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多くの場合「知識・教養をひけらかす見栄張りの気取り屋」「上位の者に取り入り、下の者を見下す嫌味な人物」といった意味で使われる。 |
多くの場合「知識・教養をひけらかす見栄張りの気取り屋」「上位の者に取り入り、下の者を見下す嫌味な人物」「紳士気取りの俗物」といった意味で使われる。 |
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元々[[イギリス]]の学生の間で使われていた[[隠語]]であった。語源については諸説あるが、次の2つが代表的なものである。 |
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経済学、マーケティングなどで使われる用語で、他者の消費が増えるほど需要が減少する現象(他人が持っているものと同じものはほしくない)を指す。 |
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アメリカの理論経済学者[[ハーヴェイ・ライベンシュタイン]]が1950年の論文「消費者需要理論におけるバンドワゴン効果、スノッブ効果、及びヴェブレン効果」で提唱したものである。([[バンドワゴン効果]]の項を参照) |
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2015年12月23日 (水) 14:26時点における版
スノッブ(snob)は、一般に俗物、またスノビズム(snobbism)は俗物根性と訳される。
多くの場合「知識・教養をひけらかす見栄張りの気取り屋」「上位の者に取り入り、下の者を見下す嫌味な人物」「紳士気取りの俗物」といった意味で使われる。
語源
元々イギリスの学生の間で使われていた隠語であった。語源については諸説あるが、次の2つが代表的なものである。
- ラテン語説
- sine nobilitate(貴族階級でない者=平民、賎(しず))の短縮形。
- 靴屋説
- 18世紀初期のケンブリッジ大学において、「大学内に出入りする大学とは関係のない人々」を指す学生たちの隠語として「靴屋(snob)」が使われており、これが語源であるとする説。
オックスフォード英語辞典は靴屋説を採用している。また同書によると、元々は身分の貴賎とは無関係に使われていたが、19世紀頃から現在のような「賎の者のくせに、貴族の真似事をする」という意味に変化していったとしている。ちなみに、スコットランドでは現在もsnob は「靴屋」のことである。
サッカレーが1848年に"The Book of Snobs"(邦訳:筑摩書房『世界文学大系』40所収「いぎりす俗物誌」)を著したことから流行語になり、広く知られるようになった。1866年にはフランスの隠語辞典にも収録されたという。
マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』には、社交界のサロンに集まる人々の俗物ぶりが辛辣に描かれている。
スノッブ効果
経済学、マーケティングなどで使われる用語で、他者の消費が増えるほど需要が減少する現象(他人が持っているものと同じものはほしくない)を指す。
アメリカの理論経済学者ハーヴェイ・ライベンシュタインが1950年の論文「消費者需要理論におけるバンドワゴン効果、スノッブ効果、及びヴェブレン効果」で提唱したものである。(バンドワゴン効果の項を参照)