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== 来歴 ==
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=== デビューまで ===
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シズラはセント・メアリー教区の熱心な[[ラスタファリズム|ラスタファリ運動家]]の両親の元に生まれ、両親のようにボボ・アシャンティ派に加わった。[[キングストン (ジャマイカ)|キングストン]]のオーガストタウンに引っ越したシズラはデュヌーン高校に通い[[機械工学]]の勉強をした。
シズラはセント・メアリー教区の熱心な[[ラスタファリ運動|ラスタファリ運動家]]の両親の元に生まれ、両親のようにボボ・アシャンティ派に加わった。[[キングストン (ジャマイカ)|キングストン]]のオーガストタウンに引っ越したシズラはデュヌーン高校に通い[[機械工学]]の勉強をした。


=== 音楽活動 ===
=== 音楽活動 ===

2010年11月26日 (金) 12:04時点における版

シズラ
2005年に撮影
基本情報
出生名 ミゲル・オーランド・コリンズ (Miguel Orlando Collins)
別名 シズラ・カロンジ (Sizzla Kalonji)
生誕 (1976-04-17) 1976年4月17日(48歳)
出身地 ジャマイカセント・メアリー教区
ジャンル レゲエルーツロックレゲエダンスホールレゲエ
職業 歌手ディージェイ
活動期間 1995年 -
レーベル Greensleeves、VP Records他
事務所 Kalonji Records

シズラ、またはシズラ・カロンジ(Sizzla、Sizzla Kalonji、本名:ミゲル・オーランド・コリンズ (Miguel Orlando Collins)、1976年4月17日 - )はジャマイカセント・メアリー教区出身のレゲエ歌手ディージェイ。非常に多作なことで知られる[1]

来歴

デビューまで

シズラはセント・メアリー教区の熱心なラスタファリ運動家の両親の元に生まれ、両親のようにボボ・アシャンティ派に加わった。キングストンのオーガストタウンに引っ越したシズラはデュヌーン高校に通い機械工学の勉強をした。

音楽活動

ライブ中のシズラ

シズラはケイヴマン・ハイファイというサウンドシステムでディージェイ見習いをしながら音楽のキャリアを積んでいった[2]

シズラはキャリアの最初期からメッセージ性の強い歌詞を歌っており、1995年にはザガロウ (Zagalou)・レーベルからレコードデビューし、デビューアルバムとなる『Burning Up』を発表する。シズラはその後ボビー・ディジタル・ディクソンの下で数曲のシングルを発表し[3]ルチアーノらアーティスト仲間とともに注目を集めていった。

同年、シズラはアーティスト仲間ジャーメイン・フェイガンの紹介でサクソフォーン奏者のディーン・フレーザーと、エクスターミネイター・レーベルの主宰者であるフィリップ・ファティス・バレルに出会った。シズラにとってこの出会いは大きなターニングポイントとなり、1997年には「Like Mountain」、「Babylon Cowboy」、「Kings of the Earth」や、ルチアーノとのコンビネーション曲「Build a Better World」をヒットさせ、『Praise Ye Jah』と『Black Woman & Child』と計3枚のアルバムを発表した[3]

1998年から1999年にかけては『Freedom Cry』や『Royal Son of Ethiopia』など12枚以上のアルバムを発表し、2年連続でMOBOアワードのベスト・インターナショナル・レゲエ・アーティスト部門にノミネートされた[3]。シズラ人気はアメリカ合衆国にも拡大し、ビルボード・トップ・レゲエ・アルバム・チャートに最高5位を記録した『Words of Truth』など、通算21枚のアルバムをチャートインさせている。

人物

歌詞への批判

シズラは宗教的理由から同性愛に批判的であるが、同性愛者への暴力を煽るかのようなその歌詞はしばしば批判・抗議の対象となっている。2004年にはイギリス公演が[4]、2007年にはカナダ公演が[5]、2008年にはスペイン公演が[6]、2009年にはドイツ公演が、同性愛者団体の抗議活動などによってそれぞれ中止されている[7]

ジャッジメント・ヤード

シズラはオーガスト・タウンのオーガスト・タウン・ロード42番地にジャッジメント・ヤードと呼ばれるコミュニティを作っている[8]。ジャッジメントヤードにはシズラの自宅と、スタジオ兼レーベルであるカロンジ・レコーズがある[9]

ディスコグラフィ

スタジオアルバム

タイトル 発売日 レーベル
Burning Up 5 September 1995 RAS
Black Woman & Child 16 September 1997 VP
Praise Ye Jah 21 October 1997 Xterminator
Strong, 2 1998 Star Trail
Freedom Cry 9 November 1998 VP
Good Ways 1999 VP
Royal Son of Ethiopia 22 June 1999 Greensleeves
Be I Strong 2 November 1999 VP
Liberate Yourself 1 February 2000 Reggae 1 Luv
Bobo Ashanti 31 August 2000 Greensleeves
Taking Over 19 June 2001 VP
Rastafari Teach I Everything 4 September 2001 Greensleeves
Black History 26 June 2001 Charm
Blaze Up the Chalwa 22 January 2002 Charm
Ghetto Revolution 24 September 2002 Greensleeves
Up in Fire 1 October 2002 2B1 II
Da Real Thing 19 November 2002 VP
Rise to the Occasion 30 September 2003 Greensleeves
Light of My World 22 April 2003 Jet Star
Bus Tour 20 September 2003
Red Alert 27 January 2004 Charm
Speak of Jah 24 February 2004 Bogalusa
Stay Focus 24 August 2004 VP
Life 12 October 2004 Greensleeves
Jah Knows Best 8 June 2004 RAS / Sanctuary
Brighter Day 8 March 2005 Kingston
Soul Deep 12 July 2005 Greensleeves
Burning Fire 29 March 2005 Penitentiary
Jah Protect 14 March 2006 Penitentiary
Ain't Gonna See Us Fall 4 April 2006 VP
Waterhouse Redemption 5 May 2006 Greensleeves
The Overstanding 17 October 2006 Koch Records
Children of Jah 3 April 2007 Rude Boy
Jah Bless Me with Life 2007 A-Town Records
I-Space 26 June 2007 Greensleeves
Rastafari 4 March 2008 Penitentiary
Addicted 30 May 2008 LGN Entertainment
Ghetto Youth-ology April, 2009 Greensleeves
Crucial Times 19 January 2010 Greensleeves

コンピレーション

タイトル 発売日 レーベル
Reggae Max: Sizzla 2000 Jetstar
Reggae Chartbusters, Vol. 2 2000
Best of Sizzla: The Story Unfolds 2002 VP Records
Judgement Yard 14 April 2004
Reggae Max: Sizzla Part II 7 February 2006 Jetstar
The Journey: The Very Best of Sizzla 24 June 2008 Greensleeves
Yaniko Roots Riddim 2008
Jah Youth Elevation Riddim 2008
Sizzla - Ghetto Youth-ology 2009

ライブアルバム

タイトル 発売日 レーベル
Da Real Thing Live 19 November 2002 Jet Star
Words of Truth 29 August 2000 VP

脚注

  1. ^ Ghetto Youth-ology - tropicalfete.com
  2. ^ Huey, Steve. “Sizzla Biography”. Allmusic. 2010年4月9日閲覧。
  3. ^ a b c Kalli, Joanna. “Sizzla Biography”. Shashamane. 2010年4月9日閲覧。
  4. ^ Coalition seeks ejection of reggae stars over anti-gay lyrics
  5. ^ Koolhaus cancels concerts amid queer outrage
  6. ^ Spanien verweigert Sizzla die Einreise - queer.de
  7. ^ Sizzla spielt in München - tagesspiegel.de
  8. ^ About: Sizzla Kalonji's Judgement Yard”. Judgement Yard. 2010年4月9日閲覧。
  9. ^ Judgement Yard”. Judgement Yard. 2010年4月9日閲覧。

外部リンク