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[[ファイル:Black Madonna at Catholic Tsuruoka Church 1.jpg|thumb|鶴岡カトリック教会天主堂の黒い聖母像]]
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聖画・像がただ単に黒ずんだものもあるが、[[キリスト教]]信仰以前に[[オリエント]]一帯に広まっていた大地母神信仰が吸収されたものともいわれる{{要出典|date=2010年1月}}。
聖画・像がただ単に黒ずんだものもあるが、[[キリスト教]]信仰以前に[[オリエント]]一帯、または[[ケルト諸語圏|ケルト]]文化圏に広まっていた大地母神信仰が吸収されたものともいわれる{{要出典|date=2010年1月}}。


[[マグダラのマリア]]を信仰する[[グノーシス主義]]キリスト教の一派は、特徴として、黒い聖母マリア像を持っていたとされる{{要出典|date=2010年1月}}。
[[マグダラのマリア]]を信仰する[[グノーシス主義]]キリスト教の一派は、特徴として、黒い聖母マリア像を持っていたとされる{{要出典|date=2010年1月}}。
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* 田中仁彦『黒マリアの謎』[[岩波書店]]、1993年。
* 田中仁彦『黒マリアの謎』[[岩波書店]]、1993年。
* [[中丸明]]『聖母マリア信仰』[[文春文庫]]、1999年。
* [[中丸明]]『聖母マリア信仰』[[文春文庫]]、1999年。
* 馬杉 宗夫『黒い聖母と悪魔の謎』[[講談社学術文庫]]、2007年。

== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[大地母神]]
* [[大地母神]]

2020年12月22日 (火) 11:29時点における版

黒い聖母(くろいせいぼ)は、一般に黒い聖母マリア及び聖母子の画・像

鶴岡カトリック教会天主堂の黒い聖母像

聖画・像がただ単に黒ずんだものもあるが、キリスト教信仰以前にオリエント一帯、またはケルト文化圏に広まっていた大地母神信仰が吸収されたものともいわれる[要出典]

マグダラのマリアを信仰するグノーシス主義キリスト教の一派は、特徴として、黒い聖母マリア像を持っていたとされる[要出典]

また、芥川龍之介の短編作品にも「黒衣聖母」という名で登場し、不気味なモチーフとして扱われる。

日本の黒い聖母

マリアイエスを抱きかかえている

山形県鶴岡市にある鶴岡カトリック教会天主堂祭壇に飾られている。1903年に天主堂ができた記念にフランス ノルマンディー州 ドーバー・ラ・デリヴランデのデリブランド修道院から寄贈されたもので、ノートルダム・ド・ラ・デリヴランデ聖堂(fr:Basilique Notre-Dame de la Délivrande)にある黒い聖母像の複製として、フランスで作られた、木の芯に石膏を被せたものである。日本にある「黒い聖母像」はこの一体のみである[1]

世界の黒い聖母の例

  1. ヤスナ・グラの聖母 - ポーランド
ヤスナ・グラの聖母
  1. モンセラートの聖母 - カタルーニャスペイン
  2. グアダルーペの聖母 - メキシコ
  3. ル・ピュイの聖母 - フランス
  4. ロカマドゥールの聖母 - フランス;フランスの作曲家フランシス・プーランクに、『ロカマドゥールの黒い聖母への連檮』と題された合唱曲がある
  5. ロレートの聖母 - イタリア
  6. Argemeの聖母 - コリア(スペイン)

脚注

  1. ^ カトリック鶴岡教会. “鶴岡カトリック教会へようこそ”. 2020年8月14日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク