「ゴッド&ジェネラル/伝説の猛将」の版間の差分

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== ストーリー ==
== ストーリー ==
[[南軍]]の名将として名高い[[ロバート・E・リー]]と[[ストーンウォール・ジャクソン]]、北軍の英雄[[ジョシュア・チェンバレン]]、後に[[エイブラハム・リンカーン|リンカーン]]暗殺事件の実行犯となる俳優[[ジョン・ウィルクス・ブース]]を中心に、南北戦争初期の推移を描く。南北戦争が[[南軍]]側にとっては郷土防衛のための戦いであった背景を重視し、両陣営を公平な視点から描いている。
[[南軍]]の名将として名高い[[ロバート・E・リー]]と[[ストーンウォール・ジャクソン]]、北軍の英雄[[ジョシュア・チェンバレン]]を中心に、南北戦争初期の推移を描く。南北戦争が[[南軍]]側にとっては郷土防衛のための戦いであった背景を重視し、両陣営を公平な視点から描いている。第2部の「ゲティスバーグの戦い(Gettysburg)」に続いて製作されたこの映画は南北戦争3部作の第1部である。


3部作の最終章となるはずの「Last Full Measure」は2021年5月現在製作のアナウンスは無い。
本編は[[第一次マナサスの戦い|マナサス]]、[[フレデリックスバーグの戦い|フレデリックスバーグ]]、[[チャンセラーズビルの戦い|チャンセラーズビル]](いずれも南軍が勝利した主要な戦闘)の3章に分けられている、米国内で販売されているBlu-ray特別[[アンティータムの戦い]]の章が新たに追加されている。

本編は[[第一次マナサスの戦い|マナサス]]、[[フレデリックスバーグの戦い|フレデリックスバーグ]]、[[チャンセラーズビルの戦い|チャンセラーズビル]](いずれも南軍が勝利した主要な戦闘)の3章に分けられている。なおディレクターズカット版として米国内で販売されているBlu-rayは4時間39分ほど(通常版は3時間28分ほど)ある。


【ディレクターズカット版で追加された主なシーン】

(1)[[アンティータムの戦い]]の章(とうもろこし畑での戦闘シーンは必見)

(2)リンカーン暗殺事件の実行犯となる俳優ジョン・ウィルクス・ブースのシーンが新たに追加されている。

なお、前作「ゲティスバーグの戦い(Gettysburg)」のオープニングで密偵役のハリソンもブースの同僚として出演している。通常版ではブースとともに全てカットされていた。

(3)南軍騎兵隊の[[J・E・B・スチュアート|J・E・B・スチュアート将軍]]が使わした[[:en:John_Pelham_(officer)|ジョン・ペラム少佐]]がジャクソン将軍に仕立ての良い制服を届けるシーン。(クレジット表記は無いが、[[:en:John_Pelham_(officer)|ジョン・ペラム少佐]]である。彼は[[フレデリックスバーグの戦い]]で2門の大砲を駆使し大活躍している。しかし[[チャンセラーズヴィルの戦い]]の前の[[ケリーズフォードの戦い]]で戦死している。)

(3)南軍の慰問団が歌う「Bonnie Blue Flag」の前に、夫婦の小芝居が入っている。

 その他細かなシーンの追加もあるり、約1時間ほどが通常版より追加され、物語を更に重厚なものにしている。


通常版・ディレクターズカット版ともに、2021年5月現在、日本語字幕版は発売されていない。

しかし過去に洋画専門チャネルのザ・シネマなどにて前編・後編に分けて日本語字幕版が放送されたことはある。


== キャスト ==
== キャスト ==

2021年5月13日 (木) 04:08時点における版

ゴッド&ジェネラル/伝説の猛将
Gods and Generals
監督 ロナルド・F・マクスウェル
脚本 ロナルド・F・マクスウェル
原作 ジェフリー・M・シャーラ
製作 ロナルド・F・マクスウェル
製作総指揮 モクテズマ・エスパルザ
ロバート・カッツ
メイス・ニューフェルド
ロバート・レーメ
テッド・ターナー
音楽 ランディ・エデルマン
ジョン・フリッゼル
主題歌 ボブ・ディラン
撮影 キース・ヴァン・オーストラム
配給 アメリカ合衆国の旗 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 2003年2月21日
上映時間 214分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $56,000,000[1]
興行収入 $12,923,936[1]
前作 ゲティスバーグの戦い/南北戦争運命の三日間
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ゴッド&ジェネラル/伝説の猛将』(原題: Gods and Generals)は、2003年アメリカ映画南北戦争を描いたジェフリー・シャーラの同名小説を原作とした歴史映画である。日本未公開。

ストーリー

南軍の名将として名高いロバート・E・リーストーンウォール・ジャクソン、北軍の英雄ジョシュア・チェンバレンを中心に、南北戦争初期の推移を描く。南北戦争が南軍側にとっては郷土防衛のための戦いであった背景を重視し、両陣営を公平な視点から描いている。第2部の「ゲティスバーグの戦い(Gettysburg)」に続いて製作されたこの映画は南北戦争3部作の第1部である。

3部作の最終章となるはずの「Last Full Measure」は2021年5月現在製作のアナウンスは無い。

本編はマナサスフレデリックスバーグチャンセラーズビル(いずれも南軍が勝利した主要な戦闘)の3章に分けられている。なお、ディレクターズカット版として米国内で販売されているBlu-rayは4時間39分ほど(通常版は3時間28分ほど)ある。


【ディレクターズカット版で追加された主なシーン】

(1)アンティータムの戦いの章(とうもろこし畑での戦闘シーンは必見)

(2)リンカーン暗殺事件の実行犯となる俳優ジョン・ウィルクス・ブースのシーンが新たに追加されている。

なお、前作「ゲティスバーグの戦い(Gettysburg)」のオープニングで密偵役のハリソンもブースの同僚として出演している。通常版ではブースとともに全てカットされていた。

(3)南軍騎兵隊のJ・E・B・スチュアート将軍が使わしたジョン・ペラム少佐がジャクソン将軍に仕立ての良い制服を届けるシーン。(クレジット表記は無いが、ジョン・ペラム少佐である。彼はフレデリックスバーグの戦いで2門の大砲を駆使し大活躍している。しかしチャンセラーズヴィルの戦いの前のケリーズフォードの戦いで戦死している。)

(3)南軍の慰問団が歌う「Bonnie Blue Flag」の前に、夫婦の小芝居が入っている。

 その他細かなシーンの追加もあるり、約1時間ほどが通常版より追加され、物語を更に重厚なものにしている。


通常版・ディレクターズカット版ともに、2021年5月現在、日本語字幕版は発売されていない。

しかし過去に洋画専門チャネルのザ・シネマなどにて前編・後編に分けて日本語字幕版が放送されたことはある。

キャスト

脚注

  1. ^ a b Gods and Generals (2003)”. Box Office Mojo. 2009年11月29日閲覧。

外部リンク