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2012年11月29日 (木) 13:38時点における版
野生絶滅 (Extinct in the Wild, EW) は、生物種(亜種以下の場合もある。以下同)の保全状況のひとつ。その種の生息・生育が飼育下のみでしか確認されない場合、もしくは元の生息・生育地とは違う地域で野生化したものしか確認されない場合に、その種は野生絶滅したとみなされる[1].
保全状況 (IUCNレッドリストカテゴリー) |
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絶滅 |
絶滅 (EX) 野生絶滅 (EW) |
絶滅危惧 |
絶滅寸前 (CR) 絶滅危惧 (EN) 危急 (VU) |
低リスク |
保全対策依存 (CD) 準絶滅危惧 (NT) 低危険種 (LC) |
その他 |
データ不足 (DD) 未評価 (NE) |
関連項目 レッドリスト 国際自然保護連合 絶滅危惧種 |
野生絶滅した種・亜種の例
下記に、IUCNレッドリストにおいて、野生絶滅とされた種の一部を挙げる。
- シフゾウ(19世紀に野生絶滅)
- シロオリックス(2000年に野生絶滅)
- チャバラホウカンチョウ(1988年に野生絶滅)
- ハワイガラス(2002年に野生絶滅)
- グアムクイナ(1980年に野生絶滅)
- ピンタゾウガメ - ガラパゴスゾウガメのピンタ島亜種。唯一の飼育個体はロンサム・ジョージと名付けられていが、2012年6月にロンサム・ジョージが死んでいるのが発見され、絶滅が確定した。(野生絶滅期間:1971年~2012年6月24日)
- クロスッポン(2002年に野生絶滅)
- ワイオミングヒキガエル (en) (1991年に野生絶滅)
- アメカ・スプレンデンス (en)
- レッドテールブラックシャーク(1996年に野生絶滅)
- ヒトコブラクダ(ただし多数の固体が家畜化されている)
- ソコロナゲキバト(1970年代に野生絶滅)(en)
再導入
詳細は「w:Reintroduction」を参照
種の再導入 (en) とは、一度野生で絶滅した種、もしくは絶滅の危機にある種を、飼育下で繁殖させて野生に帰す試みである。しかし、自然環境が復元されていた場合でも、繁殖方法を親から教われないために繁殖が出来ない場合もあり、野生絶滅となった種を再導入することは非常に困難である。また、もともとの遺伝的多様性を取りもどすことは不可能である場合もある。
脚注
- ^ IUCN, "2001 IUCN Red List Categories and Criteria: Version 3.1" p.14 http://www.iucnredlist.org/documents/redlist_cats_crit_en.pdf Last visited: 30 May 2010.