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2012年4月28日 (土) 18:26時点における版
渥美 格之進(あつみ かくのしん)は物語「水戸黄門」に登場する架空の人物。通称格さん。
概要
水戸光圀に共に仕える佐々木助三郎(助さん)とはまったく逆で、まじめで実直と言う設定である。八兵衛曰く『助平助さん、堅物格さん』。モデルは実在の水戸藩士・安積澹泊(通称、覚兵衛)。
ナショナル劇場版(現在ではパナソニックドラマシアター)の初期では妻に深雪(演:岩井友見)がいる。深雪は水戸藩家老の娘として第1部から登場しており、同最終回で格之進と結婚。第3部では息子の格之助が誕生した。深雪は第1~4部と第6部までの登場だが第7部以降も設定はそのまま残っている。キャストが伊吹吾郎に変更された第14部以降は独身に戻る。第43部最後の最終回スペシャルでは、安積厳兵衛(演:横内正)の娘深雪(演:藤谷美紀)と結婚して1男1女の父親となっている。
現在では格さんは女性に弱いというイメージが強いが、初期では女性に対して強く接したりもしている。 第1部で本人の口から生い立ちが語られている。旅に同行した当初から奔放な光圀に理解があった。第14部以降は母に幾度縁談を勧められる。
ドラマの乱闘シーンでは、助さんが剣で戦うのに対し格さんは主に柔術で戦う。彼が体得する関口流は、柔術、剣術、居合術も伝承するため、助さんには及ばないものの、実際には剣の腕も一流である。また、最後の決め台詞とともに印籠を取り出す役は主に格之進が担う。 また、水戸老公一行の道中の路銀(旅行費)を管理しているのも格之進である。
渥美格之進を演じた俳優
映画・テレビドラマ
- 大川橋蔵(映画『水戸黄門 東映』)
- 里見浩太朗(映画『水戸黄門 天下の副将軍 東映』1959年)
- 北大路欣也(映画『水戸黄門 助さん格さん大暴れ』1961年)
- 関真太郎(テレビドラマ『水戸黄門』1964~65年)
- 横内正(テレビドラマ『水戸黄門』1969~78年)
- 大和田伸也(テレビドラマ『水戸黄門』1978~83年、映画『水戸黄門』1978年)
- 目黒祐樹(役名は渥美格之丞、テレビドラマ『天下の副将軍水戸光圀 徳川御三家の激闘』1992年)
- 伊吹吾郎(テレビドラマ『水戸黄門』1983~2000年、テレビドラマ『水戸黄門外伝 かげろう忍法帖』1995年)
- 鷲尾真知子(役名は安積覚兵衛、NHK大河ドラマ『葵徳川三代』2000年)
- 山田純大(テレビドラマ『水戸黄門』2001~03年)
- 合田雅吏(テレビドラマ『水戸黄門』2003~10年)
- 的場浩司(テレビドラマ『水戸黄門』2010年~11年)
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