを獲得して、略称のOTSをワンツースマイルと掛け合わせ、現地観光名所と掛け合わせ、「OTS犬吠埼温泉」が愛称となる。

歴史[編集]

  • 1935年昭和10年)8月14日 - 燈台前駅として開業。
  • 1942年(昭和17年) - 犬吠駅に改称。
  • 1990年平成2年)12月 - 現ポルトガルの宮殿風建築の駅舎落成[1]
  • 1995年(平成7年)9月 - ぬれ煎餅の売店が開業。
  • 1997年(平成9年)10月14日 - 「関東の駅百選」第一回選定駅になる。選定理由は「ヨーロッパスタイルの白壁と絵タイルが美しい駅」。
  • 2007年(平成19年)8月4日 - 「貧乏がイヌ」像が駅前広場に設置される。
  • 2012年(平成24年)7月下旬 - 駅前広場にあったデハ501と元相模鉄道モニ2022の廃車体が老朽化・塩害による車体の腐食のため解体される。
  • 2013年(平成25年)- 駅舎が老朽化したためリフォーム工事される。
  • 2017年(平成29年)6月24日 - 観音駅にあったたい焼き屋が移転営業開始。

なおこの駅が犬吠駅に改称される前年まで、燈台前 - 外川間には(旧)犬吠駅が存在した。現在もホームの跡らしきものが残っている。

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線の地上駅。駅員配置駅(早朝、夜間は無人)。ホーム上と駅舎内に自動販売機、コインロッカー、水洗トイレあり。駅前に8台分の駐車場設置。

  • 大晦日から元日にかけて犬吠埼での初日の出参拝客輸送のために運行される終夜運転は、銚子駅から当駅までの運転となっており、この輸送に対応するため、銚子電気鉄道線の他の駅に比べて長めのホームとなっている。
  • 周辺の犬吠埼などの観光拠点として利用されていることもあって、駅舎および駅前広場は銚子電気鉄道線の中で最も大きく広く造られており、各種イベントの会場としても利用されている。駅舎内では、銚子電気鉄道の各種鉄道グッズ、記念切符、硬券入場券・乗車券、地元名産品や駅弁などの土産物の他、名物の「銚電のぬれ煎餅」が実演製造・販売され、観光客や鉄道ファンの人気を集めている。
  • 駅舎2階には鉄道写真家中井精也の美術館「銚電写真館・中井精也ギャラリー」(無料、9:00~17:00、無休)がある。平成11(1999)~平成16(2004)年まで後藤純男美術館だった後、倉庫にしていたが平成26(2014)年7月26日土曜日にオープンした。
  • 白を基調とし、絵タイルの貼られたポルトガルの宮殿風建築の駅はその美しさが評価され、1997年(平成9年)に関東の駅百選の第一回選定26駅の一つに選ばれた。なお、老朽化によるリフォーム工事を2013年(平成25年)頃に実施したため、この絵タイルは駅名標を除き撤去されている。
  • 駅前広場にはゲーム『桃太郎電鉄』シリーズの協賛企画「しあわせ三像」のうち「貧乏がイヌ(居ぬ)」像がある[注釈 1]
    • かつては廃車になったデハ501と元相模鉄道モニ2022の2両が同広場に置かれ、電車の車体を利用したNPO運営の福祉喫茶「電車レストランかふぇ・ど・えがお」が営業されていたが、老朽化・塩害による車体の腐食のため、2012年(平成24年)7月下旬に解体処分された[2]

ギャラリー[編集]

駅周辺[編集]

観光地・観光施設が駅周辺に点在する。

犬吠埼
犬吠埼灯台
関東地方最東端の地。の先端に位置する灯台は、世界灯台100選日本の灯台50選に選定されている日本屈指の銘灯台である。参観灯台であり、灯台内の展望台や資料展示館に有料で入場可能である。周辺には遊歩道文人高浜虚子、尾張穂草、佐藤春夫)の石碑、飲食店が居並ぶ。離島、高所を除き、日本国内において最も早い初日の出を拝める場所としても有名で、元日早朝は多くの参拝客が訪れる。銚子電鉄はその参拝客輸送のため、大晦日から元日にかけて終夜運転を実施している。 また、東映の映画のオープニング映像「荒磯に波」は、この灯台下の岩場にて撮影されたものである。駅より灯台まで徒歩15分。
犬吠埼マリンパーク
水族館イワシクマノミアザラシなどの各種魚類や海獣、ペンギンを見ることができる。イルカショーが人気。レストラン・土産物屋を併設し、銚電のぬれ煎餅も販売している。駅より徒歩10分。
犬吠埼温泉
元々犬吠埼の観光客向けに多数存在しているホテルの敷地内において、ボーリング掘削により湧出させたものであり、温泉郷としての歴史は新しい。オーシャンビューと、新鮮な海の幸が楽しめ人気を博している。日帰り入浴可。
君ヶ浜
日本の渚百選に選定された約1km続く砂浜海岸で、「関東舞子」とも呼ばれる。海岸に沿って君ヶ浜しおさい公園が造られている。波が高いので遊泳禁止の措置が取られている。
地球の丸く見える丘展望館
銚子半島の最高所、愛宕山の頂上に位置する有料展望台。銚子電鉄の弧廻手形(一日乗車券)で割引入場可。三方を海(太平洋)に囲まれている銚子の街並みや、屏風ヶ浦風力発電風車群、利根川の河口、畑の中を走る銚子電鉄などの他、空の澄んでいる日は富士山筑波山も遠望できる。また、隣接して日友愛の碑が建つ。駅より徒歩20分。
小畑池
愛宕山から流れる湧き水を水源とする池。池の南側にある水源には「石尊様」と呼ばれる社がある。
満願寺
1976年(昭和51年)に開創。坂東三十三箇所第27番札所飯沼観音・円福寺の奥の院。煌びやかな伽藍は電車からも良く目立つ。

バス路線[編集]

のりば 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
銚子電鉄犬吠駅 岬めぐりシャトル 犬吠埼灯台入口・海鹿島・黒沼・ポートタワーウォッセ 銚子駅 千葉交タクシー
地球展望館

利用状況[編集]

1日平均乗車人員 118人(2015年度)

近年の一日平均乗車人員推移は下表の通り。

年度 一日平均
乗車人員
2007年 304 [統計 1]
2008年 238 [統計 2]
2009年 197 [統計 3]
2010年 158 [統計 4]
2011年 103 [統計 5]
2012年 126 [統計 6]
2013年 123 [統計 7]
2014年 117 [統計 8]
2015年 118 [統計 9]

隣の駅[編集]

銚子電気鉄道
銚子電気鉄道線
君ヶ浜駅 - 犬吠駅 - 外川駅

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 残りの「貧乏がサル(去る)」像は 仲ノ町駅「貧乏をトリ(取り)」像は 笠上黒生駅[要出典]

出典[編集]

  1. ^ “新装犬吠駅はポルトガル風 華々しくオープン 銚子”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 29. (1990年12月30日) 
  2. ^ RMニュース「デハ501、元相模鉄道モニ2022 解体」

統計資料[編集]

関連項目[編集]