「E.M.U」の版間の差分

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== 概要 ==
== 概要 ==
「Entertainment Music Unit」の略で、[[有栖川ケイ]]原作による[[少女漫画]]「[[卒業M]]」の[[声優]]で構成するボーカルグループ。キャラクターソングとしてリリースした作品は『卒業M(M)』名義とされる。[[1995年]]に結成され、CDリリースの他、ライブ、イベント、ラジオのパーソナリティなど[[メディアミックス]]展開し、[[2000年]]の作品終了と同時に解散した。
「Entertainment Music Unit」の略で、[[有栖川ケイ]]原作による[[少女漫画]]「[[卒業M]]」の[[声優]]で構成するボーカルグループ。キャラクターソングとしてリリースした作品は『卒業M(M)』名義とされる。[[1995年]]に結成され、CDリリースの他、[[演奏会|ライブ]][[イベント]][[ラジオ]][[パーソナリティ]]など[[メディアミックス]]展開し、[[2000年]]の作品終了と同時に解散した。


「卒業M」のキャラクター5人がバンドを組むという初期設定があったため、1stライブでは各キャラクターが担当する楽器で演奏している。担当楽器は緑川がベース、置鮎・神奈がギター、石川がドラム、阪口がキーボード。なお、バンド内ではキャラクターと同様に置鮎が名目上リーダーとなっていたが、実際はバンド経験のある神奈がリードしていたようだ。しかしライブでのパフォーマンスは全てアテ振りで、実際に演奏はしていなかった事を後に明かしている
「卒業M」のキャラクター5人が[[バンド (音楽)|バンド]]を組むという初期設定があったため、1stライブでは各キャラクターが担当する[[楽器]]で演奏している。しかし、ライブでのパフォーマンスは全てアテ振りで、実際に演奏はしていなかった事を後に明かしている。担当楽器は緑川が[[ベース (弦楽器)|ベース]]、置鮎・神奈が[[ギター]]、石川が[[ドラムセット|ドラム]]、阪口が[[キーボード (楽器)|キーボード]]である。なお、バンド内ではキャラクターと同様に置鮎が名目上[[リーダー]]となっていたが、実際はバンド経験のある神奈がリードしていた。


初期のライブでは5人が[[アイドル]]のように振りつきで歌を披露していた。ダンスのレッスン後、メンバー達はファミレスでレッスン中に撮影した自分たちのダンスを見て、互いにアドバイスをしていたという。ちなみに、ダンスはジャニーズの指導も担当した人物による本格的なものだった<ref>[http://www.studiohoofin.com/instructor/kentaprofile.html Kenta Profil 経歴]</ref>。しかし、メンバーのレベルに合わせるため、振り付けが徐々に簡単になっていったと後にメンバーによって語られている。<ref>DVD『Thank you』座談会、コロムビアミュージックエンタテインメント</ref>
初期のライブでは5人が[[アイドル]]のように振りつきで歌を披露していた。[[ダンス]]のレッスン後、メンバー達は[[ファミレス]]でレッスン中に撮影した自分たちのダンスを見て、互いに[[アドバイス]]をしていたという。ちなみに、ダンスは[[ジャニーズ]]の指導も担当した人物による本格的なものだった<ref>[http://www.studiohoofin.com/instructor/kentaprofile.html Kenta Profil 経歴]</ref>。しかし、メンバーのレベルに合わせるため、振り付けが徐々に簡単になっていったと後にメンバーによって語られている。<ref>DVD『Thank you』座談会、コロムビアミュージックエンタテインメント</ref>


メンバー全員の所属事務所が[[青二プロダクション]]ということもあってか、メンバー同士の仲は良く、特に最年少の阪口はマスコット(おもちゃ?)としてメンバーに可愛がられた。また、グループ内では緑川が「ボケ大王」と呼ばれるほどボケ[[キャラ (コミュニケーション)|キャラ]]として活躍<ref>DVD『Thank you』<映像特典>「アニメックス倶楽部」、コロムビアミュージックエンタテインメント</ref>。グループ内の内輪ネタを数多く生み出した張本人でもある事等が、当時のラジオ番組や多数のインタビュー記事からも伺える。
メンバー全員の所属事務所が[[青二プロダクション]]ということもあってか、メンバー同士の仲は良く、特に最年少の阪口は[[マスコット]](おもちゃ?)としてメンバーに可愛がられた。また、グループ内では緑川が「ボケ大王」と呼ばれるほどボケ[[キャラ (コミュニケーション)|キャラ]]として活躍<ref>DVD『Thank you』<映像特典>「アニメックス倶楽部」、コロムビアミュージックエンタテインメント</ref>。グループ内の内輪ネタを数多く生み出した張本人でもある事等が、当時のラジオ番組や多数のインタビュー記事からも伺える。


解散後も緑川・神奈(林)は「零・不死鳥」、置鮎・石川は他の仲のいい声優と「Tea-Cups」というユニットを組んだり、個人のイベントにゲストとして招かれたりしているようである。
解散後も緑川・神奈(林)は「零・不死鳥」、置鮎・石川は他の仲のいい声優と「Tea-Cups」というユニットを組んだり、個人のイベントにゲストとして招かれたりしているようである。
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[[2008年]][[9月21日]]の[[神奈延年]]単独ライブツアー『NOBUTOSHI CANNA Live 2008 ~イケてる☆のぶキック!!~』東京公演にて、シークレットゲストとしてメンバー全員が登場した。解散後、5人全員が揃ってファンの前に立ったのはこれが初となった。
[[2008年]][[9月21日]]の[[神奈延年]]単独ライブツアー『NOBUTOSHI CANNA Live 2008 ~イケてる☆のぶキック!!~』東京公演にて、シークレットゲストとしてメンバー全員が登場した。解散後、5人全員が揃ってファンの前に立ったのはこれが初となった。


== [[シングル]] ==
== 作品 ==
=== CD ===
==== [[シングル]] ====
* 『僕たちの方程式(こたえ)~rule~』
* 『僕たちの方程式(こたえ)~rule~』
* 『Mountain』
* 『Mountain』
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** 『裸足のRainy Day』(志村未希麿)
** 『裸足のRainy Day』(志村未希麿)


== [[アルバム]] ==
==== [[アルバム]] ====
* 『Girl』
* 『Girl』
* 『=(イコール)』
* 『=(イコール)』
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* 『Song Collection』
* 『Song Collection』


== 映像 ==
=== 映像 ===
* 『First Live』
* 『First Live』
* 『Equal Live Tour』
* 『Equal Live Tour』
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* 『Thank You』
* 『Thank You』


== その他 ==
=== その他 ===
* E.M.U MEMORIAL COLLECTION PHOTO&ESSAY BOOK
* E.M.U MEMORIAL COLLECTION PHOTO&ESSAY BOOK
* E.M.U SONG BOOK(楽譜集)
* E.M.U SONG BOOK(楽譜集)

2013年2月16日 (土) 07:26時点における版

E.M.U
出身地 日本の旗 日本
ジャンル アニソン
活動期間 1995年 - 2000年
事務所  
メンバー 緑川光
林延年
置鮎龍太郎
石川英郎
阪口大助

E.M.U(えむ)は、緑川光神奈延年(当時は「林延年」)・置鮎龍太郎石川英郎阪口大助の5人による声優ユニット

概要

「Entertainment Music Unit」の略で、有栖川ケイ原作による少女漫画卒業M」の声優で構成するボーカルグループ。キャラクターソングとしてリリースした作品は『卒業M(M)』名義とされる。1995年に結成され、CDリリースの他、ライブイベントラジオパーソナリティなどメディアミックス展開し、2000年の作品終了と同時に解散した。

「卒業M」のキャラクター5人がバンドを組むという初期設定があったため、1stライブでは各キャラクターが担当する楽器で演奏している。しかし、ライブでのパフォーマンスは全てアテ振りで、実際に演奏はしていなかった事を後に明かしている。担当楽器は緑川がベース、置鮎・神奈がギター、石川がドラム、阪口がキーボードである。なお、バンド内ではキャラクターと同様に置鮎が名目上リーダーとなっていたが、実際はバンド経験のある神奈がリードしていた。

初期のライブでは5人がアイドルのように振りつきで歌を披露していた。ダンスのレッスン後、メンバー達はファミレスでレッスン中に撮影した自分たちのダンスを見て、互いにアドバイスをしていたという。ちなみに、ダンスはジャニーズの指導も担当した人物による本格的なものだった[1]。しかし、メンバーのレベルに合わせるため、振り付けが徐々に簡単になっていったと後にメンバーによって語られている。[2]

メンバー全員の所属事務所が青二プロダクションということもあってか、メンバー同士の仲は良く、特に最年少の阪口はマスコット(おもちゃ?)としてメンバーに可愛がられた。また、グループ内では緑川が「ボケ大王」と呼ばれるほどボケキャラとして活躍[3]。グループ内の内輪ネタを数多く生み出した張本人でもある事等が、当時のラジオ番組や多数のインタビュー記事からも伺える。

解散後も緑川・神奈(林)は「零・不死鳥」、置鮎・石川は他の仲のいい声優と「Tea-Cups」というユニットを組んだり、個人のイベントにゲストとして招かれたりしているようである。

2008年9月21日神奈延年単独ライブツアー『NOBUTOSHI CANNA Live 2008 ~イケてる☆のぶキック!!~』東京公演にて、シークレットゲストとしてメンバー全員が登場した。解散後、5人全員が揃ってファンの前に立ったのはこれが初となった。

作品

CD

シングル

  • 『僕たちの方程式(こたえ)~rule~』
  • 『Mountain』
  • 『PhantoM』
  • 『オレ達の卒業』(『夢の続きを探して』と両A面)

M名義

  • 『ハートは高気圧』
  • 『夢の続きを探して』(『オレ達の卒業』と両A面)
  • 卒業Mキャラクターズスペシャル
    • 『ラストダンス』
    • 『もっと遠くまで』(新井透吾)
    • 『Brilliant Future』(高城紫門)
    • 『Hey-Hey Bomb-Bomb』(中本翔)
    • 『損して得取れ』(加藤勇祐)
    • 『裸足のRainy Day』(志村未希麿)

アルバム

  • 『Girl』
  • 『=(イコール)』
  • 『Smile a Go Go!』
  • 『Equal Live Tour』
  • 『E.M.U THE REMIX』
  • 『E.M.U THE BEST』
  • 『オレ達の卒業』
  • 『E.M.U MEMORIAL BOX』

M名義

  • 『Love Song Collection』
  • 『Song Collection』

映像

  • 『First Live』
  • 『Equal Live Tour』
  • 『Tour Making Special』
  • 『Another Side of E.M.U』
  • 『オレ達の卒業式』
  • 『Thank You』

その他

  • E.M.U MEMORIAL COLLECTION PHOTO&ESSAY BOOK
  • E.M.U SONG BOOK(楽譜集)

脚注

  1. ^ Kenta Profil 経歴
  2. ^ DVD『Thank you』座談会、コロムビアミュージックエンタテインメント
  3. ^ DVD『Thank you』<映像特典>「アニメックス倶楽部」、コロムビアミュージックエンタテインメント