「標準時」の版間の差分

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標準時で用いる時刻は、現在は[[協定世界時]] (UTC) との差が1時間もしくは30分単位になる経度の地点の時刻を用いることが多い。その経度の選定は、国や地域が広がる経度の範囲の中心や、人口密度、都市の位置、その標準時が使われる地域間の時差などが考慮される。<!--[[協定世界時]] (UTC) との差が1時間もしくは30分単位になる地点の時刻を用いる。-->
 
共通の標準時を使う地域全体を「'''[[時間帯_(標準時)|標準時間帯]]'''」、「'''[[時間帯_(標準時)|時間帯]]'''」、「'''[[時間帯_(標準時)|等時帯]]'''」、「[[時刻帯]]」または「'''タイムゾーン(time zone)'''」といい、その地域の標準時を示す際にはUTCとの差で示すことが多い。また国によって[[夏時間]]が使われる
 
[[Image:Standard time zones of the world.png|thumb|320px|[[時間帯_(標準時)|標準時間帯]]]]
[[1884年]]の[[国際子午線会議]]{{enlink|International Meridian Conference}}において、[[グリニッジ子午線]]が[[本初子午線]]として国際的に採用され、従って[[グリニッジ平均時]]が世界の各地域の時計を合わせる時刻の基準の地位を獲得した。<!--グリニッジが選ばれた理由は、1884年当時に世界で使われていた[[海図]]および[[地図]]の約2/3がすでに[[グリニッジ子午線]]を[[本初子午線]]として採用していたためである。-->
 
この会議では[[サンドフォード・フレミング]]卿が時刻帯の仕組みを提案したが、本初子午線を決定するという会議の目的から外れるという理由で採用は見送られた。しかし、結局実際には[[1929年]]までには主要な国のほとんど時刻帯採用されることとなった。
 
また、[[1918年]]には、当時は大洋を航行する艦船においては([[経度]]測定用の[[クロノメーター]]とは別に)日常使用する時刻を毎日[[正午]]に船の位置する(と考えられる)子午線の地方時に合わせていたが、イギリスの通商部においてこの慣習を改めて海上においても、陸上において当時の多くの国が採用している標準時と同様な時刻系を採用することの可否について関係者の詳細な意見を集めた<ref>{{Cite journal|和書|date=1918-11 |year=1918 |editor=[[日本天文学会]] |title=雑報 海上にて万国共通標準時採用の議 |journal=天文月報 |volume=11 |issue=8 |page=131 |publisher=日本天文学会 |location=[[東京市]] |issn=0374-2466 |id={{NCID|AN00154555}}、{{NDLJP|3303979}} |url= http://www.asj.or.jp/geppou/archive_open/1918/pdf/191811.pdf |format=PDF |accessdate=2014-01-12}}</ref>。
===協定世界時===
{{main|協定世界時}}
<!-- [[1928年]]に、それまで用いられていた[[グリニッジ標準時|グリニッジ平均時]]よりも、位置によらない国際的な基準時刻を表すための正確な用語として[[世界時]] (Universal Time) という語が国際的に採用された。--><!--これは、GMTという語が[[正午]]を起点とする天文学的な「日」と深夜を起点とする市民向けの「日」のどちらを指す場合もあるためである。--><!-- しかし現在でも、国際的な基準時刻である[[世界時]] (UTC) を指す際に、[[グリニッジ平均時]]という言葉は依然として広く用いられている。-->
その後、現行の[[協定世界時]] (UTC) が実施された翌年の、[[1973年]]に[[シドニー]]で開催された[[国際天文学連合]] (IAU) 第15回総会において、第4委員会([[暦]])と第31委員会(時)の共同決議第1号(1973年8月採択25)で、[[国際単位系|SI]][[秒]]に基づく単一の世界的に協調された時計の[[時間]]が望まれること、協定世界時 (UTC) からSI秒に基づく[[国際原子時]] (TAI) を得ることが一般的に可能であること、および、UTC([[標準電波]])が[[航法]]や[[測量]]で必要とされる[[正確度と精度|精度]]の平均太陽時を直接的に提供することを考慮し、すべての国の標準時の通報のための基礎として、UTC を採用することが勧告された<ref>{{cite conference|author=IAU |authorlink=国際天文学連合 |date=1973-08 |year=1973 |title=ⅩⅤth General Assembly, Sydney, Australia, 1973 / ⅩⅤe Assemblee Generale, Sydney, Australie, 1973 |conference=IAU General Assembly |conferenceurl=http://www.iau.org/administration/meetings/ | publisher=The International Astronomical Union |location=[[パリ|Paris]] |url= http://www.iau.org/static/resolutions/IAU1973_French.pdf |format=pdf |accessdate=2014-01-17 |language=[[英語]]/[[フランス語]] |page=20}}</ref>。
さらに、[[1975年]]の第15回[[国際度量衡総会]]では、「協定世界時」(UTC) と称される時系が、極めて広く使用されていること、その時系が多くの場合、[[時報|報時]]発信局によって放送されていること、かつ、その放送が利用者に対して、同時に標準周波数、国際原子時及び近似的な一つの[[世界時]](又は平均太陽時としてもよい)を提供していることを考慮し、この協定世界時が、多くの国で法定常用時の基礎となっていることを確認し、この使用が十分に推奨に値するものであると評価することが決議された<ref>{{Citation|和書|author=BIPM |author-link=国際度量衡局 |year=2006 |date=2006-06 |others=訳・監修 (独)[[産業技術総合研究所]] 計量標準総合センター |title=国際文書第8版 (2006) 国際単位系(SI) 日本語版 |edition=8 |place=[[茨城県]][[つくば市]] |publisher=(独)産業技術総合研究所 計量標準総合センター |id=原書コード:ISBN 92-822-2213-6 |url= https://www.nmij.jp/library/units/si/R8/SI8J.pdf |format=pdf |accessdate=2014-01-30 |page=70 |at=付録1}}</ref><ref>{{Cite web |url=http://www.bipm.org/en/CGPM/db/15/5/ |title=BIPM - Resolution 5 of the 15th CGPM |accessdate=2014-01-30 |author=BIPM |authorlink=国際度量衡局 |date=1975 |year=1975 |format=html |work=Resolutions of the CGPM: 15th meeting |publisher=BIPM |language=[[英語]]}}</ref>。
<!-- 「協定世界時」についての詳説は、「協定世界時」の稿の方へ書くべき。-->
 
<!--なお、経度によらない国際的な基準時刻の意味でグリニッジ平均時 (GMT) や世界時 (UT) などの用語が用いられるが、これについて[[1976年]]に[[グルノーブル]]で開催された国際天文学連合 (IAU) 第16回総会において、第4委員会(暦)及び第31委員会(時)の共同決議第1号で、GMT と UT の使用に関する明確化の望ましさを考慮し、GMT と UT は[[時刻]]の最大[[正確度と精度|精度]]が[[整数]]秒である[[法令]]、[[通信]]、[[民生用]]その他の目的では UTC の意味で使用されること、また、GMT と UT は[[天測航法]]及び[[測量]]における[[暦]]の独立引数としては世界時の UT1 の意味で引き続き使用されることを指摘した。これらを踏まえて、UT0、UT1、UT2 および UTC の区別が必要ない場合には、それらの代わりに UT が使用され得ることを認める一方で、GMT は適切な名称に置き換えられることが強調される。以上の諸点を確認した上で、曖昧さのない表記 UT0、UT1、UT2 および UTC は、それらを区別する必要がある全ての科学刊行物において使用されるよう勧告された<ref>{{Cite journal|和書|author=飯島重孝 |date=1977-03-15 |year=1977 |title=IAU第16回総会に出席して |journal=日本時計学会誌 |issue=80 |pages=51-58 |publisher=日本時計学会 |location=[[東京都]] |issn=0029-0416 |naid=110002777551 |id={{NCID|AN00195723}} |accessdate=2014-01-26}}{{オープンアクセス}}</ref><ref>{{cite conference|author=IAU |authorlink=国際天文学連合 |date=1976 |year=1976 |title=ⅩⅥth General Assembly, Grenoble, France, 1976 / ⅩⅥe Assemblee Generale, Grenoble, France, 1976 |conference=IAU General Assembly |conferenceurl=http://www.iau.org/administration/meetings/ | publisher=The International Astronomical Union |location=[[パリ|Paris]] |url= http://www.iau.org/static/resolutions/IAU1976_French.pdf |format=pdf |accessdate=2014-01-17 |language=[[英語]]/[[フランス語]] |page=27}}</ref>。-->
<!-- [[1928年]]に、それまで用いられていた[[グリニッジ標準時|グリニッジ平均時]]よりも、位置によらない国際的な基準時刻を表すための正確な用語として[[世界時]] (Universal Time) という語が国際的に採用された。--><!--これは、GMTという語が[[正午]]を起点とする天文学的な「日」と深夜を起点とする市民向けの「日」のどちらを指す場合もあるためである。--><!-- しかし現在でも、国際的な基準時刻である[[世界時]] (UTC) を指す際に、[[グリニッジ平均時]]という言葉は依然として広く用いられている。-->
 
=== 北米・ニュージーランド ===
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