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'''ジョン・チャドウィック'''(John Chadwick, [[1920年]][[5月21日]] - [[1998年]][[11月24日]])はイギリスの[[言語学者]]で、[[マイケル・ヴェントリス]]とともに[[線文字B]]を解読したことで知られる<ref>{{Cite book |和書 |author=ジョン・チャドウィック|translator=大城功 |year=1976 |origdate=1958 |title=線文字Bの解読 |publisher=みすず書房 }}</ref>。 |
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[[リッチモンド・アポン・テムズ・ロンドン特別区]]{{lang|en|[[:en:East Sheen|East Sheen]]}}生まれ。[[ケンブリッジ大学]][[コーパス・クリスティ・カレッジ]]で[[言語学]]を学んだ。第二次世界大戦では英海軍に勤務し、イタリア海軍や日本海軍などの[[暗号解読]]に関わった。その後[[オックスフォード大学]]で辞典編纂に携わり、ケンブリッジ大学では古典[[文献学]]を研究した。1952年からヴェントリスとともに線文字Bの解読に取り組み、1953年に発表した。線文字Bが[[ギリシア語|古いギリシア語]]であると直感的に気付いたヴェントリスに対しチャドウィックは初め批判的だったが、まもなくギリシア語説を認め、古典ギリシア語の知識を武器としてヴェントリスとともに研究を進めた。 |
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ヴェントリスの事故死(1956年)後も線文字B研究を進め、イギリス学士院会員、ケンブリッジ大学ダーウィンカレッジに所属し、この分野の権威とされた。 |
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2020年10月25日 (日) 08:28時点における版
ジョン・チャドウィック(John Chadwick, 1920年5月21日 - 1998年11月24日)はイギリスの言語学者で、マイケル・ヴェントリスとともに線文字Bを解読したことで知られる[1]。
リッチモンド・アポン・テムズ・ロンドン特別区East Sheen生まれ。ケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・カレッジで言語学を学んだ。第二次世界大戦では英海軍に勤務し、イタリア海軍や日本海軍などの暗号解読に関わった。その後オックスフォード大学で辞典編纂に携わり、ケンブリッジ大学では古典文献学を研究した。1952年からヴェントリスとともに線文字Bの解読に取り組み、1953年に発表した。線文字Bが古いギリシア語であると直感的に気付いたヴェントリスに対しチャドウィックは初め批判的だったが、まもなくギリシア語説を認め、古典ギリシア語の知識を武器としてヴェントリスとともに研究を進めた。
ヴェントリスの事故死(1956年)後も線文字B研究を進め、イギリス学士院会員、ケンブリッジ大学ダーウィンカレッジに所属し、この分野の権威とされた。
脚注
- ^ ジョン・チャドウィック 著、大城功 訳『線文字Bの解読』みすず書房、1976年(原著1958年)。
参考文献
- Ventris, Michael; Chadwick, John (1953). “Evidence for Greek Dialect in the Mycenaean Archives”. The Journal of Hellenic Studies 73: 84–103. JSTOR 628239.
- Chadwick, John (1958). The Decipherment of Linear B. Second edition (1990). Cambridge UP. ISBN 0-521-39830-4
- Chadwick, John (1976). The Mycenaean World. Cambridge UP. ISBN 0-521-29037-6
- Ventris, Michael; Chadwick, John (1956). Documents in Mycenaean Greek. Second edition (1974). Cambridge UP. ISBN 0-521-08558-6