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'''イズヴェスティア''' |
'''イズヴェスティア'''({{lang|en|Izvestia}})<ref name="jbis">{{Cite web|url= https://www.jbis.or.jp/horse/0000340494/ |title= Izvestia(CAN) |work=JBISサーチ |publisher=公益社団法人日本軽種馬協会|accessdate=2020-06-22}}</ref>とは[[カナダ]]の[[競走馬]]。主な勝ち鞍に[[1990年]]に[[三冠 (競馬)#カナダ三冠|カナダ三冠]]競走([[クイーンズプレート]]、[[プリンスオブウェールズステークス (カナダ)|プリンスオブウェールズステークス]]、[[ブリーダーズステークス]])など。1990年の[[ソヴリン賞]]年度代表馬・最優秀芝馬・最優秀3歳牡馬に選出されたが、レース中の事故により他界した。[[1999年]]には[[カナダ競馬名誉の殿堂|カナダ競馬の殿堂]]に選出された。 |
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== 経歴 == |
== 経歴 == |
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*特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE<ref name="eqi">{{Cite web|url= https://www.equibase.com/profiles/Results.cfm?type=Horse&refno=1147913®istry=T&rbt=TB |title= Izvestia (ON) |work= EQUIBASE Horse Profile |publisher=Equibase Company LLC.|accessdate=2020-06-22}}</ref> |
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父はカナダの名[[種牡馬]]として知られる[[アイスカペイド]]で、近親に[[ベルモントステークス]]を制した[[タッチゴールド]]、いとこに1989年のカナダ三冠馬となった[[ウィズアプルーヴァル]]がいる。 |
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[[1989年]]9月24日、[[ウッドバイン競馬場]]でのメイドン競走でデビューし、1着。次戦のコロネーションフューチュリティは6着に終わって、2歳時は2戦して1勝にとどまる。3歳となった[[1990年]]、初戦のアローワンス競走を2着としたのち[[キーンランド競馬場]]に向かい、トランシルヴァニアステークス1着を経て出走のG3競走{{仮リンク|フォアランナーステークス|en|Forerunner Stakes}}を勝って重賞初制覇。カナダに戻って2戦し2勝ののち[[三冠 (競馬)#カナダ三冠|カナダ三冠]]路線を戦い、[[クイーンズプレート]]、[[プリンスオブウェールズステークス (カナダ)|プリンスオブウェールズステークス]]および[[ブリーダーズステークス]]を制して三冠を達成。9月の[[モルソンエクスポートミリオン]]も勝って8連勝を記録。[[ベルモントパーク競馬場]]に遠征するも[[ジョッキークラブゴールドカップステークス]]3着、[[ブリーダーズカップ・クラシック]]も6着に終わったが、3歳時は11戦してカナダ三冠を含む8勝を挙げ、ソヴリン賞には年度代表馬・最優秀3歳牡馬・最優秀芝馬の3部門で選ばれた。 |
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イズヴェスティアを預かった[[調教師]]は、前年にウィズアプルーヴァルで三冠を制覇したロジャー・アトフィールドであった。イズヴェスティアはロジャーの元で1989年にデビュー、2歳の頃はこれといった成績を残さなかった。しかし、翌3歳になって[[キーンランド競馬場]]のフォアランナーステークスとトランシルヴァニアステークスで勝ちを収めると、ロジャーはこの馬が三冠を再び狙える馬であると確信、同年のカナダクラシック競走へと出走させていった。 |
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[[1991年]]は3月[[ガルフストリームパーク競馬場]]のG2競走カナディアンクラブターフハンデキャップから始動してこれに勝利し、5月ウッドバイン競馬場のG3競走{{仮リンク|エクリプスステークス (カナダ)|en|Eclipse Stakes (Canada)|label=エクリプスハンデキャップ}}も勝って重賞連勝とするが、その後は勝てない競馬が続き、その状態のまま10月20日の[[カナディアンインターナショナルステークス|ロスマンズインターナショナルステークス]]に出走してレース中に骨折し、死亡した<ref name="CHRHF"/>。 |
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調教師の期待通り、イズヴェスティアは[[クイーンズプレート]]・[[プリンスオブウェールズステークス (カナダ)|プリンスオブウェールズステークス]]・[[ブリーダーズステークス]]を見事に制し、史上4頭目のカナダ三冠馬となった。この他にも[[ウッドバインマイル|モルソンエクスポートミリオン]]などの国内の競走で勝ちを挙げているが、シーズンの後半に挑んだ[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[ジョッキークラブゴールドカップ]]では3着、その年最後に挑戦した[[ブリーダーズカップ・クラシック]]では6着に終わるなど、アメリカの大競走を制することはできなかった。同年、イズヴェスティアは[[ソヴリン賞]]年度代表馬・ソヴリン賞最優秀3歳牡馬・ソヴリン賞最優秀芝牡馬に選ばれた。 |
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翌年の1991年、イズヴェスティアはカナディアンターフハンデキャップやエクリプスハンデキャップなどの競走で勝ちを挙げていた。しかし、[[10月20日]]に出走したロスマンズインターナショナルステークス(現・[[カナディアンインターナショナルステークス]])において左後肢を骨折し、[[予後不良 (競馬)|予後不良]]となり、その翌日に死亡が報じられた。 |
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1999年、[[カナダ競馬名誉の殿堂]]は同馬の功績を称え、殿堂馬の一頭として加えている。 |
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== 評価 == |
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=== 主な勝鞍 === |
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;1989年(2歳) |
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;1990年(3歳) |
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;1991年(4歳) |
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:カナディアンターフハンデキャップ(G2)、エクリプスハンデキャップ(G3) |
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=== ソヴリン賞 === |
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* 1990年 - 年度代表馬、最優秀3歳牡馬、最優秀芝牡馬 |
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=== 表彰 === |
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* 1999年 - カナダ競馬名誉の殿堂に殿堂馬として選定される。 |
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* ウッドバイン競馬場において、イズヴェスティアの名を冠した「イズヴェスティアステークス」が創設されている。 |
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没後の1999年に、[[カナダ競馬名誉の殿堂]]の殿堂馬として選出された<ref name="CHRHF">{{Cite web|url= https://www.canadianhorseracinghalloffame.com/1999/12/14/izvestia/ |title= Izvestia |work=|publisher=Canadian Horse Racing Hall of Fame|date=|accessdate=2020-06-22}}</ref>。 |
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== 血統表 == |
== 血統表 == |
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{{競走馬血統表 |
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2020年6月22日 (月) 12:16時点における版
イズヴェスティア | |
---|---|
欧字表記 | Izvestia[1][2] |
品種 | サラブレッド[1] |
性別 | 牡[1][2] |
毛色 | 芦毛[1][2] |
生誕 | 1987年5月5日[1] |
死没 | 1991年10月20日(4歳没) |
父 | Icecapade[1][2] |
母 | Shy Spirit[1][2] |
母の父 | パーソナリティ[1][2] |
生国 | カナダ(オンタリオ州)[1][2] |
生産者 | キングヘイヴンファーム[1] |
馬主 | キングヘイヴンファーム[1] |
調教師 | ロジャー・アトフィールド(カナダ)[1] |
競走成績 | |
タイトル |
カナダ競馬殿堂(1999年選出)[3] ソヴリン賞 年度代表馬・最優秀芝馬・最優秀3歳牡馬(1990年)[1] |
生涯成績 | 21戦11勝[1][2] |
獲得賞金 | 270万2527ドル(換算)[1] |
勝ち鞍 |
クイーンズプレート(1990年) プリンスオブウェールズステークス(1990年) ブリーダーズステークス(1990年) G2:カナディアンクラブターフハンデキャップ(1991年) G2:モルソンエクスポートミリオン(1990年) G3:エクリプスハンデキャップ(1991年) G3:フォアランナーステークス(1990年) |
イズヴェスティア(Izvestia)[2]とはカナダの競走馬。主な勝ち鞍に1990年にカナダ三冠競走(クイーンズプレート、プリンスオブウェールズステークス、ブリーダーズステークス)など。1990年のソヴリン賞年度代表馬・最優秀芝馬・最優秀3歳牡馬に選出されたが、レース中の事故により他界した。1999年にはカナダ競馬の殿堂に選出された。
経歴
- 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE[1]
1989年9月24日、ウッドバイン競馬場でのメイドン競走でデビューし、1着。次戦のコロネーションフューチュリティは6着に終わって、2歳時は2戦して1勝にとどまる。3歳となった1990年、初戦のアローワンス競走を2着としたのちキーンランド競馬場に向かい、トランシルヴァニアステークス1着を経て出走のG3競走フォアランナーステークスを勝って重賞初制覇。カナダに戻って2戦し2勝ののちカナダ三冠路線を戦い、クイーンズプレート、プリンスオブウェールズステークスおよびブリーダーズステークスを制して三冠を達成。9月のモルソンエクスポートミリオンも勝って8連勝を記録。ベルモントパーク競馬場に遠征するもジョッキークラブゴールドカップステークス3着、ブリーダーズカップ・クラシックも6着に終わったが、3歳時は11戦してカナダ三冠を含む8勝を挙げ、ソヴリン賞には年度代表馬・最優秀3歳牡馬・最優秀芝馬の3部門で選ばれた。
1991年は3月ガルフストリームパーク競馬場のG2競走カナディアンクラブターフハンデキャップから始動してこれに勝利し、5月ウッドバイン競馬場のG3競走エクリプスハンデキャップも勝って重賞連勝とするが、その後は勝てない競馬が続き、その状態のまま10月20日のロスマンズインターナショナルステークスに出走してレース中に骨折し、死亡した[3]。
没後の1999年に、カナダ競馬名誉の殿堂の殿堂馬として選出された[3]。
血統表
イズヴェスティアの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ニアークティック系 |
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父 Icecapade 1969 芦毛 |
父の父 Nearctic1954 青鹿毛 |
Nearco | Pharos | |
Nogara | ||||
Lady Angela | Hyperion | |||
Sister Sarah | ||||
父の母 Shenanigans1963 芦毛 |
Native Dancer | Polynesian | ||
Geisha | ||||
Bold Irish | Fighting Fox | |||
Erin | ||||
母 Shy Spirit 1975 鹿毛 |
*パーソナリティ Personality 1967 鹿毛 |
Hail to Reason | Turn-to | |
Nothirdchance | ||||
Affectionately | Swaps | |||
Searching | ||||
母の母 Cool Mood1966 栗毛 |
Northern Dancer | Nearctic | ||
Natalma | ||||
Happy Mood | Mahmoud | |||
La Reigh | ||||
母系(F-No.) | (FN:2-n) | [§ 2] | ||
5代内の近親交配 | Nearctic 2×4=31.25%、 Native Dancer 3× 5 = 15.62% | [§ 3] | ||
出典 |
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “Izvestia (ON)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年6月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “Izvestia(CAN)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月22日閲覧。
- ^ a b c “Izvestia”. Canadian Horse Racing Hall of Fame. 2020年6月22日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|Izvestia(CAN)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. JBISサーチ(JBIS-Search). 日本軽種馬協会. 2019年4月14日閲覧。
外部リンク
- 競走馬成績と情報 JBISサーチ、Racing Post エラー:
|racingpostname=
が未定義です。(参照1・参照2)
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