「六角数」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
ChuispastonBot (会話 | 投稿記録)
m r2.7.1) (ロボットによる 追加: sv:Hexagonala tal
Luckas-bot (会話 | 投稿記録)
m r2.7.1) (ロボットによる 追加: ta:அறுகோண எண்
70行目: 70行目:
[[sl:Šestkotniško število]]
[[sl:Šestkotniško število]]
[[sv:Hexagonala tal]]
[[sv:Hexagonala tal]]
[[ta:அறுகோண எண்]]
[[zh:六邊形數]]
[[zh:六邊形數]]

2011年12月26日 (月) 09:24時点における版

六角数(ろっかくすう、hexagonal number)とは多角数の一種で、正六角形の形に点を下図のように並べたとき、図に含まれる点の総数にあたる自然数である。六角数は無数にあり、そのなかでは1が最も小さい。4で割ると1余る整数を1から小さい順に足した数と定義してもよい。例:6(=1+5)、15(=1+5+9)、120(=1+5+9+13+17+21+25+29)

1 6 15 28
* **
* *
**
***
** *
* * *
** *
***
****
*** *
** * *
* * * *
** * *
*** *
****

n番目の六角数を Hn とすると上図より

H1 = 1 , Hn+1 = Hn + 4n + 1

が導かれる。よって六角数の式は


これは n = 1 のときも成り立つ。六角数を小さいものから順に列記すると

1, 6, 15, 28, 45, 66, 91, 120, 153, 190, 231, 276, 325, 378, 435, 496, 561, 630, 703, 780, 861, 946, …(オンライン整数列大辞典の数列 A384

となる。

n番目の六角数は2n-1番目(すなわち奇数番目)の三角数に等しい。ゆえに全ての六角数は三角数でもある。

また偶数完全数は全て奇数番目の三角数でもあるので、知られている完全数は全て六角数でもある。

六角数は1から順に奇数偶数が交互に現れる。また1以外の六角数は全て合成数である。

全ての自然数は高々6つの六角数ので表すことができる(→多角数定理)。 ただし1791よりも大きな自然数は4つの六角数の和で表すことができ、十分に大きい自然数は3つの六角数の和で表すことができる。6つの六角数が必要な数は1126の二つのみで次のような和の形で表される。11=1+1+1+1+1+6 、26=1+1+6+6+6+6

六角数の逆数総和

関連項目

外部リンク

  • Weisstein, Eric W. "Hexagonal Number". mathworld.wolfram.com (英語).