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2011年2月7日 (月) 06:36時点における版

さっぽろ芸術文化の館
情報
旧名称 北海道厚生年金会館
用途 宿泊施設多目的ホール
事業主体 札幌市
開館開所 1971年9月18日
所在地 060-0001
北海道札幌市中央区北1条西12丁目
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さっぽろ芸術文化の館(さっぽろげいじゅつぶんかのやかた)は、北海道札幌市中央区にある、札幌市の運営する多目的文化施設。

元々は北海道厚生年金会館(ほっかいどうこうせいねんきんかいかん、通称「ウェルシティ札幌」)と称する、厚生年金保険加入者の福祉増進を目的として社会保険庁が設置した厚生年金会館の一つであり、社会保険庁に関連する財団法人厚生年金事業振興団が運営していた。なお「札幌厚生年金会館」と呼ばれることもあったが、かつてから現在に至るまで正式な名称や呼称ではない。

概要

1971年9月18日にこけら落とし。ホテル、宴会場だけでなく、大ホールは2300席収容で北海道最大のホールを誇っている。

2005年に施設保有権が社会保険庁から独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構 (RFO) に移管され、他の厚生年金会館と同様に施設の民間への売却が検討されている。札幌市民会館が2007年3月で閉館[1]されたため、北海道では現時点で唯一残る大規模多目的ホールであり、施設存続への危機感が強く、官民挙げての施設存続運動が活発である。利用者団体による存続運動団体「北海道厚生年金会館存続を願う会」が札幌商工会議所と共同で市民活動プロジェクト「LIFE&LIVE Project」を立ち上げ、趣旨に賛同した著名アーティストの協力によりYahoo!オークションへの出品による募金活動等を行っている。また、札幌市でも市が主体となって施設売却の入札に参加し、施設の取得を目指すことを表明。これを受け、2008年8月からRFOが行っている入札公告では、入札の条件として「売却物件の引渡しの日から5年間、売却物件内のホールが提供して来た機能を維持・提供すること」を掲げていた。入札公告時にホール機能の存続を付帯条件とした事例は現時点で本施設のみとなっている。

このような動きを経て、11月13日に行われた入札の結果、建物部分は札幌市が約28億5000万円で、駐車場部分は札幌商工会議所が約6億円で落札し、譲受後はそれぞれの施設の運営を継承することを表明している。建物部分については、札幌市が2009年12月1日より「さっぽろ芸術文化の館」(略称「さっぽろ芸文館」)として運営を開始した。名称については、札幌市民ホールと併せて命名権を導入する予定としている[2]。宿泊施設部分については、「ホテルさっぽろ芸文館」の呼称を用いている。大ホールの命名権については札幌市に本社を置くインテリア・家具小売業大手のニトリが購入し、2010年4月からの6年契約で「ニトリ文化ホール」として営業を行っている。

これらと平行して、ホール改修工事(アスベスト除去工事)のため2008年7月から2009年2月までの約7ヶ月間ホールが休館となっている[3]

施設概要

脚注

  1. ^ 2008年12月13日、同館跡地に「札幌市民ホール」がオープンし発展的に生まれ変わった。
  2. ^ 北海道厚生年金会館の施設名称等について (PDF) - 札幌市公式サイト2009年7月13日付
  3. ^ このため、札幌での大規模会場のコンサートは当分の間zepp Sapporo札幌ドームで行うしかなかった。

外部リンク