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2019年11月13日 (水) 15:00時点における版

ハーバーハイウェイは、神戸港の六甲アイランドからポートアイランドに至る、延長10.5kmの有料道路である。

道路法による道路ではなく、港湾施設として神戸市みなと総局（旧港湾整備局）が管理する、港湾法上の臨港交通施設（臨港道路）である。神戸市港湾施設条例にもとづき設置され、条例上の名称は港湾幹線道路である。

阪神高速道路 5号湾岸線と3号神戸線の接続のほか、5号湾岸線とポートアイランド・神戸空港（マリンエア）・三宮方面などをつなぐ役割をもつ。

自動車専用道路ではない（標識は青色）ため、原付や125cc以下の自動二輪車も走行できる。制限速度は60km/h。

沿革

1993年 - 全線の供用を開始する。
1996年1月17日 - 阪神・淡路大震災の発生に伴い不通となる。
1996年8月24日 - 震災被害から全面復旧する。

インターチェンジなど

住吉浜出入口 - 阪神高速道路 5号湾岸線に接続。
高羽ランプ
料金所
摩耶ランプ
新港ランプ - 阪神高速道路3号神戸線京橋出入口、国道2号、神戸大橋などに連絡。

橋など

六甲アイランド
- 六甲大橋
- 灘大橋
- 灘浜大橋
- 第二摩耶大橋
- 神戸大橋
ポートアイランド

通行料

高羽ランプ - 新港ランプ間（全線）が210円、高羽ランプ - 摩耶ランプ間または摩耶ランプ - 新港ランプ間がそれぞれ110円である。いずれも車種区別料金ではないため、普通車・大型車とも同額である。二輪車は無料で通行できる。

2018年現在、ETCや自動精算機・料金自動収受機は設置されておらず料金所職員に支払う。

なお、神戸港の振興策として一定の事業者からの減免申請に基づき、別途規定枚数の「通行券」が交付されている。

ETCについて

ETCは導入されていない。

神戸市道路公社（同事業体が運営する六甲北有料道路などでETCを導入済）への取材をもとにした産経新聞の記事によると、導入にはシステム構築のため初期投資として数億円、さらに1レーンあたり機器費用だけで約7千万円が必要と試算されており、神戸市の財政事情を鑑みても導入は難しいのではないかとしている^[1]。

脚注

^ ETC導入できぬ理由は?　料金所の車列にうんざり、神戸「ハーバーハイウェイ」の〝不便さ〟 - 産経新聞（2014年2月9日付、2019年7月28日閲覧）

外部リンク

ハーバーハイウェイ　摩耶大橋の料金について

[1] ETC導入できぬ理由は?　料金所の車列にうんざり、神戸「ハーバーハイウェイ」の〝不便さ〟 - 産経新聞（2014年2月9日付、2019年7月28日閲覧）

[1]

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-[[ファイル:Hanshin_Expressway.svg|thumb|300px|ハーバーハイウェイをふくめた阪神地域の主な有料道路]]
+[[ファイル:Hanshin_Expressway.svg|thumb|right|ハーバーハイウェイをふくめた阪神地域の主な有料道路]]
-'''ハーバーハイウェイ'''は、[[神戸港]]の[[六甲アイランド]]から[[ポートアイランド]]に至る、延長10.5kmの[[有料道路]]である。[[道路法]]による道路ではなく、港湾施設として[[神戸市]]みなと総局（旧港湾整備局）が管理する、[[港湾法]]上の臨港交通施設（[[臨港道路]]）である。神戸市港湾施設条例にもとづき設置された。条例上の名称は'''港湾幹線道路'''。
+'''ハーバーハイウェイ'''は、[[神戸港]]の[[六甲アイランド]]から[[ポートアイランド]]に至る、延長10.5kmの[[有料道路]]である。
+[[道路法]]による道路ではなく、港湾施設として[[神戸市]]みなと総局（旧 港湾整備局）が管理する、[[港湾法]]上の臨港交通施設（[[臨港道路]]）である。神戸市港湾施設条例にもとづき設置され、条例上の名称は'''港湾幹線道路'''である。
-[[阪神高速5号湾岸線|5号湾岸線]]から[[阪神高速3号神戸線|3号神戸線]]・[[ポートアイランド]]・[[神戸空港]]（マリンエア）・[[三宮]]方面へつなぐ役割をする道路になっている。
+[[阪神高速|阪神高速道路]][[阪神高速5号湾岸線|5号湾岸線]]と[[阪神高速3号神戸線|3号神戸線]]の接続のほか、5号湾岸線と[[ポートアイランド]]・[[神戸空港]]（マリンエア）・[[三宮]]方面などをつなぐ役割をもつ。
-[[自動車専用道路]]ではない（標識は青色）ので、[[原付]]や125cc以下の[[自動二輪]]車も走行できる。[[制限速度]]は60km/h。
+[[自動車専用道路]]ではない（標識は青色）ため、[[原付]]や125cc以下の[[自動二輪]]車も走行できる。[[制限速度]]は60km/h。
-なお、あくまで港湾幹線道路という位置づけであるため、[[ETC]]は導入されていない。[[産経新聞]]が[[神戸市道路公社]]（[[六甲北有料道路]]などでETCを導入済）に行った取材によると、ETC導入にはシステム構築のため初期投資として数億円、さらに1レーンあたり機器費用だけで約7千万円が導入には必要と試算されており、神戸市の財政事情を鑑みてもETCの導入は難しいのではないかとしている<ref>[http://www.sankei.com/west/news/140209/wst1402090025-n1.html ETC導入できぬ理由は?　料金所の車列にうんざり、神戸「ハーバーハイウェイ」の〝不便さ〟] 産経新聞、2014年2月9日、2019年7月28日閲覧</ref>。
 == 沿革 ==
-[[File:Harbor Highway whole line restoration Ceremony.jpg|thumb|ハーバーハイウェイ全面復旧セレモニー]]
+[[File:Harbor Highway whole line restoration Ceremony.jpg|thumb|right|ハーバーハイウェイ全面復旧セレモニー]]
-* [[1993年]] - 全線開通
+* [[1993年]] - 全線の供用を開始する。
-* [[1996年]]8月24日 - 阪神大震災から全面復旧
+* [[1996年]]1月17日 - [[阪神・淡路大震災]]の発生に伴い不通となる。
+* 1996年8月24日 - 震災被害から全面復旧する。
 == インターチェンジなど ==
-* [[住吉浜出入口]]（[[阪神高速道路]][[阪神高速5号湾岸線|5号湾岸線]]）
+* [[住吉浜出入口]] - [[阪神高速道路]][[阪神高速5号湾岸線|5号湾岸線]]に接続。
 * [[高羽ランプ]]
 * [[料金所]]
 * [[摩耶ランプ]]
-* [[新港ランプ]]（[[阪神高速道路]][[阪神高速3号神戸線|3号神戸線]] [[京橋出入口 (兵庫県)|京橋出入口]]）（[[国道2号]]）（[[神戸大橋]]）
+* [[新港ランプ]] - 阪神高速道路[[阪神高速3号神戸線|3号神戸線]] [[京橋出入口 (兵庫県)|京橋出入口]]、[[国道2号]]、[[神戸大橋]]などに連絡。
 == 橋など ==
-[[File:Maya Oohashi.JPG|thumb|ハーバーハイウェイ（摩耶大橋）]]
+[[File:Maya Oohashi.JPG|thumb|right|ハーバーハイウェイ（摩耶大橋）]]
 * [[六甲アイランド]]
 ** [[六甲大橋]]
-** [[灘大橋]]
+** 灘大橋
-** [[灘浜大橋]]
+** 灘浜大橋
-** [[第二摩耶大橋]]
+** 第二摩耶大橋
 ** [[神戸大橋]]
 * [[ポートアイランド]]
 == 通行料 ==
-高羽ランプ～新港ランプ間（全線）通行で200円。高羽ランプ～摩耶ランプ間、または摩耶ランプ～新港ランプ間通行で110円。いずれも車種区別料金ではない為、普通車・大型車同額である。
+高羽ランプ - 新港ランプ間（全線）が210円、高羽ランプ - 摩耶ランプ間または摩耶ランプ - 新港ランプ間がそれぞれ110円である。いずれも車種区別料金ではないため、普通車・大型車とも同額である。二輪車は無料で通行できる。
-二輪車は無料で通行できる。2018年現在、ETC、自動精算機、料金自動収受機がないため、料金は料金所職員に支払う。
+年現在、[[ETC]]や自動精算機・料金自動収受機は設置されておらず料金所職員に支払う。
-なお、神戸港の振興対策として、一定の事業者からの減免申請に基づき、別途規定枚数の「通行券」が交付されている。
+なお、神戸港の振興策として一定の事業者からの減免申請に基づき、別途規定枚数の「通行券」が交付されている。
+=== ETCについて ===
+ETCは導入されていない。
+[[神戸市道路公社]]（同事業体が運営する[[六甲北有料道路]]などでETCを導入済）への取材をもとにした[[産経新聞]]の記事によると、導入にはシステム構築のため初期投資として数億円、さらに1レーンあたり機器費用だけで約7千万円が必要と試算されており、神戸市の財政事情を鑑みても導入は難しいのではないかとしている<ref>[http://www.sankei.com/west/news/140209/wst1402090025-n1.html ETC導入できぬ理由は?　料金所の車列にうんざり、神戸「ハーバーハイウェイ」の〝不便さ〟] - 産経新聞（2014年2月9日付、2019年7月28日閲覧）</ref>。
 == 関連項目 ==