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'''プリティ・メイズ'''('''Pretty Maids''')は、[[デンマーク]]出身の[[ヘヴィメタル]]・[[バンド (音楽)|バンド]]。
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母国を代表する[[HR/HM]]バンドの先駆者として、活動は30年以上に及ぶ。
母国を代表する[[HR/HM]]バンドの先駆者として、活動は35年以上に及ぶ。


== 概要 ==
== 概要 ==
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バンドリーダーのケン・ハマー(G)が、[[シン・リジィ]]、[[レインボー (バンド)|レインボー]] 等のフリークであり楽曲にも影響が見られる。また[[デンマーク]]という地域性から、[[北欧メタル]]と[[ジャーマンメタル]]両方の長所を併せ持つ。
バンドリーダーのケン・ハマー(G)が、[[シン・リジィ]]、[[レインボー (バンド)|レインボー]] 等のフリークであり楽曲にも影響が見られる。また[[デンマーク]]という地域性から、[[北欧メタル]]と[[ジャーマンメタル]]両方の長所を併せ持つ。


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== バイオグラフィー ==
== バイオグラフィー ==
1981年、ケン・ハマー(G)を中心に結成される。その後オーディション等を経て、ケン・ハマー、ロニー・アトキンス(Vo)、ピート・コリンズ(G)、ジョン・ダロウ(B)、アラン・オーウェン(Key)、フィル・ムーアヘッド(Ds)の6人編成のバンドとして活動を開始する。
[[1981年]]、ケン・ハマー(G)を中心に結成される。その後オーディション等を経て、ケン・ハマー、ロニー・アトキンス(Vo)、ピート・コリンズ(G)、ジョン・ダロウ(B)、アラン・オーウェン(Key)、フィル・ムーアヘッド(Ds)の6人編成のバンドとして活動を開始する。


1983年、デビュー・ミニアルバム『PRETTY MAIDS』をリリース。
[[1983年]]、デビュー・ミニアルバム『PRETTY MAIDS』をリリース。


1984年、コリンズ(G)が個人的理由で脱退、ダロウ(B)が解雇され、リック・ハンソン(G)、アラン・ディロング(B)が加入。1stフルレンスアルバム『RED, HOT AND HEAVY』で、メジャーデビュー。その後ハンソン(G)が解雇され、コリンズ(G)が復帰。
[[1984年]]、コリンズ(G)が個人的理由で脱退、ダロウ(B)が解雇され、リック・ハンソン(G)、アラン・ディロング(B)が加入。1stフルレンスアルバム『RED, HOT AND HEAVY』で、メジャーデビュー。その後ハンソン(G)が解雇され、コリンズ(G)が復帰。


1986年、コリンズ(G)が再び脱退。
[[1986年]]、コリンズ(G)が再び脱退。


1987年、2ndアルバム『FUTURE WORLD』をリリース。その後エンジェル・シュライファー(G)が加入するも脱退。
[[1987年]]、2ndアルバム『FUTURE WORLD』をリリース。その後エンジェル・シュライファー(G)が加入するも脱退。


1988年、リッキー・マークス(G)が加入。
[[1988年]]、リッキー・マークス(G)が加入。


1990年、オーウェン(Key)が家庭的事情で脱退。3rdアルバム『JUMP THE GUN』をリリース。[[ディープ・パープル]]の[[ロジャー・グローヴァー]]をプロデューサーに迎え、アメリカ進出を視野に入れたポップ色の強い音作りとなった。しかしレコード会社のサポートが受けられず、予定されていた[[ディープ・パープル]]との合同ツアーも実現されなかった。同年、ミニアルバム『IN SANTA’S CLAWS』リリース。その後マークス(G)、ムーアヘッド(Ds)、ディロング(B)が脱退。
[[1990年]]、オーウェン(Key)が家庭的事情で脱退。3rdアルバム『JUMP THE GUN』をリリース。[[ディープ・パープル]]の[[ロジャー・グローヴァー]]をプロデューサーに迎え、アメリカ進出を視野に入れたポップ色の強い音作りとなった。しかしレコード会社のサポートが受けられず、予定されていた[[ディープ・パープル]]との合同ツアーも実現されなかった。同年、ミニアルバム『IN SANTA’S CLAWS』リリース。その後マークス(G)、ムーアヘッド(Ds)、ディロング(B)が脱退。この年、初来日公演を開催


1991年、マイケル・ファスト(Ds)、ケン・ジャクソン(B)が加入し4人編成となる。4thアルバム『SIN-DECADE』をリリース。原点であるヘヴィな音作りに戻った内容であり、更にこの中に収められた[[ジョン・サイクス]]のカバー「PLEASE DON'T LEAVE ME」が大ヒットとなる。しかしカバー曲が最大のヒットとなった事が以後バンドへの重荷となっていく。
[[1991年]]、マイケル・ファスト(Ds)、ケン・ジャクソン(B)が加入し4人編成となる。4thアルバム『SIN-DECADE』をリリース。原点であるヘヴィな音作りに戻った内容であり、更にこの中に収められた[[ジョン・サイクス]]のカバー「PLEASE DON'T LEAVE ME」が大ヒットとなる。しかしカバー曲が最大のヒットとなった事が以後バンドへの重荷となっていく。


1992年、ミニアルバム『OFFSIDE』、1993年、5thアルバム『STRIPPED』をリリース。両盤ともいわゆる[[アンプラグド]]作品である。
[[1992年]]、ミニアルバム『OFFSIDE』、1993年、5thアルバム『STRIPPED』をリリース。両盤ともいわゆる[[アンプラグド]]作品である。


1994年、6thアルバム『SCREAM』をリリース。
[[1994年]]、6thアルバム『SCREAM』をリリース。


1995年、ライブ盤『SCREAMIN' LIVE』をリリース。
[[1995年]]、ライブ盤『SCREAMIN' LIVE』をリリース。


1997年、7thアルバム『SPOOKED』をリリース。
[[1997年]]、7thアルバム『SPOOKED』をリリース。


1998年、ベスト盤『THE BEST OF...BACK TO BACK』をリリース。
[[1998年]]、ベスト盤『THE BEST OF...BACK TO BACK』をリリース。


1999年、8thアルバム『ANYTHING WORTH DOING IS WORTH OVERDOING』をリリース。
[[1999年]]、8thアルバム『ANYTHING WORTH DOING IS WORTH OVERDOING』をリリース。


2000年、9thアルバム『CARPE DIEM』をリリース。
[[2000年]]、9thアルバム『CARPE DIEM』をリリース。翌[[2001年]]に来日公演


2002年、10thアルバム『PLANET PANIC』をリリース。その後プロモーション会社が倒産、ハマー(G)が心臓病を患うなど問題が多発し、活動停止状態となる。しかし、その中でも本国でのライブ活動は継続しており、2003年にはライブ盤『ALIVE AT LEAST』をリリース。
[[2002年]]、10thアルバム『PLANET PANIC』をリリース。その後プロモーション会社が倒産、ハマー(G)が心臓病を患うなど問題が多発し、活動停止状態となる。しかし、その中でも本国でのライブ活動は継続しており、2003年にはライブ盤『ALIVE AT LEAST』をリリース。


2005年、ファスト(Ds)が脱退。
[[2005年]]、ファスト(Ds)が脱退。


2006年、アラン・チカヤ(Ds)が加入。ハマー(G)が復帰した11thアルバム『WAKE UP TO THE REAL WORLD』をリリース。
[[2006年]]、アラン・チカヤ(Ds)が加入。ハマー(G)が復帰した11thアルバム『WAKE UP TO THE REAL WORLD』をリリース。


2010年、12thアルバム『PANDEMONIUM』をリリース<ref>[http://www.billboard-japan.com/goods/detail/185504 パンデモニアム] - billboard-JAPAN</ref>。アルバムの完成と同時に1991年からベースを担ってきたジャクソンが脱退する。後任はKING DIAMONDなどで活躍してきたハル・パティノ(B)。また、久しく空席だったパーマネント・キーボード・プレイヤーとしてモルテン・サンダゲルが加入。
[[2010年]]、12thアルバム『PANDEMONIUM』をリリース<ref>[http://www.billboard-japan.com/goods/detail/185504 パンデモニアム] - billboard-JAPAN</ref>。アルバムの完成と同時に1991年からベースを担ってきたジャクソンが脱退する。後任はKING DIAMONDなどで活躍してきたハル・パティノ(B)。また、久しく空席だったパーマネント・キーボード・プレイヤーとしてモルテン・サンダゲルが加入。


2011年、4月にパティノ(B)が脱退。5月に後任のレネ・シェイズ(B)が加入。
[[2011年]]、4月にパティノ(B)が脱退。5月に後任のレネ・シェイズ(B)が加入。


2012年、ライブ盤『IT COMES ALIVE - MAID IN SWITZERLAND』をリリース。
[[2012年]]、ライブ盤『IT COMES ALIVE - MAID IN SWITZERLAND』をリリース。11年ぶりの来日公演<ref>[http://www.hmv.co.jp/news/article/1212250074/ PRETTY MAIDS インタビュー!] - HMV</ref>


2013年、13thアルバム『MOTHERLAND』をリリース。
[[2013年]]、13thアルバム『MOTHERLAND』をリリース。


2014年、新曲4曲に加え、過去曲8曲の再録音源を加えた企画盤の14thアルバム『Louder Than Ever』をリリース<ref>[https://www.barks.jp/news/?id=1000101372 プリティ・メイズ、秘められた魅力がまたひとつ浮き彫りに] - BARKS</ref>。
[[2014年]]、新曲4曲に加え、過去曲8曲の再録音源を加えた企画盤の14thアルバム『Louder Than Ever』をリリース<ref>[https://www.barks.jp/news/?id=1000101372 プリティ・メイズ、秘められた魅力がまたひとつ浮き彫りに] - BARKS</ref>。翌[[2015年]]にHR/HMフェス『[[LOUD PARK#LOUD PARK 15|LOUD PARK 15]]』出演のため来日


[[2016年]]、サンダゲル(Key)が脱退。15thアルバム『Kingmaker』をリリース<ref>[https://www.barks.jp/news/?id=1000134721 プリティ・メイズ「これまでよりも少しダークでメランコリック」] - BARKS</ref>。クリス・ラニー(Key)が加入。翌[[2017年]]に来日公演<ref>[https://www.barks.jp/news/?id=1000137655 プリティ・メイズ、来日公演決定] - BARKS</ref>。
2016年、15thアルバム『Kingmaker』をリリース。サンダゲル(Key)が脱退。


== メンバー ==
== メンバー ==
*ケン・ハマー Ken Hammer [[エレクトリック・ギター|ギター]] (1981- ) リーダー
*ロニー・アトキンス Ronnie Atkins [[ボーカル]] (1981- )
*ロニー・アトキンス Ronnie Atkins [[ボーカル]] (1981- )
*ケン・ハマー Ken Hammer [[エレクトリック・ギター|ギター]] (1981- ) リーダー
*アラン・チカヤ Allan Tschicaja [[ドラムセット|ドラムス]] (2006- ) 元[[ロイヤル・ハント]]、元[[キングダム・カム]]
*アラン・チカヤ Allan Tschicaja [[ドラムセット|ドラムス]] (2006- ) 元[[ロイヤル・ハント]]、元[[キングダム・カム]]
*レネ・シェイズ René Shades [[エレクトリックベース|ベース]] (2011- )
*レネ・シェイズ René Shades [[エレクトリックベース|ベース]] (2011- )
*クリス・ラニー Chris Laney [[キーボード (楽器)|キーボード]] (2016- )


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=== 旧メンバー ===
=== 旧メンバー ===
*ピート・コリンズ Pete Collins ギター (1981-1986)
*ピート・コリンズ Pete Collins ギター (1981-1986)
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*ドミニク・ゲイル Dominic Gale キーボード (1992-1999) サポートメンバー
*ドミニク・ゲイル Dominic Gale キーボード (1992-1999) サポートメンバー
*ケン・ジャクソン Kenn Jackson ベース (1991-2010)
*ケン・ジャクソン Kenn Jackson ベース (1991-2010)
*モルテン・サンダゲル Morten Sandager [[キーボード (楽器)|キーボード]] (2006-2016)
*モルテン・サンダゲル Morten Sandager キーボード (2006-2016)


== ディスコグラフィー ==
== ディスコグラフィー ==

2017年2月1日 (水) 07:07時点における版

プリティ・メイズ
Pretty Maids
ドイツ・ゲルゼンキルヒェン公演 (2014年6月)
基本情報
出身地  デンマーク
ヴァイレ県 ホーセンス
ジャンル ヘヴィメタル
メロディックスピードメタル
北欧メタル
活動期間 1981年 - 現在
レーベル CBSレコード
コロムビア・レコード
エピック・レコード
Scanbox
マサカー・レコード
Frontiers Records
公式サイト prettymaids.dk
メンバー ロニー・アトキンス (Vo)
ケン・ハマー (G)
レネ・シェイズ (B)
アラン・チカヤ (Ds)
クリス・ラニー (Key)
旧メンバー ほか 以下を参照

プリティ・メイズPretty Maids)は、デンマーク出身のヘヴィメタルバンド

母国を代表するHR/HMバンドの先駆者として、活動は35年以上に及ぶ。

概要

2002年4月のラインナップ

バンドリーダーのケン・ハマー(G)が、シン・リジィレインボー 等のフリークであり楽曲にも影響が見られる。またデンマークという地域性から、北欧メタルジャーマンメタル両方の長所を併せ持つ。

デビュー当初は6人編成(Vo、ツインギター、Bass、Key、Ds)であり、ハロウィンと並んでメロディック・パワー・メタルの先駆けとも言える雰囲気を持っていた。アルバム2、3作目ではアメリカを意識したポップな曲調であったが、4人編成(Vo、Gu、Bass、Dr)となった4作目以降では正統派メタルと言える曲調となっている。

またカバー曲がアルバムに収められる事が多いが、ヒット作「PLEASE DON'T LEAVE ME」を始めとして非常に上質なアレンジを見せる。

バイオグラフィー

1981年、ケン・ハマー(G)を中心に結成される。その後オーディション等を経て、ケン・ハマー、ロニー・アトキンス(Vo)、ピート・コリンズ(G)、ジョン・ダロウ(B)、アラン・オーウェン(Key)、フィル・ムーアヘッド(Ds)の6人編成のバンドとして活動を開始する。

1983年、デビュー・ミニアルバム『PRETTY MAIDS』をリリース。

1984年、コリンズ(G)が個人的理由で脱退、ダロウ(B)が解雇され、リック・ハンソン(G)、アラン・ディロング(B)が加入。1stフルレンスアルバム『RED, HOT AND HEAVY』で、メジャーデビュー。その後ハンソン(G)が解雇され、コリンズ(G)が復帰。

1986年、コリンズ(G)が再び脱退。

1987年、2ndアルバム『FUTURE WORLD』をリリース。その後エンジェル・シュライファー(G)が加入するも脱退。

1988年、リッキー・マークス(G)が加入。

1990年、オーウェン(Key)が家庭的事情で脱退。3rdアルバム『JUMP THE GUN』をリリース。ディープ・パープルロジャー・グローヴァーをプロデューサーに迎え、アメリカ進出を視野に入れたポップ色の強い音作りとなった。しかしレコード会社のサポートが受けられず、予定されていたディープ・パープルとの合同ツアーも実現されなかった。同年、ミニアルバム『IN SANTA’S CLAWS』リリース。その後マークス(G)、ムーアヘッド(Ds)、ディロング(B)が脱退。この年、初来日公演を開催。

1991年、マイケル・ファスト(Ds)、ケン・ジャクソン(B)が加入し4人編成となる。4thアルバム『SIN-DECADE』をリリース。原点であるヘヴィな音作りに戻った内容であり、更にこの中に収められたジョン・サイクスのカバー「PLEASE DON'T LEAVE ME」が大ヒットとなる。しかしカバー曲が最大のヒットとなった事が以後バンドへの重荷となっていく。

1992年、ミニアルバム『OFFSIDE』、1993年、5thアルバム『STRIPPED』をリリース。両盤ともいわゆるアンプラグド作品である。

1994年、6thアルバム『SCREAM』をリリース。

1995年、ライブ盤『SCREAMIN' LIVE』をリリース。

1997年、7thアルバム『SPOOKED』をリリース。

1998年、ベスト盤『THE BEST OF...BACK TO BACK』をリリース。

1999年、8thアルバム『ANYTHING WORTH DOING IS WORTH OVERDOING』をリリース。

2000年、9thアルバム『CARPE DIEM』をリリース。翌2001年に来日公演。

2002年、10thアルバム『PLANET PANIC』をリリース。その後プロモーション会社が倒産、ハマー(G)が心臓病を患うなど問題が多発し、活動停止状態となる。しかし、その中でも本国でのライブ活動は継続しており、2003年にはライブ盤『ALIVE AT LEAST』をリリース。

2005年、ファスト(Ds)が脱退。

2006年、アラン・チカヤ(Ds)が加入。ハマー(G)が復帰した11thアルバム『WAKE UP TO THE REAL WORLD』をリリース。

2010年、12thアルバム『PANDEMONIUM』をリリース[1]。アルバムの完成と同時に1991年からベースを担ってきたジャクソンが脱退する。後任はKING DIAMONDなどで活躍してきたハル・パティノ(B)。また、久しく空席だったパーマネント・キーボード・プレイヤーとしてモルテン・サンダゲルが加入。

2011年、4月にパティノ(B)が脱退。5月に後任のレネ・シェイズ(B)が加入。

2012年、ライブ盤『IT COMES ALIVE - MAID IN SWITZERLAND』をリリース。11年ぶりの来日公演[2]

2013年、13thアルバム『MOTHERLAND』をリリース。

2014年、新曲4曲に加え、過去曲8曲の再録音源を加えた企画盤の14thアルバム『Louder Than Ever』をリリース[3]。翌2015年にHR/HMフェス『LOUD PARK 15』出演のため来日。

2016年、サンダゲル(Key)が脱退。15thアルバム『Kingmaker』をリリース[4]。クリス・ラニー(Key)が加入。翌2017年に来日公演[5]

メンバー

旧メンバー

  • ピート・コリンズ Pete Collins ギター (1981-1986)
  • ジョン・ダロウ John Darrow ベース (1981-1984)
  • アラン・オーウェン Alan Owen キーボード (1981-1990)
  • フィル・ムーアヘッド Phil Moorhead ドラムス (1981-1990)
  • アラン・ディロング Allan Delong ベース (1984-1990)
  • リック・ハンソン Rick Hanson ギター (1984-1987)
  • エンジェル・シュライファー Angel G Schleifer ギター (1987) 元MADMAX、元SINNER
  • リッキー・マークス Ricky Marx ギター (1987-1990)
  • マイケル・ファスト Michel Fast ドラムス (1991-2005)
  • ドミニク・ゲイル Dominic Gale キーボード (1992-1999) サポートメンバー
  • ケン・ジャクソン Kenn Jackson ベース (1991-2010)
  • モルテン・サンダゲル Morten Sandager キーボード (2006-2016)

ディスコグラフィー

スタジオ・アルバム

  • RED, HOT AND HEAVY (1984)
  • FUTURE WORLD (1987)
  • JUMP THE GUN (1990)
  • SIN-DECADE (1992)
  • STRIPPED (1993) アンプラグド
  • SCREAM (1994)
  • SPOOKED(1997)
  • ANYTHING WORTH DOING IS WORTH OVERDOING (1999)
  • CARPE DIEM (2000)
  • PLANET PANIC (2002)
  • WAKE UP TO THE REAL WORLD (2006)
  • PANDEMONIUM (2010)
  • MOTHERLAND (2013)
  • Louder Than Ever (2014)
  • Kingmaker (2016)

ライブ・アルバム

  • SCREAMIN' LIVE (1995)
  • ALIVE AT LEAST (2003) デビュー20周年記念盤
  • IT COMES ALIVE - MAID IN SWITZERLAND (2012) 2CD+DVDの3枚組 なお「MAID IN〜」は原文ママ。

ベスト・アルバム

  • THE BEST OF...BACK TO BACK (1998)

ミニ・アルバム

  • PRETTY MAIDS (1983) デビュー盤
  • IN SANTA'S CLAWS (1990)
  • OFFSIDE (1992) アンプラグド

脚注

外部リンク