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== 概要 ==
3路線9系統(A
その正式名称と、過去に地下のみを走行する路線も存在したことから「地下鉄」に一応分類される。しかし日本などの多くの地下鉄、あるいはドイツでも[[ミュンヘン地下鉄]]や[[ベルリン地下鉄]]などとは異なり、[[路面電車]]を高規格化する形で構築された。
この方式は、後に[[西ドイツ]]各地に広まり、[[シュタットバーン]] ({{Lang|de|Stadtbahn}}) と呼ばれるようになる<ref>[[シュタットバーン]]は北米に伝わり、その路線は英語圏で[[ライトレール]]と呼ばれる。</ref>。現在、地下を走るのは都心部のみで、郊外では路面電車、または通常の高速鉄道となり、全区間で地下を走行する系統はない。
駅数は85で、このうち27駅が地下駅で58駅が地上駅。地上駅の中には[[併用軌道]]上の[[停留所]]も含まれる。
== 路線 ==
[[ファイル:Karte U-Bahn Frankfurt.png|thumb|250px|路線図]]
[[第二次世界大戦]]後の復興が進む中で、従来の路面電車網での輸送に限界が見えだした。そのため、新たな交通網整備の計画が建てられた。これに基き、1963年に着工され、1968年10月4日、現在のU1系統の一部、ハウプトヴァッヘ
; A線を走行するもの
* U1系統
* U2系統
* U3系統
* U8系統
* U9系統
フランクフルト南駅を起点に、市街中心地を地下線で北上、ドルンブッシュから道路中央の専用軌道を走行する。
ヘッデルンハイムから高速鉄道となり同時にU2系統を分岐、次のツァイルヴェークでU3系統を分岐する。U1系統は終点のギンハイムまでフランクフルト市内だが、U2、U3系統は田園地帯を走行し、他の自治体に入る。U2系の統点バートホンブルク/ゴンツェンハイムはゴンツェンハイム
なおU3系統はドイツ鉄道と接続するオーバーウルゼル駅から再び道路中央の専用軌道となり、末端区間には単線部分も存在する。
なお、2010年にU3系統のニーダーウルゼルとU2系統のカールバッハを結ぶ新線(地上線)が開業した。これに伴い、新たにU3系統から分岐する形でU8系統が、またU1系統のギンハイムからこの新線を経由してU2系統のニーダーエシュバッハを結ぶU9系統が新設された。
; B線を走行するもの
* U4系統
* U5系統
U4系統は市街西部のボッケンハイマー・ヴァルテを起点に、フランクフルト中央駅前、コンスター
U5系統は、U4系統とフランクフルト中央駅
なお、ボッケンハイマー・ヴァルテ
将来は、ボッケンハイマー・ヴァルテから北へ伸ばし、ギンハイムでU1系統と接続する予定である。
車庫はU4系統のゼックバッハーラント通り附近に東車庫がある。またU5系統のエッケンハイマーラント通り附近にも車庫が存在し、こちらはU1
; C線を走行するもの
* U6系統
* U7系統
U6・U7系統は市の西側、それぞれヘール通りとハウゼンを起点とする。両系統が合流するインドゥストリーホーフまでは道路中央の専用軌道を走行、その先は地下鉄となり中心市街を横断する。市街東部の動物園で再度分岐しU6線は、次のフランクフルト東駅で終点となる。一方U7系統はヨハンナ・テッシュ広場から再び地上の専用軌道もしくはセンターリザベーションとなり、市内東部のエンクハイムを終点とする。なお、途中、ハウプトヴァッヘ
; D線を走行するもの
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*
車庫は先述の東車庫のほか、ヘール通りの近くにこれら地下鉄の中央工場を備える。
路面電車然とした形態が特徴だが、Ptb型を除きステップレスで、2車体連接、2,650mmの幅広な車体が特徴である。なお、工場入場時は、いずれの車種も路面電車の線路を自力回送することがある。
; U1型: 地下鉄車輌の試作的位置づけとして、[[DUEWAG|デュワグ]]社で1965年に2編成が製造された。曲面ガラスを持つ3枚窓の前面が特徴。当初は1001・1002であったが、68年に301・302に改番されている。当初はかつての市電同様クリームに紫帯であったが、後にU2型同様に赤・白の塗り分けとなった。76年に使用停止、運用にいたることはなかった。1編成は復元のうえ市電博物館に保存されている。
; U2型: 1968年から85年までデュワグ社で計102編成製造された。量産型で、いまなお、U4とU7系統で使用されている。なお、U6路線でも、先行廃止されたPtb車輛による車輛不足を補うために、3車輛貸し出しされていたときがあった。2枚窓の前面が特徴で、常時2
; U3型: 1979年から製造された。U2型と異なり、前面は大きな一枚ガラスで、前方の扉と客室窓が入れ替わっている。出力も若干アップしているが、27編成が製造されたのみ。U4系統で使用されている。かつてはオレンジ・ベージュ・アイボリーのカラーリングであったが、現在は全車がスバルビスタブルー塗装となっている。
; U4型: 1994年から量産されたもので、傾斜した前面、角ばった車体にプラグドアを装備しているのが特徴。インバータ制御の交流モーター車でもある。39編成存在し、U1
; U5型: U2型置き換えを目的に、2008年から増備が始まった。ボンバルディア製の“[[フレキシティ・スウィフト]]”で、当市標準の2車体連接・高床を踏襲している。また、初の冷房車でもある。今後146編成が製造される予定であり、更にU3型の置き換えも検討されている。この形式はU5-25とU5-50の二つに分けられており、ハイフンのあとの数字がメートルを示す。つまり、U5-25は2車体連接者、U5-50は4車体連接者となっている。U5-50の場合、中央の連接部分に、仮運転台が設けられている。これは、工場に入線するときに、分割させて入線させることを可能にさせるためとなっている(実際、使われたことは、ほとんどない。連結器の掃除のときのみ、切り離されるが、運転台はその場合は使われない。)。2012年現在、U5-25は603
; Ptb型: 1972年から製造された3車体連接の路面電車P型を、高床・低床双方に対応可能な可動ステップ付きとし(Pt型)、更に地下鉄規格に対応するようにステップ部分を張り出させたもの。bは、Breit(幅広い)を意味しており、Ptにステップが付け足されたことを示している。58編成が存在し、2
== 脚注 ==
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