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'''インターネット・ポルノ''' (Internet pornography) とは、[[インターネット]]([[アダルトサイト|ウェブサイト]]、[[ピア・ツー・ピア]]、[[ファイル共有]]、[[ネットニュース]]、[[電子掲示板]]など)経由でアクセスされる[[ポルノグラフィ]]である。1990年代後半より[[World Wide Web]]が普及したことで、インターネットポルノは大きく成長した。

== 歴史 ==
初期のインターネット上では、ポルノ画像は[[:en:ASCII porn|アスキーポルノ]]として配信されていた。これは1980年代後半から1990年代前半に[[Gopher]]プロトコルによって匿名FTPサーバを利用して送信されていた。最初期のFTP/Gopherサイトは[[デルフト工科大学]]に置かれ、Digital Picture Archive on the 17th Floorと呼ばれた。ここでは、ポルノ写真をスキャンした低解像度の画像がアップロードされていた。

1990年代初頭には[[Usenet]][[ネットニュース|ニュースグループ]]がポルノ画像の共有に使われた。回線の細さから、まずは画像をアスキーテキストに変換してから複数のテキストに分割してAlt.binariesへアップロードし、これらをダウンロードした者は再び画像形式に変換する必要があった。この作業にはAub (Assemble Usenet Binaries) のようなソフトウェアが使われていた。当時の回線容量では、画像の解像度はまだまだ低かった。この方法は、アップロードもダウンロードも匿名によって行われるのが普通で、無料で公開され、[[ポルノ雑誌]]などからスキャンされた画像の著作権の問題もあった。当時、ポルノ画像を公開する方法として、[[:en:Rusty n Edie's BBS]]などの[[電子掲示板]]もあった。中には画像の閲覧が有料のサイトも登場し、これをもって商用の[[アダルトサイト]]の登場と言える。

1995年のUsenetの画像の80%以上はポルノであるという報告も為されたが<ref>{{cite journal |last=Rimm |first=Marty |year=1996 |title=Marketing Pornography on the Information Superhighway: A Survey of 917,410 Images, Description, Short Stories and Animations Downloaded 8.5 Million Times by Consumers in Over 2000 Cities in Forty Countries, Provinces and Territories |url=http://www.sics.se/~psm/kr9512-001.html |journal=Georgetown Law Journal |volume=83 |issue=5 |pages=1849–1934}}</ref>、これは間違いであるという反論もある<ref>[https://web.archive.org/web/20060604053759/http://www.eff.org/Censorship/Rimm_CMU_Time/how_time_failed_meeks.article The Rimm Factor by Brock Meeks, EFF]</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20060611172009/http://www.eff.org/Censorship/Rimm_CMU_Time/rimm_hoffman_novak.critique Hoffman and Novak's Analysis, EFF]</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20060611172017/http://www.eff.org/Censorship/Rimm_CMU_Time/elmer-dewitt_time.interview Hotwired interviews Philip Elmer-DeWitt, EFF]</ref>。

1990年代後半より[[World Wide Web]]の利用が普及し、画像、動画、ライブ配信など、インターネットポルノは一大成長を遂げた。
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== 法規制 ==
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== 関連項目 ==
* [[ポルノ雑誌]]、[[エロ本]]
* [[ポルノ映画]]、[[アダルトビデオ]]
* [[アダルトサイト]]
* [[カムガール]]

== 脚注 ==
{{Reflist}}
;参考文献
* [https://web.archive.org/web/20130609112627/http://antonellagambottoburke.com/opinion/pornography/ "Cyberporn: The Crack Cocaine of Sexual Addiction," by [[Antonella Gambotto-Burke]], ''Men's Style'', December 2006]


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2020年10月30日 (金) 01:33時点における版

インターネット・ポルノ (Internet pornography) とは、インターネットウェブサイトピア・ツー・ピアファイル共有ネットニュース電子掲示板など)経由でアクセスされるポルノグラフィである。1990年代後半よりWorld Wide Webが普及したことで、インターネットポルノは大きく成長した。

歴史

初期のインターネット上では、ポルノ画像はアスキーポルノとして配信されていた。これは1980年代後半から1990年代前半にGopherプロトコルによって匿名FTPサーバを利用して送信されていた。最初期のFTP/Gopherサイトはデルフト工科大学に置かれ、Digital Picture Archive on the 17th Floorと呼ばれた。ここでは、ポルノ写真をスキャンした低解像度の画像がアップロードされていた。

1990年代初頭にはUsenetニュースグループがポルノ画像の共有に使われた。回線の細さから、まずは画像をアスキーテキストに変換してから複数のテキストに分割してAlt.binariesへアップロードし、これらをダウンロードした者は再び画像形式に変換する必要があった。この作業にはAub (Assemble Usenet Binaries) のようなソフトウェアが使われていた。当時の回線容量では、画像の解像度はまだまだ低かった。この方法は、アップロードもダウンロードも匿名によって行われるのが普通で、無料で公開され、ポルノ雑誌などからスキャンされた画像の著作権の問題もあった。当時、ポルノ画像を公開する方法として、en:Rusty n Edie's BBSなどの電子掲示板もあった。中には画像の閲覧が有料のサイトも登場し、これをもって商用のアダルトサイトの登場と言える。

1995年のUsenetの画像の80%以上はポルノであるという報告も為されたが[1]、これは間違いであるという反論もある[2][3][4]

1990年代後半よりWorld Wide Webの利用が普及し、画像、動画、ライブ配信など、インターネットポルノは一大成長を遂げた。

法規制

関連項目

脚注

参考文献