「ハナショウブ」の版間の差分

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== 伝統品種群の系統 ==
; 江戸系
: 江戸ではハナショウブの栽培が盛んで、江戸中期頃に初のハナショウブ園が葛飾切に開かれ、浮世絵にも描かれた名所となった。ここで特筆されるのは、旗本[[松平定朝]](菖翁)である。60年間にわたり300近い品種を作出し名著「花菖培養録」を残し、ハナショウブ栽培の歴史は菖翁以前と以後で区切られる。こうして江戸で完成された品種群が日本の栽培品種の基礎となった。
; 肥後系
: 肥後熊本藩主[[細川斉護]]が、藩士を菖翁のところに弟子入りさせ、門外不出を条件に譲り受けたもので、「[[肥後六花]]」の一つである。満月会によって現在まで栽培・改良が続けられている。菖翁との約束であった門外不出という会則を厳守してきたが、大正時代にこれを売りに出した会員がおり、瞬く間に中心的な存在となった。
: 伊勢松阪の紀州藩士[[吉井定五郎]]により独自に品種改良されたという品種群で、「伊勢三品<ref>菖蒲、菊、撫子</ref>」の一つである<ref>江戸の商人には[[三井高利]]に代表される伊勢出身者が多く互いの行き来も盛んであり、紀州藩士も参勤交代が頻繁であった。このことから、実際には江戸系の影響を受けたであろうことが有力視されている。</ref>。昭和27年(1952年)に「イセショウブ」の名称で三重県指定天然記念物となり、全国に知られるようになった。
; 長井古種
: [[山形県]][[長井市]]で栽培されてきた品種群である。同市のあやめ公園は明治43年(1910年)に開園し、市民の憩いの場であった。昭和37年(1962年)、来訪した中央の園芸家によって三系統いずれにも属さない品種群が確認され、長井古種と命名されたことから知られるようになった。江戸後期からの品種改良の影響を受けていない、少なくとも江戸中期以前の原種に近いものと評価されている。長井古種に属する品種のうち13品種は長井市指定天然記念物である。
と評価されている。長井古種に属する品種のうち13品種は長井市指定天然記念物である。
 
== 自治体の花 ==
* [[九華公園]](三重県桑名市)
* [[亀山公園]](三重県[[亀山市]])
* [[豊受大神宮]]([[伊勢神宮]]外宮)勾玉池(三重県[[伊勢市]]) - 約240種2,300株(2012年4月まで閉鎖中)
* [[二見しょうぶロマンの森]](三重県伊勢市)
* [[道の駅しんあさひ風車村]]新旭花菖蒲園([[滋賀県]][[高島市]]) - 約150種20万株
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