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「ピアノ協奏曲 (グリーグ)」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2016年9月}}
{{Portal クラシック音楽}}
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グリーグの'''ピアノ協奏曲イ短調作品16'''は、[[エドヴァルド・グリーグ]]が完成させた唯一の[[協奏曲]]。[[1868年]]、作曲者が25歳のときに[[デンマーク]]のSollerodに訪問している間に作曲された、グリーグの初期の傑作である。
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| filename = Edvard Grieg - Concerto in A minor, 1st movement.ogg
| title = 第1楽章
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| title2 = 第2楽章
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| filename3 = Edvard Grieg - Concerto in A minor, 3rd movement.ogg
| title3 = 第3楽章
| description3 = The following performance is by the University of Washington Symphony Orchestra, conducted by Peter Eros. The piano soloist is Neal O'Doan.
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グリーグの'''ピアノ協奏曲イ短調 [[作品番号|作品]]16'''は、[[エドヴァルド・グリーグ]]が完成させた唯一の[[協奏曲]]。[[1868年]]、作曲者が25歳のときに[[デンマーク]]のSollerodに訪問している間に作曲された、グリーグの初期の傑作である。
 
グリーグはその後出版社からの依頼を受け、1883年ごろに2番目のピアノ協奏曲を書こうとしたが書き上げられず(スケッチが残されている)、代わりにこの曲に何度も改訂を行っている。現在演奏されるのはグリーグの最晩年である1906年から1907年頃改訂され、1917年に出版されたもの。初期版と曲想の大きな違いはないが、楽器編成が異なり、独奏と管弦楽譜で400か所以上の変更点が見られる。
 
== 曲の構成 ==
[[ファイル:Grieg Pianoconcerto Part 1 Opening Piano part.png|サムネイル|第1楽章の冒頭部分]]
* 第1楽章 Allegro molto moderato [[イ短調]] 4/4拍子 [[ソナタ形式]]
[[ファイル:Grieg piano concerto in A minor, 1st mvt, 2nd theme.svg|サムネイル|第1楽章の第1主題]]
: 印象的なティンパニのクレッシェンドに導かれて登場する冒頭のピアノの流れ落ちるようなフレーズは、「悲劇」をイメージさせるBGMとしてテレビなどでもしばし使われるなど非常に有名である<ref>この冒頭部分は終戦直後に[[日本放送協会|NHK]]の連続放送教養番組「ラジオ民衆学校」のテーマ音楽として使われた。また、[[シンガーソングライター]]の[[さだまさし]]の「[[関白宣言]]」のアンサーソング、「関白失脚」において、途中でその冒頭・序奏部を引用している</ref>。これは、[[フィヨルド]]の注ぐ滝の流れを表現したものともいわれる。第1主題は、オーボエからチェロに引き継がれる素朴な形で現れる。第2主題はいかにもグリーグらしい「静かに歌うような」旋律である。ごく短い展開部は第1主題が扱われ、半音ずつ上昇させる形。管楽器が主題を演奏する後ろでピアノは分散和音で彩る。型どおりの再現部の後に、非常に長い[[カデンツァ]]となる。カデンツァの後に第1主題の一部を弦楽器が仄暗く奏で、Piu allegroのコーダに入る。コーダの最後でピアノが冒頭のフレーズを再現して終わる。
* '''第1楽章''' [[wikt:allegro|Allegro]] [[wikt:molto|molto]] [[wikt:moderato|moderato]] [[イ短調]] 4/4拍子 [[ソナタ形式]]
: 印象的なティンパニの[[クレッシェンド]]に導かれて登場する冒頭のピアノの流れ落ちるようなフレーズは、「悲劇」をイメージさせるBGMとしてテレビなどでもしばし使われるなど非常に有名である<ref>この冒頭部分は終戦直後に[[日本放送協会|NHK]]の連続放送教養番組「ラジオ民衆学校」のテーマ音楽として使われた。また、[[シンガーソングライター]]の[[さだまさし]]の「[[関白宣言]]」のアンサーソング、「関白失脚」において、途中でその冒頭・序奏部を引用している</ref>。これは、[[フィヨルド]]の注ぐ滝の流れを表現したものともいわれる。第1主題は、オーボエからチェロに引き継がれる素朴な形で現れる。第2主題はいかにもグリーグらしい「静かに歌うような」旋律である。ごく短い展開部は第1主題が扱われ、半音ずつ上昇させる形。管楽器が主題を演奏する後ろでピアノは分散和音で彩る。型どおりの再現部の後に、非常に長い[[カデンツァ]]となる。カデンツァの後に第1主題の一部を弦楽器が仄暗く奏で、Piu allegroのコーダに入る。コーダの最後でピアノが冒頭のフレーズを再現して終わる。
 
* '''第2楽章''' [[wikt:adagio|Adagio]] [[変ニ長調]] 3/8拍子 [[複合三部形式]]
: 弱音器をつけた弦楽器が、柔らかい充実した和音の旋律を奏でる。第2部でようやく現れるピアノのパートは、この旋律を受け継ぎながら発展されるパッセージであり、印象的である。第3部は、管弦楽に支えられたピアノが主題を強奏し、なごりを惜しむかのように、次第に静かに消えていく。
 
*[[ファイル:Piano Concerto in A minor, Op. 16; 第3楽章 Allegro moderato molto e marcato .png|サムネ短調 2/4拍子 [[ロンドソナタ形式ル|第3楽章の主題部分]]
* '''第3楽章''' Allegro moderato molto e [[wikt:marcato|marcato]] イ短調 2/4拍子 [[ロンドソナタ形式]]
: 第2楽章からは[[アタッカ]]によって繋がっている。前楽章とうってかわって、軽快だがやや大規模な楽章である。中間部では独奏フルートが3連符を含む叙情的な第2主題を歌い上げる。終結部は、この第2主題を管弦楽とピアノで合奏し壮大な効果を上げる。
 
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
 
==外部リンク==
*{{IMSLP2|work=Piano_Concerto,_Op.16_(Grieg,_Edvard)|cname=ピアノ協奏曲イ短調 作品16}}
 
{{デフォルトソート:ひあのきようそうきよく くりく}}