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'''マイクロメートル'''(記号'''µm''')は、[[国際単位系]](SI)の[[長さ]]の[[単位]]である。μm, um書かれともある。漢字では'''粆'''と表記されることもある。
'''マイクロメートル'''(記号'''µm''')は、[[国際単位系]](SI)の[[長さ]]の[[単位]]である。Unicodeが普及する前は「{{lang|el|μm}}」入力すのが面倒だいうのでコンピュータで入力する時に似た形の「{{lang|en|um}}」で代用する者いたが、現在では{{lang|hu|μ}}の入力に困難はなく、正しい表記法ではないので避けるべきである。漢字では'''粆'''と表記されることもある。


マイクロメートルは[[メートル]]に[[SI接頭辞]]の[[マイクロ]]をつけたものであり、1マイクロメートルは10<sup>-6</sup>[[メートル]](m)に等しい。よって、0.001[[ミリメートル]]、1000[[ナノメートル]]となる。
マイクロメートルは[[メートル]]に[[SI接頭辞]]の[[マイクロ]]をつけたものであり、1マイクロメートルは10<sup>-6</sup>[[メートル]](m)に等しい。よって、0.001[[ミリメートル]]、1000[[ナノメートル]]となる。

2015年7月24日 (金) 11:12時点における版

マイクロメートル(micrometer)
記号 µm
国際単位系(接頭辞をつけた基本単位)
長さ
定義 10-6 m
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マイクロメートル(記号µm)は、国際単位系(SI)の長さ単位である。Unicodeが普及する前は「μm」と入力するのが面倒だというのでコンピュータで入力する時に似た形の「um」で代用する者もいたが、現在ではμの入力に困難はなく、正しい表記法ではないので避けるべきである。漢字ではと表記されることもある。

マイクロメートルはメートルSI接頭辞マイクロをつけたものであり、1マイクロメートルは10-6メートル(m)に等しい。よって、0.001ミリメートル、1000ナノメートルとなる。

マイクロメートルは赤外線波長程度の長さである。

ナノメートルマイクロメートルミリメートル

ミクロン

以前は同じ長さのミクロン(micron, 記号:µ)という単位が使われていた(これにはマイクロメータと混同を避けるためという意味もあった)。 これは1879年の国際度量衡総会(CGPM)で承認されたものであったが、1967年の国際度量衡総会で廃止された。ミクロンはSI併用単位にも含まれておらず、10-6 mを表すにはマイクロメートルを使うのが望ましい。

日本の計量法では、その附則第3条第2項及び附則別表第2により暫定的に使用することができたが、1997年10月1日からは使用が禁じられている[1][2][3]

現在ではマイクロメートルの使用がほぼ定着してきたといえるが、公共放送の番組や独立行政法人の刊行物等でもまれにミクロンの表現・表記がなされていることがあるほか、古い文献では当然のことながら頻出する。さらにミクロンの千分の1の意味でミリミクロン(記号:mμ)という単位が使われ(つまり1mμ=1nm)、しかも前後が倒置して(誤植で)μmとなっている(μの千分の1をμmと表記してしまっている。)例があるなど注意が必要である。

引用

  1. ^ [1] 計量法附則第3条第2項、附則別表第2
  2. ^ [2] 計量法附則第三条の計量単位等を定める政令 第2号、別表第2 項番1 
  3. ^ [3] 計量法附則第三条の計量単位の記号等を定める規則 別表(長さの欄 ミクロン、ミリミクロン)

関連項目