「ジャネーの法則」の版間の差分

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'''ジャネーの法則'''(ジャネーのほうそく)は、[[19世紀]]の[[フランス]]の[[哲学者]]・[[ポール・ジャネ]]が発案し、甥の[[心理学者]]・[[ピエール・ジャネ]]が著作で紹介した[[法則]]。主観的に記憶される年月の長さ年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を[[心理学]]的に解明した。
'''ジャネーの法則'''(ジャネーのほうそく)は、[[19世紀]]の[[フランス]]の[[哲学者]]・[[ポール・ジャネ]]が発案し、甥の[[心理学者]]・[[ピエール・ジャネ]]が著作で紹介した[[法則]]。主観的に記憶される年月の長さです。同じ1年も、年少者には長く、年長者には短く感じるという現象を心理的・数学的に解明しました。


例えば、50歳の人にとって1年の長さは人生の50分の1です。5歳の人間にとっては5分の1に相当します。数学的には50歳:5歳=10:1という事になります。よって、50歳の人にとっての10年間は5歳の人にとっての1年間に当たります。同様に50歳の人の10は5歳の人の1日に当たります。同じ一日が10倍も違うのです。だから、同じ1年も5歳にっては長く、50歳とってはアッという間のです。年々1年が短く感じのは気のせいではないのです
簡単に言えば[[生涯]]のある時期における[[時間]]の[[心理]]的長さは年齢の[[逆数]]に[[比例]]する(年齢に反比例する)。
これで、お年寄りが日向ぼっこしているうちに1年が過ぎる感覚も理解できます。

例えば、50歳の人にとって1年の長さは人生の50分の1ほどあるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当す。よって、50歳の人にとっての10年間は5歳の人にとっての1年間に当たり、5歳の人1が50歳の人10日に当たることになる。

2013年11月19日 (火) 20:31時点における版

ジャネーの法則(ジャネーのほうそく)は、19世紀フランス哲学者ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者ピエール・ジャネが著作で紹介した法則。主観的に記憶される年月の長さです。同じ1年も、年少者には長く、年長者には短く感じるという現象を心理的・数学的に解明しました。

例えば、50歳の人にとって1年の長さは人生の50分の1です。5歳の人間にとっては5分の1に相当します。数学的には50歳:5歳=10:1という事になります。よって、50歳の人にとっての10年間は5歳の人にとっての1年間に当たります。同様に50歳の人の10日は5歳の人の1日に当たります。同じ一日が10倍も違うのです。だから、同じ1年も5歳にとっては長く、50歳にとってはアッという間なのです。年々1年が短く感じるのは気のせいではないのです。 これで、お年寄りが日向ぼっこしているうちに1年が過ぎる感覚も理解できます。