「ひょうきん懺悔室」の版間の差分
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*『[[ドラえもん]]』の道具の中にこのひょうきん懺悔室をモチーフにした、「ざんげぼう」がある |
*『[[ドラえもん]]』の道具の中にこのひょうきん懺悔室をモチーフにした、「ざんげぼう」がある<ref>『ドラえもんプラス』第5巻</ref>。 |
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*『[[ビックリマン]]』第一弾のキャラに懺悔室を元ネタにした「水かける蔵!王」「お祈り神父」「男魔ザンゲ」がある。 |
*『[[ビックリマン]]』第一弾のキャラに懺悔室を元ネタにした「水かける蔵!王」「お祈り神父」「男魔ザンゲ」がある。 |
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*『[[Dr.スランプ]]』『[[進研ゼミ小学講座]]』『[[デュアルマガジン]]』などなどの懺悔室コーナーも、このひょうきん懺悔室をモチーフにしている。 |
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*『[[銀魂]]'』51話(252話) 最終回の内容が今までの罪(モザイク・下ネタ・パロディの連発など)を謝罪するというアニメオリジナルストーリーで一部ひょうきん懺悔室のネタが使われた。(しかし懺悔の途中で大量に嘔吐し、建物が破壊されるほどの反吐が降った) |
*『[[銀魂]]'』51話(252話) 最終回の内容が今までの罪(モザイク・下ネタ・パロディの連発など)を謝罪するというアニメオリジナルストーリーで一部ひょうきん懺悔室のネタが使われた。(しかし懺悔の途中で大量に嘔吐し、建物が破壊されるほどの反吐が降った) |
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[[Category:ひょうきん族|ひようきんさんけしつ]] |
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2013年3月10日 (日) 18:21時点における版
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ひょうきん懺悔室(ひょうきんざんげしつ)は、かつてフジテレビ系で放送されていたバラエティ番組『オレたちひょうきん族』のコーナーのひとつ。1983年秋より放送開始。
本コーナー誕生のきっかけ
いくらお笑い番組とはいえ、余りのNGの多さに業を煮やしたスタッフが発案して誕生したのがこのコーナーである。
『懺悔の部屋』という、六本木でナンパをする大阪の芸人が、その行為をビートたけし扮する神父に自ら告白して懺悔するという趣旨の企画(面白く無いという理由でボツ)がベースとなっている。NGを見せるという発想は、番組の初代プロデューサー・横澤彪が、映画『キャノンボール2』のエンドロールに流れていたNG集を見て思いついたものである。[要出典]
初期にはコーナーの冒頭で『ここは、番組の中でNGを出してしまった者たちが懺悔するところである』とのモノローグが読み上げられたが、後になくなった。
神父の衣装は最初は布製の衣装だったが、濡れて縮むなど管理が大変だったため、ゴム製に変更された。
概要
イエス・キリストのように十字架に張りつけにされた格好でブッチー武者扮する神様[1]が安置された懺悔室で、横澤が黒い衣装に身をまとった神父に扮し(横澤の降板後は2代目プロデューサーとなった三宅恵介が赤い衣装で立っていた)、出演者やスタッフなどが自分のNGを懺悔する。
神父が『罪深き、迷える子羊よ、入りなさい』とNGをした出演者を招じ入れ、『心ゆくまで懺悔ををなさい』と懺悔を促し、後『祈りなさい』と促し裁定に突入する。反省が足りないと神様が両手を交差させるように「バツ」のジェスチャーをして大量の水を浴びせられ(バケツ一杯分が通例であるが、抗議の声をあげるなど反省していないと見なされた場合二杯、三杯と連続してかけられることもあった。こうしたシーンでは水をかける係のADが悪ノリしてやっている姿も放映された)、逆に反省したと認められれば神様が微笑みながら頭の上で両手で「マル」のジェスチャーをし、天井から紙吹雪が降る。「マル」と見せかけて「バツ」を出したり(その逆パターンもあった)、「バツ」にもかかわらず水をかぶらないと思わせておいて時間差攻撃で水をかけるなどの変形パターン、ADが水をかけた後、とどめをさす形でNGをした出演者やスタッフめがけて空になったバケツを落とすパターン、「マル」を出したにもかかわらず、余計な一言を言ったため「バツ」になり水をかけられるパターンもあった。
この番組でNGを出した人すべてが懺悔室の対象であり、放送時間の関係でその中で面白いものだけが放送されたと後に明らかになる。一回の放送につき、三人ほどの懺悔の模様が放送された。「懺悔! 懺悔!」は当時流行語になり、後述通りパロディも多数登場した。ADが悪ノリして多くの水をかけるのは男性の出演者に対してがほとんどであり、概して女性の出演者には甘かった。なお神様の裁定時の判定における手の動きだが、「マル」のときはスローだったのに対し、「バツ」のときは逆に素早い動作だった。
懺悔室に送り込まれる対象は拡大して行き、出演者だけでなく、スタッフであっても容赦はしなかった。レギュラーが出演した全番組、プライベート、営業(後述の出張懺悔室)、当時のフジテレビ関係者全員、果てはフジテレビ乗り付けのタクシー運転手、間違えてテレビ朝日にスタッフ用の弁当を届けた仕出し店の配達員、収録中の客にまで広がり、「FNNスーパータイム」のメインキャスター・逸見政孝(当時フジテレビアナウンサー)やついには当時の編成局長であった日枝久(現・会長)が送り込まれた回もあった。もちろん神父や神様も、NGを出せば容赦なく懺悔室の対象となった。
時にはNGを誰一人も出さなかった、NGでも面白かったからOKにしたためNG無しという回もあり、その際は「今日は懺悔の無い良い一日でした」と言うナレーションの後、反省したと認められた際と同様に紙吹雪が降って、エンディングの流れとなった。一方、懺悔の神様に大量の水を掛けるパターンもあった。
判決時に使われていたBGMは、『宇宙刑事ギャバン』の「ギャバン変身(蒸着)」(作曲:渡辺宙明)。
通常はこの『ひょうきん懺悔室』が番組の最後のコーナーで、これが終わるとそのままエンディング曲、提供クレジットが出て番組が終わる、という流れであった。
番組終了後、当時の出演者たちが語るには「水ではなく、お湯(ぬるま湯)をかけること」が頻繁で「この件で次の仕事に支障を来たさないための配慮」であったとも語られていた。後に他のバラエティ番組がパロディで懺悔室を再現した際(後述)、島崎俊郎は「本物の水やないか! あの、あの、常識の無いひょうきん族でもぬるま湯やったわ!」と絶叫。島田紳助も『行列のできる法律相談所』で同様のことを言っている。しかし、中には本物の水(冷水)であったり、インクや粉をかけられることもあった。その上、被った際の貸衣装代は全て自腹で弁償もしくはクリーニングしなければならなかった。
その他の懺悔室
コーナーの発展バリエーション
- 出張懺悔室
- 視聴者から投稿を受け付け、懺悔室の神様と神父が街中や行楽地など(スキー場や、地方局のローカルバラエティ番組に行ったこともある)に出張し、投稿者から名指しされた素人に懺悔させた。なお、その時の神父は横澤ではなく、ブッチー武者の当時の相方だった水島びん。後にこれは、レギュラー陣が当時担当していた他の番組の収録現場でも行われるようになった。
- 公開懺悔
- 改編期恒例の特番にて、スタッフが気付かなかったNGを視聴者からの投稿で再検証し、容疑者を懺悔の部屋に送り込むもの。神様は特番中ずっと立ちっぱなしで両腕を広げたままであった。また、フジテレビの『ひょうきん族』以外の番組や他局の番組でも同様に放送した。
- 告げグチ懺悔室
- 1985年の年末スペシャルで告げグチ人が懺悔する人とその人の悪質な行状を告知し、懺悔をさせる。1985年の年末SPでは、前半:片岡鶴太郎→島田紳助→渡辺正行→紳助、後半:ラサール石井→紳助だった。
- FNS27時間テレビ!! みんな笑顔のひょうきん夢列島!!
- 2008年7月27日・28日に1日限定の復活。番組中に自らのネタが滑った芸人達(世界のナベアツ、ガレッジセール・ゴリ、髭男爵・ひぐち君、狩野英孝、クールポコ、アンタッチャブル・山崎弘也、アダモステ)や、多くの芸人の前で自らの芸で滑らせてしまったペナルティ・ワッキー、「ネプリーグ」のコーナーで終始ボケなかった「ひょうきんオールスターズ」の面々(片岡鶴太郎、山田邦子、大平サブロー、島崎俊郎)、この年のFNS企画である「爆笑!列島カーペット」でボケすぎた全国の女子アナを代表してなぜかそのコーナーの司会者である今田耕司、2009年1月定年と言っていたのに、役員待遇で2年延びたことが後で分かった神父役のフジテレビディレクター兼プロデューサー・三宅恵介が懺悔に訪れたものの、すべて「バツ」となり水を浴びた。
他の番組における懺悔室
- 100%キャイ〜ン! - チクリ忍者
- くりぃむナントカ - ナントカ大反省会
- FNS27時間テレビ!! みんな笑顔のひょうきん夢列島!!
- TVオバケてれもんじゃ - 神様役のブッチー武者が第1話にゲスト出演、この回のサブタイトルにもなった。劇中では主人公を裁き○を出すも、祭壇を乗っ取ったテレモンに判決を覆された。
- めちゃ×2イケてるッ! - 神様役のブッチー武者がゲスト出演、この回の「めちゃイケ懺悔室」になった。
- ヨハネの洗礼 - 2009年10月から2010年3月までTBS系で放送されたミニバラエティ番組。このコーナーをイメージしている。
- クイズ!ヘキサゴンII - 最下位のチーム全員による「お楽しみゲーム」であり、ゲーム開始前に上下ともジャージに着替えてからロシアンルーレット形式による水浴びゲームを行う。
- SMAP×SMAP - さんまが『玉様ビリヤード』に出演して敗北した際に罰ゲームとして用意され(この際のタイトルは『スマスマ懺悔室』で神父はSMAP全員が扮したが、神様は武者本人)大量の水を被ることになったが、1回目は直撃せず結果的に3回被る事になった。
- 爆笑問題のニッポンの教養 - 2010年放送。史上初めてNHKの番組で実施された。この放送回は発案者の一人でもある横澤彪がゲストで、横澤の自宅での番組収録であった。BGMで「ウキウキWatching」が流れるなど、NHKでは珍しい演出が見られたほか「自身が最も気に入っていたコーナー」として本コーナーを挙げ、横澤宅に神様ら往年のメンバーを招くという豪華な内容でだった(ちなみにこの時は個人宅ということもあって「マル」で番組終了)。この番組の収録から半年後、横澤は逝去し、生涯最後のテレビ出演となった。
パロディ
- 『ドラえもん』の道具の中にこのひょうきん懺悔室をモチーフにした、「ざんげぼう」がある[2]。
- 『ビックリマン』第一弾のキャラに懺悔室を元ネタにした「水かける蔵!王」「お祈り神父」「男魔ザンゲ」がある。
- 『週刊トロ・ステーション』1周年となる第54号[3]では自分の欲望に忠実で怠惰なクロを反省させるための「クロ懺悔室」が開かれた。その後も反省すべき行動があるため何度も開かれている。
- 『ジュエルペットサンシャイン』38話[4]Bパート全体がひょうきん懺悔室のパロディで構成され、懺悔の部屋のセットやBGM、さらには登場人物のテロップやカメラワークまで忠実に再現されている。
- 『銀魂'』51話(252話) 最終回の内容が今までの罪(モザイク・下ネタ・パロディの連発など)を謝罪するというアニメオリジナルストーリーで一部ひょうきん懺悔室のネタが使われた。(しかし懺悔の途中で大量に嘔吐し、建物が破壊されるほどの反吐が降った)
脚注
- ^ TVオバケてれもんじゃ第1話サブタイトルではザンゲの神様と表記された。
- ^ 『ドラえもんプラス』第5巻
- ^ 2010年11月13日配信
- ^ 2011年12月24日放送分