「リュウグウケボリ」の版間の差分

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| 地質時代 =
| 地質時代2 =
| 界 = [[動物界]] [[w:Animalia{{sname||Animalia]]}}
| 門 = [[軟体動物門]] [[w:Mollusca{{sname||Mollusca]]}}
| 綱 = [[腹足綱]] [[w:Gastropoda{{sname||Gastropoda]]}}
| 亜綱階級なし = [[新生腹足亜綱]] [[w:Orthogastropoda {{sname|Orthogastropoda]]|Caenogastropoda}}
|階級なし = [[高腹足亜目]] [[w:Hypsogastropoda{{sname||Hypsogastropoda]]}}
| 下綱 = (訳語なし) [[w:Apogastropoda|Apogastropoda]]
| 下目階級なし = [[タマキビ下目型類]] [[w:Littorinimorpha{{sname||Littorinimorpha]]}}
| 上目 = [[新生腹足上目]] [[w:Caenogastropoda|Caenogastropoda]]
| 超科 = [[タカラガイ科]] [[w:Cypraeoidea{{sname||Cypraeoidea]]}}
| 目 = [[吸腔目]] [[w:Sorbeoconcha|Sorbeoconcha]]
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| 亜目 = [[高腹足亜目]] [[w:Hypsogastropoda|Hypsogastropoda]]
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| 属 = アヤメケボリ属 [[w:Crenavolva{{snamei||''Crenavolva'']]'''}}<br/><small>Cate, 1973</small>
| 超科 = [[タカラガイ超科]] [[w:Cypraeoidea|Cypraeoidea]]
| 科 = [[ウミウサギガイ科]] [[w:Ovulidae|Ovulidae]]
| 亜科 =
| 属 = アヤメケボリ属 [[w:Crenavolva|''Crenavolva'']]'''<br/><small>Cate, 1973</small>
| 種 = ''C. philippei''
| 学名 = ''{{snamei||Crenavolva philippei''}}<br/><small>Lorenz et& Fehse, 2009</small> <ref name=Lorenz&Fehse,2009/>
| 和名 = リュウグウケボリ<br/>(竜宮毛彫)
| 英名 =
| 分布 = [[インド西太平洋]]<br/>[[沖縄]]以南の熱帯域
}}
'''リュウグウケボリ'''(竜宮毛彫、学名:''{{snamei||Crenavolva philippei'')}} は[[ウミウサギガイ科]]に分類される殻高10mm前後の海産の[[巻貝]]の一種。
 
==分布==
[[インド西太平洋]]の暖流域(水深 50-400m)<ref name=Lorenz&Fehse,2009/>
*[[沖縄県|沖縄]]([[伊平屋島]]近海)<ref name=Omi,2010/>。
*[[レユニオン島]](タイプ産地)
*[[ニューカレドニア]]、[[クワジャリン環礁]]
*[[インドネシア]]
*[[沖縄県|沖縄]]([[伊平屋島]]近海)<ref name=Omi,2010/>。
 
==形態==
'''大きさと形''':成貝殻高8mm(殻長)8mm-11mmほど。細長い菱形もしくは紡錘形で、殻高の6中央よりやや上(6-7割の位置)に弱く角張った肩があり、その部分が最大幅となる。そこから上下に緩やかにすぼまってり、上下両端は裁断状になった短い後溝・前溝と呼ばれる水管溝となる。殻の背面は淡紅色で角張った部分は白味帯び形成しての肥厚縁と背面との境界には黄色の細線がある。殻口周辺の滑層や外唇はクリーム色〜明るい黄色。背面には弱く細い螺溝が多数あるが、中央不明瞭になることもあり、全体尖らずにやや光沢があって滑らかな感じがす裁断状に終わる<ref name=Lorenz&Fehse,2009/><ref name=Omi,2010/>。
 
'''彫刻''':背面には弱く細い螺溝が多数あるが、中央部ではやや不明瞭になることもある。これらの彫刻も含め、全体にやや光沢があって滑らかな感じがする。外唇肥厚部の腹面側はほとんど平滑で、同属他種に見られるような明瞭な刻みがなく、両端に僅かな波打ちが見られる程度。これに応じ外唇内縁にも歯状の刻みはない。後溝の内唇側には低い滑層瘤がある<ref name=Lorenz&Fehse,2009/><ref name=Omi,2010/><ref name=Okutani&Sasaki,2017/>。
 
'''殻色''':殻の背面は淡紅色で、前後端と角張った肩の部分は淡色になって白味を帯びる。前後両端の水管溝の肥厚縁と背面との境界には黄色の細い縁取り線があるが目立たない。殻口周辺の滑層や外唇はクリーム色〜明るい黄色<ref name=Lorenz&Fehse,2009/><ref name=Omi,2010/>。
 
'''軟体''':
 
==生態==
*タイプ産地:Réunion([[レユニオン島]])、{{ウィキ座標度分|20|52|00.00|S|55|38|00.00|E|}}、水深105-120m。
*[[タイプ (分類学)|タイプ標本]]:
:ホロタイプレユニオン島産 8.2mm ([[パリ自然史博物館]] No所蔵・登録番号:No.21238)。
:パラタイプレユニオン島産(8.7mm 及び 10.6mm)、[[ニューカレドニア]](7.5mm)、[[クワジャリン環礁]](9.0mm)複数あり(いずれもパリ自然史博物館所蔵)。
*種名 ''philippei'' はパリ自然史博物館学芸員([[軟体動物]]標本管理) Philippe Maestrati への[[献名]]。
*和名は日本新記録の報告<ref name=Omi,2010/>の際に新称されたが、その由来については説明されていない。
 
===近似種===
*;[[マツミヤケボリ]] {{snamei||Crenavolva tokuoi}} Azuma, 1989
*[[マツミヤケボリ]] ''Crenavolva tokuoi'' Azuma, 1989 :アヤメケボリ属で外唇に顕著な刻みがないのはリュウグウケボリと本種のみとされるが<ref name="Lorenz&Fehse,2009"/>、本種はリュウグウケボリよりも強く角張ること、螺条がやや明瞭なこと、殻色が白色もしくは白に近い淡色で背面に小さい褐色斑を数個もつことで識別され、更に外唇の幅が狭いことも識別点の一つとされるが、外唇幅に関しては沖縄産の標本では違いは認められないとの報告がある<ref name=Omi,2010/>。
:殻高12mmほど。紀伊半島沖に分布。
*[[マツミヤケボリ]] ''Crenavolva tokuoi'' Azuma, 1989 ::アヤメケボリ属 {{snamei||Crenavolva}}に分類される種のうち、外唇に顕著な刻みがないのは本種とリュウグウケボリと本種のみとされるが<ref name="Lorenz&Fehse,2009"/>、本種はリュウグウケボリよりも肩が強く張り出して顕著に角張ること、螺条がやや明瞭なこと、殻色が白色もしくは白に近い淡色で背面に小さい褐色斑を数個もつことで識別され、更にる。また外唇の幅が狭いことも識別点の一つとされるが、外唇幅に関しては沖縄産の標本では違いは認められないとの報告がある<ref name=Omi,2010/>。
 
*;[[ビードロマメヒガイ]] {{snamei||Phenacovolva vitrea}} Omi & Iino, 2005
*[[ビードロマメヒガイ]] ''Phenacovolva vitrea'' Omi et Iino :リュウグウケボリのうち、肩の張り出しが弱く細い個体はビードロマメヒガイに外観が似るとされる<ref name=Omi,2010/>。本種をシロオビキヌヅツミ属 ''Phenacovolva'' に分類する人と、リュウグウケボリなどと同じアヤメケボリ属 ''Crenavolva'' に分類する人があり、ウミウサギガイ科の属の分類には不明瞭な部分も少なくない。
:殻高11mmほど。紀伊半島沖に分布。
*[[ビードロマメヒガイ]] ''Phenacovolva vitrea'' Omi et Iino ::リュウグウケボリのうち、肩の張り出しが弱く、全体に細い個体は本種ビードロマメヒガイに外観が似るとされる<ref name=Omi,2010/>が、ビードロマメヒガイは肩の張り出しがなく、殻表はほぼ平滑で螺条彫刻はほとんど認めらない本種をまた、ビードロマメヒガイは一般には別属であるシロオビキヌヅツミ属 ''{{snamei||Phenacovolva''}} に分類されてい人と、リュウグウケボリなどと同じアヤメケボリ属 ''Crenavolva'' に分類する人が考え方もあり、ウミウサギガイ科の属の分類には不明瞭な部分も少なくない。
 
==出典==
<ref name=Lorenz&Fehse,2009>
Lorenz, Felix & Fehse, Dirk (2009) ''The Living Ovulidae : A Manual of the family of allied cowries: Ovulidae. Pediculariidae and Eocypraeidae.'' ConchBooks.(p.73) ISBN 978-3-939767-21-3
</ref>
<ref name=Okutani&Sasaki,2017>
{{Cite book |author =[[奥谷喬司]]・佐々木猛智 |year=2017 |title =''ウミウサギガイ科 (p.164-129 [pls.120-129], 841-849)'' in ''奥谷喬司(編著)『日本近海産貝類図鑑 第二版』''|publisher =[[東海大学出版会|東海大学出版部]] |pages =1375 ('''p.170 [pl.126 fig.5], 845-846''') |isbn =978-4486019848 }}
</ref>
<ref name=Omi,2010>
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