「裾の重い分布」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
66行目: 66行目:
==脚注==
==脚注==
<references/>
<references/>
{{デフォルトソート:すそのおもいふんふ}}

[[Category:確率分布]]
[[Category:確率分布]]
[[Category:保険数理]]
[[Category:保険数理]]
[[Category:リスク]]
[[Category:リスク]]
[[Category:数学に関する記事]]

2014年11月16日 (日) 18:51時点における版

裾の重い分布あるいはヘヴィーテイルとは、確率分布の裾がガウス分布のように指数関数的には減衰せず[1]、それよりも緩やかに減衰する分布の総称。 また類似の用語に、ファットテイル、裾の厚い分布、ロングテール、劣指数的(subexponential)などがある。

定義

ヘヴィーテイル

本記事冒頭部に日本語で記載されている定義を数学的に表すと以下のようになる。

確率変数 X の累積確率分布関数 F

と書いたとき、以下を満たす確率分布は(右)裾の重い分布(ヘヴィーテイル)である。

ファットテール

裾の分布がべき乗則にしたがって減衰する分布をファットテールと呼ぶことが多い。
詳細はen:Fat-tailed distributionを参照のこと。

ロングテール

確率変数 X がすべての t > 0 について以下を満たす確率分布はロングテールである。

これは累積確率分布関数を F として以下と同じである。

簡単にいえば、x → ∞ ではほとんど減衰しない裾を持つ分布である。

ヘヴィーテイル分布の例

片側ヘヴィーテイル

両側ヘヴィーテイル

裾指数の推定

最尤法(MLE)を用いて裾指数を推定することができる。代表的な裾指数の推定方法には次の推定法がある。

  • Pickands tail-index
  • Hill tail-index

ソフトウェア

関連項目

脚注

  1. ^ doi:10.1007/0-387-21525-5_10
    これはおそらく他の言語版からコピーされた出典です。日本語版では副テンプレートはまだ作成されていません。テンプレートページを開いて該当言語版からコピーする必要があります。通常英語版ページ
  2. ^ John P. Nolan (2009年). “Stable Distributions: Models for Heavy Tailed Data” (PDF). 2009年2月21日閲覧。
  3. ^ Stephen Lihn (2009年). “Skew Lognormal Cascade Distribution”. 2014年4月3日閲覧。
  4. ^ doi:10.1023/A:1010012224103
    これはおそらく他の言語版からコピーされた出典です。日本語版では副テンプレートはまだ作成されていません。テンプレートページを開いて該当言語版からコピーする必要があります。通常英語版ページ