20,583
回編集
m (当該でないので太字解除) |
(セロトニンとノルアドレナリンの化学構造は、SNRIを代表的に示す参考画像ではない) |
||
{{redirect|SNRI|ガンダムシリーズの架空の組織|サナリィ}}
'''セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬'''(
▲'''セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬'''(セロトニン・ノルアドレナリンさいとりこみそがいやく、{{lang-en|Serotonin & Norepinephrine Reuptake Inhibitors; '''SNRI'''}}<ref>日本語における「[[ノルアドレナリン]]」(またはドイツ語の"Noradrenalin")と英語における"norepinephrine"(ノルエピネフリン)の名称の相違については、[[アドレナリン#エピネフリンという名称]]を参照のこと。</ref>)は、[[抗うつ薬]]の一種。主に[[大うつ病]]や[[気分障害]]の治療に処方される。[[不安障害]]、[[強迫性障害]]、[[ADHD]]などでも処方されることがある。
日本で販売されるミルナシプラン、デュロキセチン、ベンラファキシンの、精神障害での適応は[[うつ病]]である。いずれも薬事法における劇薬である。
日本うつ病学会のうつ病の[[診療ガイドライン]]は、有効性に関する様々な報告を併せて解釈すると、有効性と忍容性において、SSRI、SNRI、ミルタザピンを含む新しい抗うつ薬に優劣はつけられないとしている<ref>{{Cite report|title=日本うつ病学会治療ガイドライン |author=日本うつ病学会 |authorlink=日本うつ病学会 |coauthor=気分障害のガイドライン作成委員会|url=http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/mood_disorder/img/120726.pdf |format=pdf |edition=2012 Ver.1|date=2012-07-26|page=28-30}}</ref>。2013年には18歳未満で効果が確認できなかった海外での研究についての情報が、使用上の注意に記載されている。
== 薬剤
[[画像:Synapse of adrenergic neuron.svg|right|250px|thumb|ノルアドレナリン神経におけるSNRIの作用機序。]]
*[[デュロキセチン]](サインバルタ)、適応は、うつ病・うつ状態に加え、糖尿病性神経障害に伴う、あるいは線維筋痛症に伴う疼痛である。
;海外
== 有効性 ==
日本うつ病学会のうつ病の[[診療ガイドライン]]は、有効性に関する様々な報告を併せて解釈すると、有効性と忍容性において、SSRI、SNRI、ミルタザピンを含む新しい抗うつ薬に優劣はつけられないとしている<ref>{{Cite report|title=日本うつ病学会治療ガイドライン |author=日本うつ病学会 |authorlink=日本うつ病学会 |coauthor=気分障害のガイドライン作成委員会|url=http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/mood_disorder/img/120726.pdf |format=pdf |edition=2012 Ver.1|date=2012-07-26|page=28-30}}</ref>。
▲*[[ミルナシプラン]]([[トレドミン]])
2013年、日本の[[厚生労働省]]は、[[大うつ病性障害]]に対し、18歳未満に投与しても効果を確認できなかったとして、添付文書を改訂し医師に慎重な投与を求めるよう[[日本製薬団体連合会]]に要請した。対象は「トレドミン」「サインバルタ」、他は[[SSRI]]が4製品、[[NaSSA]]が2製品の計8製品である<ref name="">「[http://jp.wsj.com/article/JJ11997891205565913637118548438832743842789.html
▲*[[ヴェンラファキシン]]([[エフェクサー]])(日本では開発中止)
▲*[[ネファゾドン]]([[サーゾーン]])
▲2013年、日本の[[厚生労働省]]は、[[大うつ病性障害]]に対し、18歳未満に投与しても効果を確認できなかったとして、添付文書を改訂し医師に慎重な投与を求めるよう[[日本製薬団体連合会]]に要請した。対象は「トレドミン」「サインバルタ」、他は[[SSRI]]が4製品、[[NaSSA]]が2製品の計8製品である<ref>「[http://jp.wsj.com/article/JJ11997891205565913637118548438832743842789.html 18歳未満「効果確認できず」=抗うつ剤の注意改訂要請—厚労省]」The Wall Street Journal 日本語版(時事通信社配信)2013年3月29日。</ref><ref>「[http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002ygw3.html SSRIなど抗うつ薬6種類の「使用上の注意」改訂を要請]」厚生労働省2013年3月29日。</ref>。
{{Seealso|抗うつ薬#議論}}
==
{{reflist}}
|
回編集