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*[[Nintendo Switch]]版 - 『ガンバード2 for Nintendo Switch』として[[2018年]][[6月21日]]配信。 |
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なお、家庭用移植版では最終ボスのデザインが変更されている。Nintendo Switch版では最終ボスのデザインをアーケード版、家庭用移植版とオプションで切り替えられる。 |
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2018年6月21日 (木) 12:04時点における版
『ガンバード』(GUNBIRD)は彩京が1994年に製作・販売したアーケードゲーム。
本稿では1998年に発売された続編の『ガンバード2』についても述べる。
ガンバード
ジャンル | 縦スクロールシューティングゲーム |
---|---|
対応機種 |
アーケード[AC] PlayStation[PS] セガサターン[SS] PlayStation 2[PS2] Microsoft Windows(Steam) Nintendo Switch |
開発元 | 彩京 |
発売元 |
[AC]:彩京 [PS][SS][PS2]:アトラス [Steam]:Console Classics [Switch]:ゼロディブ |
人数 | 1 - 2人協力プレイ |
発売日 |
[AC]:1994年 [PS][SS]:1995年12月15日 [PS2]:2004年2月19日 [Steam]:2015年7月18日 [Switch]:2017年12月7日 |
その他 |
PS2版は『ガンバード1&2』としてカップリング Steam版は英語版『Mobile Light Force (aka Gunbird)』 |
概要
1994年、稼働開始。総発売元は彩京、家庭用版の販売元はアトラス。 キャラクターデザインは中村博文。
操作は8方向レバー、2ボタン(ショット、ボム)で自機を操作する、オーソドックスな内容。ショットボタンを押し続けてから離すとチャージショットを発射する。ファンタジーな舞台で特徴のあるキャラクター、特にマリオンは彩京の看板キャラクターとして知られていく。
プレイヤーキャラクター
- 小さな大魔法使い マリオン
- 声 - 田中千晴
- イギリス出身の13歳。“大魔法使いマーリンの末裔”を自称する爆発元気娘。未熟ながら風の術法を操り、ホウキを媒体に飛行する能力がある。今回、修行と称して家を飛び出すが、本当の目的は魔鏡探し。かわいい顔をしているが気が強く、いたずらの下準備にはどんな苦労も厭わないダークな性格。
- 特殊攻撃:ファイアーラビット、ボム:ウインドシェイバー
- お供の魔法うさぎ ポムポム
- 声 - 置鮎龍太郎
- マリオンの相棒で関西弁で喋るお供の魔法うさぎ。
- 中華な女導士 ヤンニャン
- 声 - 松井菜桜子
- 年齢不詳。中国出身。怪しげな仙術の使い手で、人かどうかも定かでない美貌の女導師。足元に小さな雲を発生させて飛行する能力がある。美しい顔に似合わず大の喧嘩好きで、純粋に「自分より強い奴」を追い求める性分らしい。今回の魔鏡争奪戦に加わるも目的は不明。謎に満ちた女性で三段階に変身できる、実は正体は猿だ、などという噂が絶えない。
- 特殊攻撃:如意棒地獄突き、ボム:分身突撃隊
- 空飛ぶロボット軍人 バルナス
- 声 - たてかべ和也
- 6ヶ月前、ロシアで製造されたロボット。帝政ロシア軍部が開発した空飛ぶ自動兵器の第1号。ロケット推進装置を主軸に、各種兵器とゼンマイ式思考回路を装備した最強のロボットで、6時間に1度ゼンマイを巻かなければ思考が停止するらしい。常に軍部の指令で動き、今回は皇帝ニコライ2世直々に魔鏡奪還を命じられているが、最近どうやら思考回路に「自我」らしきものが芽生えているらしい。
- 特殊攻撃:ロケットパンチ、ボム:バルナスバスター
- 大空の冒険科学者 アッシュ
- 声 - 置鮎龍太郎
- ドイツ出身の28歳。科学者、考古学者の肩書きを持つクールな冒険家。探究心と冒険心の塊のような男だが重度のロリコン、ここ数年は「空を飛ぶための機械」の研究に没頭していた。最近、ようやく背嚢式推進機「ロケットパック」を完成させ、飛行実験に成功するも束の間、魔鏡の噂を聞くや否や湧き起こる探究心を抑えきれず、新たなる大冒険に身を投じる。
- 特殊攻撃:波動弾、ボム:超科学爆弾
- 愛と根性の宮大工 鉄
- 声 - 摩耶朔乃助
- 日本出身で60歳。若い頃に恋人を事故で失い、以来現在に至るまで40年間独身を貫いた孤高の宮大工。数年前仕事でフランスに渡り、その後ヨーロッパ放浪の旅路に着くが、旅先にて魔鏡の噂を聞き最後の冒険を決意する。年に似合わぬ凄まじい肉体美の持ち主で、今回の冒険のため自ら作成した人力ヘリコプターを使い、その無限の筋力で航空力学を無視して飛行する。
- 特殊攻撃:ドラゴンロケット乱れ撃ち、ボム:大江戸大火災
敵キャラクター
兵器メーカー「バクスター社」に所属し、手に入れれば何でも願いが叶うというアトラーの魔鏡を手に入れようと企んでいる3人。魔鏡探しの際には、正体を隠すため、盗賊団「トランプ」と名乗っている。この3人は「タイムボカンシリーズ」に登場した三悪をモデルにしており、担当声優をはじめ、キャラクター紹介の際には「スカポンタン」などの単語もあるなど、実質的なパロディキャラクターである。
- 盗賊団「トランプ」女首領 ルージュ
- 声 - 小原乃梨子
- バクスター社社長にして盗賊団「トランプ」の団長。1884年9月27日生まれの26歳。出身国はイギリス。身長179cm、体重54kg。美しいものやパーフェクトな美青年を好み、魔鏡の破片収集を妨害するガンバードを敵視している。部下のエースとクロードには会社では「社長」、トランプの3人のみの場合には「ルージュ様」と呼ばせている。
- 盗賊団「トランプ」メカニック担当 エース
- 声 - 八奈見乗児
- バクスター社の開発部主任。1885年4月17日生まれの25歳。出身国はドイツ。身長170cm、体重62kg。実は学生時代はアッシュと同期で、未だ彼をライバル視している。名前は同社のゲーム『戦国エース』から。
- 盗賊団「トランプ」パイロット担当 クロード
- 声 - たてかべ和也
- バクスター社の第一工場長。身長は2m以上あり、関西弁で喋る。34歳。出身国はフランス。2mを超える巨体と怪力の持ち主で、格闘技の達人でもある。名前は同社のゲーム『バトルクロード』から。
移植
- PlayStation版 - 1995年12月15日発売。
- セガサターン版 - 1995年12月15日発売。
- PlayStation 2版 - 『ガンバード1&2』として2004年2月19日発売。
- Steam(Microsoft Windows XP以降)版 - 英語版『Mobile Light Force (aka Gunbird)』として2015年7月18日配信。北米PS版がベースとなっており、日本語無し。
- Nintendo Switch版 - 『ガンバード for Nintendo Switch』として2017年12月7日配信。
備考
- 彩京から1997年に稼動した、脱衣麻雀ゲーム『対戦ホットギミック』に、マリオンに酷似した、謎の魔法少女「ミリオン」という隠しキャラクターが登場する。二人が同一人物かどうかは不明。
- 新声社ゲーメストコミックスより、夏元雅人の作画によるコミック版が発売された。全1巻。
- アーケード版のみ女性キャラの乳首が露出する演出があったが、移植版では修正されている。
- 北米PS版およびその移植のSteam版では、タイトル画面が本編と関係のない金髪女性3人組が登場するものに差し替わっている他、日本語版と比較してオープニングアニメやイベントシーン、ギャラリーモードなどが全てカットされている。
ガンバード2
ジャンル | 縦スクロールシューティングゲーム |
---|---|
対応機種 |
アーケード[AC] ドリームキャスト[DC] PlayStation 2[PS2] Nintendo Switch[Switch] |
開発元 | 彩京 |
発売元 |
[AC]:彩京 [DC]:カプコン [PS2]:アトラス [Switch]:ゼロディブ |
人数 | 1 - 2人協力プレイ |
発売日 |
[AC]:1998年 [DC]:2000年3月9日 [PS2]:2004年2月19日 [Switch]:2018年6月21日 |
その他 | PS2版は『ガンバード1&2』としてカップリング |
『ガンバード2』(GUNBIRD2)は1998年稼働開始。『ガンバード』の続編。全体的な世界観、操作を引き継いでいる。絵柄に関しては、よりポップで鮮やかになった。
チャージショットは1997年に発売された『ストライカーズ1945II』と同様なゲージ制になり、威力抜群のスーパーショットと、同じくゲージを消費して速攻高威力の近接攻撃(3ボタン目)が追加された。全7ステージ+1。キャラクターデザインは夏元雅人。
プレイヤーキャラクター
- 小さな大魔法使い マリオン
- 声 - 田中千晴(アーケード版)、大谷育江(ドリームキャスト、PlayStation 2版)
- 前作でアッシュに魔鏡の願いを叶えられたことにより、一年に一歳若返るようになってしまった。そのため、本来なら17歳なのだが、9歳にまで若返ってしまっている。仕方なく小学校に通っていたが、魔鏡の効果を解くべく戦う。
- 家庭用版で声が変更になっているのは、田中千晴がすでに所属していた劇団を退団しており、連絡がつかなかったためとのこと(かつての彩京ホームページより)。
- お供の魔法うさぎ ポムポム
- 声 - 津久井教生
- 今作ではマリオンの接近攻撃で敵に叩きつけられるようになり、扱いは前作より酷くなっている。
- 空飛ぶ優等生 タビア
- 声 - 皆口裕子
- ドイツ出身の9歳。アッシュの姪で、一緒にイギリスに移住した。優等生ではあるが、地味で虚弱体質。マリオンとはクラスメート。悪戯ばかりする彼女を更生させようとするも、騙されて返り討ちにあう毎日を送っているらしい。病気の母親のために、アッシュの作った発明品で戦う。
- 孤高の吸血鬼 アルカード
- 声 - 子安武人
- ルーマニア出身、300歳の吸血鬼。吸血鬼の弱点はほぼ克服しているらしい(太陽の光の下でも平気なのはそのため)。最後の弱点を克服するために究極の宝を探して戦う。
- 褐色の肥満体 ヘイコブ
- 声 - 三ツ矢雄二
- アラビア出身の18歳。珍しいものを収集し自慢する癖があり、目利きとしても相当な手だれである模様。究極の宝を求め、家宝の一つである「空飛ぶ絨毯」に乗って戦う。
- 軍用ロボット バルピロ
- 声 - たてかべ和也
- ロシア出身。バルナスの設計図を基に作られた、発展型。最終試験をかねて実戦投入される。
- 風雲はだか侍 アイン
- 声 - 若本規夫
- 隠しキャラクター。妹であるアスカのために戦う。
- 夜の女王 モリガン
- 声 - 佐久間レイ
- DC版のみのゲストキャラクター。退屈を紛らわすために戦う。
敵キャラクター
前作に引き続き、この3人は「タイムボカンシリーズ」に登場した三悪をモデルにしている。声優はそのまま、絵柄もより近いものとなり、実質的なパロディキャラクターである。
- 空賊団「クイーンパイレーツ」女首領 シャーク
- 声 - 小原乃梨子
- 気が強く、わがままな性格で、欲しいものはどんな手段を使っても必ず手に入れようとする。
- 空賊団「クイーンパイレーツ」メカニック担当 ギミック
- 声 - 八奈見乗児
- 自称天才発明家。根はスケベでシャークの色仕掛けでいいように利用されている。名前は同社のゲーム『対戦ホットギミック』から。
- 空賊団「クイーンパイレーツ」力仕事担当 ブレード
- 声 - たてかべ和也
- 血の気が多く凶暴な性格だが、その性格とはうらはらに涙もろく、情にあつい性格。名前は同社のゲーム『戦国ブレード』から。
移植
- ドリームキャスト版 - 2000年3月9日にカプコンより発売。同社の『ヴァンパイア』シリーズからモリガンがゲスト出演。また、アインが最初から使用できる。
- PlayStation 2版 - 『ガンバード1&2』として2004年2月19日発売。
- Nintendo Switch版 - 『ガンバード2 for Nintendo Switch』として2018年6月21日配信。
なお、家庭用移植版では最終ボスのデザインが変更されている。Nintendo Switch版では最終ボスのデザインをアーケード版、家庭用移植版とオプションで切り替えられる。